外観
ホテルは十和田湖の西側にポツンとあります。入口に大きな看板があるのですぐに分かるかと思います。
高村光太郎の「乙女の像」や「十和田神社」などがある、にぎやかしい場所からはかけ離れていますが、またそれが静かでいいところです。
予約制
夕食は予約制で、チェックインの時に時間を指定します。
温泉もありますので、御都合に合わせて。
メインダイニング
朝食・夕食ともにメインダイニングでの食事になります。
席数は128席とかなり広めで、窓からはホテルの庭と十和田湖を眺めることができ、雰囲気も抜群です。
椅子やテーブルなども重厚感あり、ゆったりとした食事をおこなえます。
ドリンクメニュー
席に案内されると、ウェイターの方よりドリンクメニューを渡されます。
山中湖畔のホテルにもかかわらず、日本酒、ワイン、ソフトドリンク等種類は豊富で、さすがはプリンスという感じです。
料理メニュー
今回は、十和田プリンスホテルで一番スタンダードな「プリンスディナー」になります。
料理はフレンチで、リゾートホテルらしい内容です。
追加料金でデザートやメインに追加もできますし、+2500円で「みちのくディナー」、+5500円で「キュイジーヌディナー」に変更も可能なので、ご予算に余裕のある方は。
ドリンク
料理内容がフレンチということで、ワインをと思いましたが、同行した友人がワインを好まないため、「青森シードル グラス1180円」を注文しました。
中口と表記である通り、辛くもなく、甘くもなく非常に飲みやすく、りんごの風味がとても美味しかったです。
前菜
前菜は「5種のオードブル」です。見た目的にもキレイです。
十和田湖で朝採れた「ひめます」や秋田県産「比内地鶏」、郷土料理の「いぶりがっこ」など、地元食材を使っておりとても美味しかったです。
中でも「ひめます」は、臭みも全く無く、ますの美味しさが非常に伝わりました。
スープ
こちらはスープで「十和田湖ひめますと青森県産ホタテのスープ仕立て」です。
スープ自体はトマトとジャガイモでしょうかポタージュ風で、甘味と酸味が入り混じりながらも、非常に飲みやすくて美味しかったです。
中に入っている、「ひめます」もオードブルの時とは違い、火が通っていますが身も柔らかく、生とは異なる味が楽しめました。
また、青森産のホタテも濃厚でギュッと詰まったような味わいが、とても美味しくスープにも良く合っていました。
パン
パンは米粉の柔らかいパンと、たしかライ麦の固めのパンでした。どちらもしっかりと温められていて、美味しかったです。
メイン
メインは「国産牛肉と青森産煌輝豚の盛り合わせ」です。ボリューム的には見た目以上にありました。
国産牛肉の表面は焼かれ、中はほぼレアですが、お肉が固く少し残念でした。
プリンス系列でローストビーフなどを何度か食べましたが、がっかりすることが多いですね。
煌輝豚も調理から時間が経っているのか、ボソボソで豚が持つジューシーが全くなく、シーチキンのようでした。レギュラーメニューなだけあって作り置きなのかなぁという感じです。
2つの料理ともソースが安っぽいハンバーグソースのようで、お肉もさることながらせっかくのメインがもったいないです。
サラダ
メインと一緒に運ばれてきた「サラダ」です。
野菜も新鮮で美味しく、シーザーのドレッシングも非常に食べやすくて美味しかったです。
デザート
デザートはチーズケーキとソルベです。チーズケーキはチーズの濃厚さはそれほど感じませんが、シットリとした食感で甘さも抑えられており、非常に食べやすかったです。
カシス風味のソルベは普通の業務用かなぁという感じです。
周囲のパイナップルには缶詰感があり、味気ない感じでもったいないです。
夕食評
オードブル、スープは地元の食材を使用して、どれも丁寧に作り込まれていたので、美味しかったです。
郷土色ある食材は十和田湖畔に滞在しているのが実感でき、それがまた旅の演出となりました。
ただ、メインのお肉料理は看板料理だと思われるので、期待していただけあり、非常に残念でした。
食事中はウェイターさんが4名くらいはいたでしょうか。どのウェイターさんも非常に丁寧、親切で料理の説明などもしっかりしてくれるので、心地良く食事をすることができました。
朝食
朝食は自由にメインダイニングに来て食事をします。
7時から食事をすることができますが、ワタシが滞在していた時は年配の利用客が多く、7時は人が多かったので30分ほどズラして利用しました。
メインダイニングも夜の雰囲気とは違い、気持の良い日差しの中での食事となりました。
和食
和食は、納豆や肉じゃがといった和食の定番メニューから、サバの塩焼き、塩辛やせんべい汁など地元食材もあり美味しかったです。
特にせんべい汁は具材も豊富で味もとても美味しかったです。
和食はこんな感じに盛り付けました!
東北で良く見かけた「つるつるわかめ」やワタシの好きな「いぶりがっこ」も美味しかったです。
洋食
洋食もスクランブルエッグやベーコン、ポトフや豆料理など種類はやはり豊富です。
中でも、スクランブルエッグはかなり美味しかったです。濃厚な味わいながら脂っこさもなく、非常にトロミがあって不思議な食感でした。
サラダ
サラダの野菜類は少なめですが、タマネギやトマトなど定番はしっかり抑えられていますし、ヨーグルトや寒天などもありました。
パン
パンも3種類ほどあり、トースターもちゃんと置いてあります。
個人的にはパンも美味しかったのですが、りんご味のフレンチトーストがかなり美味しかったです!
洋食はこんな感じに食べました\(^o^)/
手前にあるのが「りんごの冷静スープ」でした。甘みが強くカスタードっぽい味わいが、ワタシ的には苦手でしたが、デザート風味の面白さとりんごの美味しさはオススメできます。
ドリンク
ドリンクも種類は豊富で、牛乳、コーヒー、紅茶としっかりとありました。
朝食評
朝食は地元の食材が多く使わていたこともあり、とても嬉しかったです。
冷製スープやスクランブルエッグ、フレンチトーストなどフレンチらしい料理も本格的で朝から大満足でした!
和食もちゃんと作られているし、定番メニューが抑えられているのも嬉しいです。
あとがき
今回は旅行途中の滞在ということもあり、十和田プリンスホテルを目指した訳ではないのですが、かなり満足感は高めでした。
料理や食事ということであれば、夕食の肉料理がかなり悔やまれるところではありましたが、地元食材を使用したオードブルやスープは「さすがだなぁ」という感じではありました。
また手抜き感が多いホテルの朝食において、十和田プリンスホテルでの朝食のレベルの高さは充実度、満足度ともにかなりオススメできると思います。
遠い場所ではありますが、十和田湖畔での洗練された空間はとても素敵な場所でした。
「また来ます!!」
サービス
滞在したお部屋の中のサービスで、コーヒーを自ら挽けたので紹介しておきます。
コーヒー豆はパック詰めながらもしっかりと窒素充填されていました。
何度か自分で入れたことはありますが、ホテルの部屋で、豆を挽く、注ぐといったコーヒーの手間が1つのアトラクションのようで面白かったです。これからもサービス続けて欲しいです。
十和田湖西湖畔温泉
ホテル内の温泉はかなりオススメでした!!
温泉自体も気持ちよかったのですが、お風呂に内風呂はなく、露天のみという潔さ。十和田湖畔を眺めながらの露天は最高でした。
ホテル滞在中は、温泉の利用時間が昼前の3時間を除いて、ほぼ入れることができるのが非常に嬉しかったです。温泉好きなワタシは1泊2日ながら、3度も入ってしまいました(゜∀゜)
十和田湖西湖畔温泉として、立ち寄り湯で一般にも解放しており、おとな¥820、こども¥410で利用することができます。近くにお立ち寄りの際はオススメします!
散歩
敷地内の広い庭は散歩に最適です。ダイニングから見える芝生も気持ち良いです。
オススメは桟橋です。歩いて5分もしないところに桟橋があり、十和田湖を体いっぱい感じることができます。天気の良い夜には星空を見ることもできるそうです。
画像は朝散歩で朝日を見に行った時です。曇り空ではありましたが、心地良い風とカワセミなど野鳥を見ることができました。