外観
お店は草津温泉で一番有名な「湯畑」を下り、「湯滝」のそばにある「焼肉吾妻」さんの横の通りを入っていきます。
外観は純和風で出来たばかりのようでキレイです。
来店時は土曜日のお昼時なので、すでに10人ほどの列ができておりました。
入店ルール
混雑時の入店ルールはこんな感じでした。
1)休日には開店前の早い時間から列ができるようです。
※お店の前の道は一般車も地元車もわりと頻繁に通りますので、御協力してあげて下さい。
2)入口前まで辿り着くと、女将さんから入店を許可されます。
3)店内には2組、お店の奥(椅子付き)とカウンターの前で待ちます。
4)メニューを渡されますので、席が空くまでに決めておきましょう。
5)席が空くと、注文を聞かれて席に案内されます。
駐車場
周辺に専用の駐車場などはなく、店前の道路も大変狭いので、公共の駐車場から歩かれることをオススメします。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
店内
店内は和風な外観とは変わって、バーのような感じで非常に落ち着いております。
座席はカウンター4席、4人掛けのテーブルが5組で全25席くらいでしょう、広すぎず狭すぎず丁度よい広さです。
店内には蕎麦を製粉するための石臼が置かれていました。
自家製粉のお蕎麦を楽しめるとあって、期待感が高まります。
店内には石塚英彦さんなどのサインが飾られていました。
テレビなどにもよく出ているようなので、お店の人気が伺えます。
メニュー
メニューのお蕎麦は、大人数で食べられる「三國そば」や、単品のお蕎麦など10種類ほどあります。
そばの他に、一品料理も用意してありました。
どの料理もお酒に合いそうな感じで、ゆっくり楽しめそうな感じです。
旅行で地方の料理屋さんに来ると、ついつい飲みたくなってしまうのがお酒ですが日本酒などもありました。
面白いのは日本酒が1合ではなく90ccという売り方なんでした。
お茶とかりんとう
席に着くと、「ほうじちゃ」と「そばかりんとう」が運ばれて来ました。
そばかりんとうは甘さ控えめで、とても美味しかったです。
鴨陶板焼き
見た目的にはかなりボリュームがある感じです。
鴨と一緒に添えられたネギですが、焼き加減も香ばしさがあるくらいでちょうど良く、甘みが強く美味しかったです。
鴨は6枚と多めでしかも、1枚1枚にかなり厚みがありました。
肉質自体も柔らかくて、噛むと鴨らしい野生味がしてとても美味しかったです。
味加減はお酒との合わせを考えてか、塩胡椒が強めなのでネギと一緒に食べるとちょうど良い感じでした。いっしょに運ばれてきた柚子胡椒との相性も良かったです。
三國そば
メニューで見ただけで注文したのですが、かなり器が大きいです。
ボリューム自体は、2〜3人で食べるとちょうど良いとの表記だそうです。
家族連れなどの大人数は5人くらいでシェアしていたグループもあるので、食べる人数に対してのルールはとくに無いようです。
この蕎麦が面白いのは、つけ汁が別注文ということで、自由に選ぶことができます。
都汁
鴨と葱が入っていて、お店イチオシのつけ汁だそうです。
汁自体は非常にシンプルで、具材や蕎麦の味を楽しむことができました。
天種汁
天種(てんたね)とは、かき揚げが汁に浸かっているもので、蕎麦前の料理として提供しているお店もあります。
具材の海老は尻尾などの下処理が丁寧にされており、プリプリでとても美味しかったです。
汁は辛めで出汁が効いているというよりも、醤油の味が強めで温かい汁です。
衣は浸かっているからという訳ではなく、衣の揚げた感じにベットリ感があったので、もう少しカラッと揚がっていると良かったかなぁという印象です。
蕎麦は細めで、コシが強いというよりも、喉越しが良く食べやすい蕎麦でした。
蕎麦は店内で挽いたものを一日寝かして、翌日に挽きたての粉で蕎麦を打っているそうです。
つけ汁が温かいので、多めにつけて食べると蕎麦にフニャッと感が出てしまいますが、少しだけつけて食べると、蕎麦の喉越しと辛めの汁のマッチングが実に見事で美味しかったです。
器にのった蕎麦の量が多いので、食べるのに時間が掛かってしまい、暖房で蕎麦がくっつき表面が乾燥して、蕎麦の風味が弱ってしまっていたのが残念でした。
あとがき
「三國そば」は汁が別注文とはいえ1000円で2〜3人前なので、2人で食べても1人1000円とコスパはかなり高めだと思いますし、料理として汁が選べるのは蕎麦の食べ方として大変面白いと思いました。
どの料理も美味しく、コスパ良く、丁寧に作り込まれている感が非常にあり、観光地のお蕎麦屋さんとしては十分過ぎるレベルにあると思います。