三番ホルモンの情報
- 店名
- 三番ホルモン
- 住所
- 群馬県前橋市城東町1-28-13
- 営業時間
- 12:00 - 21:00
- 定休日
- 日曜日
- 価格帯
- 2000円〜2999円
- ジャンル
- お肉
店舗所在地
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三番ホルモン

前橋市内の住宅街にあり、最寄り駅は上毛電鉄の城東駅もしくは、中央前橋駅から徒歩10分、約500mほどのになります。
平屋建ての家屋を改築したような造りで、看板や暖簾が無ければ、飲食店だと気付かないほどです。
駐車場

店舗裏側に全部で11台置くことができる専用の駐車場があります。
群馬県は車社会だけあり、お酒を飲まれる方でも、代行運転などを使うため車での来店率は高めでした。
店内

ガラガラと音を立てて横開きで戸を開けると、昭和レトロ感と群馬ローカル感が一気に押し寄せてきます。
お店を切り盛りしているのは2代目の女性店主さんですが、非常に物腰柔らかく親切です。
席は座敷12席、テーブル8席の全20席ほどです。

正確な創業年などはわかりませんが、先代がお店を開業したそうで、年季の入った換気扇が歴史を物語っています。
ガスロースターで焼きますが、かなり強力な換気扇で、それほど煙が充満しているという印象はありません。

店名の由来は「先代が大の野球ファンで、三番には良い選手が多い」ということで、大の野球ファンで先日亡くなられた長嶋茂雄さんの写真が飾られています。
偶然にも、長嶋さんが亡くなられた日が近かったこともあり、現役時代の写真は非常に感慨深いものがありました。

焼肉用のロースターは各テーブルごとに用意された、ホルモン焼き屋御用達のガスロースターです。
清潔に保たれた格子状の鉄板で焼きますが、ホルモンの種類によっては下に落ちてしまうので、焼く際に注意が必要でした。
メニュー

焼物のホルモンは、事前にタレが付いているものと、そうでないものに大別されています。
ホルモンやナンコツなど聞き慣れた部位もありますが、タケノコや大トロなど豚ホルモンではあまり聞かない部位など全11種類です。
価格はどれもワンコインですが、それでも値上げをされ、以前は300円ほどで提供していたそうです。

箸休めと書かれた一品料理メニューの数々とライスです。
塩キャベツやキムチもやしなど、シンプルながらひと工夫が加えられたお店オリジナルのような料理です。
メニューに無いアルコール類(瓶ビール)等は、店舗奥にある冷蔵庫から勝手に持ち出すという「常連さんシステム」が採用されていました。
キムチもやし

キムチと茹でモヤシを和えたシンプルな料理ですが、2人前はありそうなくらいボリューム満点で、食べごたえがありました。
キムチの酸味と甘味が程よく、モヤシのシャキシャキ感とともにビールが欲しくなる一品です。
ガツ刺し

ポン酢とカラシなどでサッパリ食べることが多いのですが、こちらでは辛味噌と和えてあります。
辛味噌に癖があり、はじめは違和感がありましたが、慣れてしまえば、千切りのキュウリとガツの食感とともに、クセになる美味しさです。
ライス

ライスは(小)、(中)、(大)の3種類ありますが、中盛でお願いしましたが、それでもお茶碗2杯分くらいはありました。
お米は長細いジャポニカ米のような品種で、日本米のようにモチモチしていませんが、炊きたてで食べやすさがありました。
ナンコツ

焼肉はすべて200gが盛り付けられ、1人前としては十分なボリュームです。
脂分のような見た目ですが、火を入れるとコリコリとした食感を楽しむことができます。

ホルモンには各種調味料などが用意されていますが、お店オリジナルのタレが絶品でした。
甘すぎず、辛すぎず、絶妙な味加減とコク深さで、どの部位にも合い、ライスとの相性も抜群でした。
ホルモンとハラミ

タレ付きの2種類の部位なので、大きめなお皿で提供してくれました。
写真で見るよりも、実物はかなり食べごたえありました。

ホルモンはモツ煮などでつかわれる部位でお馴染みの部位です。
クチャクチャ系と噛みごたえがあり、本当にタレとの相性が抜群でした。

ハラミは焼肉でも一般的な部位で、ホルモン(内蔵)とは以外に知られていない部位です。
横隔膜の筋肉質な赤身なので、牛ホルモンよりも赤身独特の肉感を味わうことができました。
あとがき
扉を開けた途端、頭に手拭いを巻いた職人さんが大声で飲む姿が飛び込み、昭和レトロを彷彿とさせる店内とともに、一歩立ち退いてしまいました。
長年食べ歩きをしていますが、ローカル色強く、アウェイ感たっぷりで、なかなか緊張感のある雰囲気と思いきや、中へ入れば、愛想良く物腰柔らかい女性店主が迎えてくれます。
お店の雰囲気からも、お客さんや地元に愛され続けていることが良く分かりますし、少しでも安く、美味しいものを提供したいという店主の心意気が伝わってきました。