ブログには常に1000軒前後のレビュー記事がアップされ、埼玉や東京などの関東地方を中心に年数回の旅行などで全国各地を年間200軒ほど食べ歩いています。
関東在住ですが旅行好きということもあって、地方の飲食店さんにも足を運ぶのが一番の楽しみです。
飲食店さんの魅力を少しでも多く発信・共有できればと思いますので、気が向いた時にでも訪問お待ちしております。
1957年創業の「讃岐うどん がもう」。田園地帯に佇む一軒家のような店で、店内12席のほかテラス席も用意。 長年愛される老舗ならではの、飾らない讃岐うどんを味わえます。

坂出市と高松市の中間くらいで国道11号(坂出丸亀バイパス)から少し入った、のどかな田園風景が広がる場所にあります。
最寄り駅はJR予讃線の鴨川駅から徒歩15分くらいで、お店が開店する30分前くらいから行列を作り始めます。
敷地内にある専用駐車場には全部で54台置け、キャンピングカーなどの大型車でも駐車場可能。

うどんは提供される量のみで、(小)1玉、(大)2玉、(特大)3玉の違い。
トッピングは玉子(温泉、生)、おあげ、天ぷらなどで、お会計時に追加することができる。
お土産専用のうどんは、駐車場の端に設置された専用の建物で買うことができるが、開店は店舗よりもやや遅め。
独特の注文方法、入店方法なので、こちらにまとめたものを書いておきます。

1)お店の開店時間は8:30。麺がすぐに売り切れるので、早めの来店がオススメ。
※煙突から蒸気が上がり始めると開店時刻が近いそうで、天候などにより開店時間が前後する。
2)並び方は店舗向かって左側へ列を作ります。(受付票などは特に設置されていない)

3)入店するとすぐに、食べるうどんの玉数を聞かれます。スムーズな注文のためにも入口のメニューで確認しておきます。

4)丼でうどんが渡されると会計となります。この時に有料のトッピング(天ぷらやおあげ等)をうどんにのせます。
財布を出していると、けっこう忙しくなるので、千円札をポケットに入れておくとスムーズ。

5)会計を終えたら、丼を持って汁へ向かいます。醤油やかけ汁など、お好みの方法でうどんを完成させます。

6)うどんが完成したら席を探します。
店内にも12席ほどテーブル席があり、運が良ければ座って食事をすることもできる。
常連の方は外で立ったまま食べたり、テラス席へ持って行かれます。
7)食べ終えたら、流しまで丼や箸などを持っていき、軽く洗います。
基本セルフなので、お店協力してあげてください。

前回訪問時に、うどん(小)1玉でもう少し食べたかったので、今回は(大)を注文。
トッピングは奇しくも前回と同じ、かき揚げとおあげ。
何種類かの食べ方があるが、オススメしたいのは「かけ」。いりこなど魚介系の出汁が入った黄金色は、見た目だけでなく味も一級品。

薄くサイズ感のあるおあげが半分の三角形に折り畳まれた状態で提供される。
甘めに味付けられているものの、決してかけ汁を壊すこともなく、むしろうどんに乗せただけなのに、見事に融合してくれる。
大豆の旨さを感じられ、噛みしめるたびに、汁と合わさった旨味が滲み出てくる。

具材は人参、茄子、玉葱など驚くほど多く、さまざまな味が詰め込まれている。
揚げ置きだが決して味が落ちること無く、かけ汁を染み込ませると、出汁のように旨味が出てくるのだから不思議だ。

「讃岐のうどんは固い」と勝手なイメージがあるが、こちらのうどんは決してそんなことは無い。
噛みしめるとキレイに縦に切れるような柔軟さ。歯を入れた後の反発力と弾力。どれをとっても一級品と言えるうどんである。
香川でも1、2を争う人気店。駐車場には関西系のナンバーだけでなく、九州や東海などからも多くの人がその味を求めて足を運ぶ。
一杯500円ほどで十分過ぎる満足度を得られるのはもちろんだが、うどんを構成する要素である汁、うどん、揚げ(きつね)のどれをとっても群を抜く美味さ。
以前は高齢の方が多く働いていた印象だが、人がずいぶん減ってしまった様子が気になった。次にお邪魔できるのがいつかは分からないが、この味が消えないことを期待する。