ういろう本店の情報
- 店名
- ういろう本店
- 住所
- 神奈川県小田原市本町1-13-17
- 営業時間
- 10:00~1730(4月~10月) 10:00~17:00(11月~3月)
- 定休日
- 水曜日
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- 和菓子
店舗所在地
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ういろう本店

小田原市内を通る国道1号(東海道)沿いの小田原城近くにあり、八棟造りで小田原城にも負けないような外観が特徴的です。
最寄り駅は小田急電鉄もしくは、JR東海道線の小田原駅から約1kmほどです。
駐車場

店舗横に全15台置くことができる駐車場があります。
国道1号は片側2車線なので、反対車線から入庫する場合には注意が必要です。
喫茶室

持ち帰りのういろうなどの販売とともに、店舗には喫茶室が併設されています。
店舗には、関東大震災にも耐えた明治18年築の家蔵を利用した 外郎資料館も併設され入館無料で見学することができます。
喫茶室はテーブル席のみ全20席となっています。
お品書き

上生菓子をはじめ、季節限定の甘味や抹茶などのドリンクがあります。
甘味も季節限定で、来るたびに季節ごとの味に出会えます。

上生菓子は月替りで、5種類の中から選ぶことができます。
菓子を通して、その時々の季節を感じつつ、旬の材料や味に出会える楽しみがあります。
御抹茶

抹茶は温かいものと、冷たいものを選ぶことができ、温かいものをチョイスしました。
若草のような青みが強い風味で、しっかりと抹茶特有の苦味も感じることができ美味しい。
琥珀のしずく

「琥珀のしずく」と綺麗な名が付けられた甘味は、わらび餅のことでした。
きな粉と黒蜜が付いてくるので、わらび餅と混ぜて食べます。

きな粉は浅煎りのような焙煎が施され、大豆の風味がダイレクトに伝わってきます。
黒蜜も黒糖の甘みはありつつ、煮詰められることによりコクのような深い味になっています。

琥珀に色付いたわらび餅は作り立てで、少し熱気を感じるくらいのものが、氷で冷やされています。
柔らかな舌触りと、冷やされ凝固したような半生のような食感で、味は全くの無味です。

黒蜜もきな粉もどちらも食べ慣れた味ですが、わらび餅が足されると、熟した果実のような独特の甘みに変化します。
単純な作りですが、3つが合わさるだけで、ここまで味の変化が起きることが不思議な体験でした。
ういろう

歴史あるういろうのお店に来たのだから、お土産にういろうを買うことにしました。
白(白砂糖)、茶(抹茶)・小豆・黒(黒砂糖)の4種類が通年で、栗は季節限定。杏仁ういろうは本店での土・日のみの限定商品です。

購入したのは「小豆」のういろうです。
商品は紙箱に入っているので、都こんぶを2回りくらい大きくしたような感じです。

小豆ということもあり、見た目は羊羹のような感じです。
米粉を原料にしているため、ゼリーのようなトゥルントゥルンの滑らかな舌触りで、噛みしめると小豆の上品な味を感じることができます。
決して甘すぎず、飽きることないシンプルな味なので、一歩間違うと1本を食べきってしまいそうになります。
あとがき
「ういろう」という菓子の名を聞くと、なぜか「愛知」という地名を思い浮かべるのですが、実際の発祥は「京都」で、愛知を連想するのは、愛知のういろうが新幹線の車内販売をされ、知名度が広まったことにあるそうです。
小田原は発祥の地ではありませんが、外郎家が25代、創業から650年という歴史を刻み、歌舞伎十八番「外郎売」にも関係するほど、昔から有名なお店だったのです。
味もさることながら、小田原を訪れた際には、「ういろう」に立ち寄り、長い歴史と伝統が息づく空間で、その伝統に触れることをオススメします。