琥珀のしずく|ういろう本店
3.85

創業1368年で25代に渡り上生菓子やういろう土産の小田原にある和菓子屋「ういろう本店」

  • 和菓子・甘味TOKYO2023
小田原城近くの小田原市内にあり創業1368年でお城のような「八棟造り」の建築が観光名所にもなり25代に渡り上生菓子や外郎(ういろう)を伝え続ける和菓子屋「ういろう本店」さんに食べ歩きでお邪魔して実食したレビューを掲載しています。
公開: 2025/06/03 最終更新: 2025/06/03

ういろう本店の情報

店名
ういろう本店
住所
神奈川県小田原市本町1-13-17
営業時間
10:00~1730(4月~10月) 10:00~17:00(11月~3月)
定休日
水曜日
価格帯
1000円〜1999円
ジャンル
和菓子
※店名はgooglemapで正確に表示するため正式名称に地名が追加されている場合があります。※掲載している情報は記事投稿時に食べログを参考にしたものになります。snsなどの各種リンクを掲載しておきますので、必ず御自身での御確認をお願い致します。

店舗所在地

※店名などによりgooglemapが正確に表示できない場合がございます。こちらから 別画面で正確な位置が確認できるかと思います。

公式サイト

ういろう
株式会社ういろうは、お薬と和菓子を製造販売している小田原最古の老舗です。お客様のご来店を心よりお待ちしております。
※リンク先の設定によりタイトルなどが表示されない場合がございます。

関連サイト

【小田原駅すぐ】お土産はういろのの老舗で|ういろう駅前調剤薬局
小田原で25代にわたって伝統を守り続けている「ういろう」発祥の老舗、ういろう駅前調剤薬局です。小田原駅前にお店を構えておりますので、小田原観光土産のご購入に便利です。和菓子販売だけでなくカフェも併設しているので、観光の休憩所としてもご利用いただけます。
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ういろう本店のサマリー

小田原の老舗「ういろう」は、1368年(南北朝時代)に創業された神奈川県最古の商家であり、製薬と製菓の両方を手がける全国的にも珍しい存在です。

その歴史は650年以上にわたり、外郎(ういろう)家が25代にわたって伝統を守り続けています。

歌舞伎の演目「外郎売」や、地域の伝統文化にも深く関わっており、小田原の歴史とともに歩んできた名店です。

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ういろう本店

店舗外観|ういろう本店

小田原市内を通る国道1号(東海道)沿いの小田原城近くにあり、八棟造りで小田原城にも負けないような外観が特徴的です。

最寄り駅は小田急電鉄もしくは、JR東海道線の小田原駅から約1kmほどです。

駐車場

店舗駐車場|ういろう本店

店舗横に全15台置くことができる駐車場があります。

国道1号は片側2車線なので、反対車線から入庫する場合には注意が必要です。

喫茶室

喫茶店舗テーブル席|ういろう本店

持ち帰りのういろうなどの販売とともに、店舗には喫茶室が併設されています。

店舗には、関東大震災にも耐えた明治18年築の家蔵を利用した 外郎資料館も併設され入館無料で見学することができます。

喫茶室はテーブル席のみ全20席となっています。

お品書き

メニュー|ういろう本店

上生菓子をはじめ、季節限定の甘味や抹茶などのドリンクがあります。

甘味も季節限定で、来るたびに季節ごとの味に出会えます。

上生菓子|ういろう本店

上生菓子は月替りで、5種類の中から選ぶことができます。

菓子を通して、その時々の季節を感じつつ、旬の材料や味に出会える楽しみがあります。

御抹茶

抹茶|ういろう本店

抹茶は温かいものと、冷たいものを選ぶことができ、温かいものをチョイスしました。

若草のような青みが強い風味で、しっかりと抹茶特有の苦味も感じることができ美味しい。

琥珀のしずく

琥珀のしずく|ういろう本店

「琥珀のしずく」と綺麗な名が付けられた甘味は、わらび餅のことでした。

きな粉と黒蜜が付いてくるので、わらび餅と混ぜて食べます。

きなこと黒蜜|ういろう本店

きな粉は浅煎りのような焙煎が施され、大豆の風味がダイレクトに伝わってきます。

黒蜜も黒糖の甘みはありつつ、煮詰められることによりコクのような深い味になっています。

琥珀のしずく|ういろう本店

琥珀に色付いたわらび餅は作り立てで、少し熱気を感じるくらいのものが、氷で冷やされています。

柔らかな舌触りと、冷やされ凝固したような半生のような食感で、味は全くの無味です。

わらび餅きなこと黒蜜|ういろう本店

黒蜜もきな粉もどちらも食べ慣れた味ですが、わらび餅が足されると、熟した果実のような独特の甘みに変化します。

単純な作りですが、3つが合わさるだけで、ここまで味の変化が起きることが不思議な体験でした。

ういろう

お菓子のういろう|ういろう本店

歴史あるういろうのお店に来たのだから、お土産にういろうを買うことにしました。

白(白砂糖)、茶(抹茶)・小豆・黒(黒砂糖)の4種類が通年で、栗は季節限定。杏仁ういろうは本店での土・日のみの限定商品です。

ういろう(小豆)|ういろう本店

購入したのは「小豆」のういろうです。

商品は紙箱に入っているので、都こんぶを2回りくらい大きくしたような感じです。

ういろう(小豆)|ういろう本店

小豆ということもあり、見た目は羊羹のような感じです。

米粉を原料にしているため、ゼリーのようなトゥルントゥルンの滑らかな舌触りで、噛みしめると小豆の上品な味を感じることができます。

決して甘すぎず、飽きることないシンプルな味なので、一歩間違うと1本を食べきってしまいそうになります。

あとがき

「ういろう」という菓子の名を聞くと、なぜか「愛知」という地名を思い浮かべるのですが、実際の発祥は「京都」で、愛知を連想するのは、愛知のういろうが新幹線の車内販売をされ、知名度が広まったことにあるそうです。

小田原は発祥の地ではありませんが、外郎家が25代、創業から650年という歴史を刻み、歌舞伎十八番「外郎売」にも関係するほど、昔から有名なお店だったのです。

味もさることながら、小田原を訪れた際には、「ういろう」に立ち寄り、長い歴史と伝統が息づく空間で、その伝統に触れることをオススメします。

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