外観
お店は小田原駅より徒歩5分ほどの商店街通りにあります。駅からも近く利便性は良いようです。
駐車場
今回は車での来店だったので、近くのおだわら市民交流センター UMECOという建物にある市営駐車場に停めました。
お店までは徒歩1分ほどで着きますし、駐車代も安く500円ほどで済みました。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
店内
店内に入ると目の前に焼き場がありました。1階はカウンターメインのようです。
平日の18時にお邪魔しましたので、お客さんの入りは3〜4割程度ですが、食事を終える頃にはそこそこ入っていました。
友人と2人での来店だったので2階に案内されました。
2階は落ち着いた雰囲気で、広めの席間隔も良かったです。
座席は1階のカウンター席が18席、2階のテーブル席が16名分、お座敷16名、いろり席13名で全63席とけっこう広めです。
メニュー
メニューは焼き物と釜飯がメインになります。価格的には少し高めの居酒屋さんくらいです。
その他に、つまみ料理も種類がけっこうありメニューは豊富です。
お酒の種類も豊富で、日本酒や洋酒とそれなりに揃っていました。
車での来店なので飲めないのが残念です。
手代町五本
こちらは友人が注文した「手代町五本 1013円」です。塩、タレを選べますが塩での注文です。
手代町とは昔、小田原で使われていた地名のことだそうです。
運ばれてくると、何とも言えない香ばしさが伝わってきて、すぐに炭焼きだというのが分かりました。
ネタはもも、砂肝、ねぎま、れば、はさみの5本になります。はさみは青唐と鶏肉を交互に差したものです。
ネタも大きめで、焼きも良く鶏肉もとても美味しいです。
月見自家製つくね
追加で注文した「月見自家製つくね(2本) 526円」です。
少し価格のわりにつくねが小さいなぁというのが第一印象ですが、まん丸でキレイな黄身をタレと混ぜ、つくねと合わせるととても美味しいです。
タレが甘辛さもそれほどなく、サラッとした味わいなので、とても美味しいのでオススメします。
ぼんじり
さらに追加の「ぼんちり 195円」です。
こちらはわりと大きめで、噛んだ瞬間のぼんちり特有の脂感はかなり上質で美味しかったです。
鯛あさり三色釜飯
夕飯がてらの入店なので注文した「鯛あさり三色釜飯 1680円」です。鶏のスープが付いてきます。
通常のメニューではなく「季節のメニュー」でした。
鳥ぎんさんでは、生米から炊き上げるため、注文から30分ほどかかるそうなので、食べる際は早めが良いかも知れません。
鶏のスープはほどよく透き通っており、香りを嗅ぐだけでも美味しさが伝わって来ます。
味は濃厚でもないのですが、決して薄いということもなく、味加減も絶妙で美味しかったです。
釜飯の蓋を開ける時はかなりテンション上がります。しかもそのテンションを裏切らない具材の豊富さにビックリです。
具材は黒鯛、イクラ、煮付けたあさりです。
イクラですが、粒がプチプチと良い感じの歯ごたえで美味しいです。
盛り付ける時に気を使ってしまうくらい、キレイなイクラでした。
あさりは軽く煮付けてあるようで、焼鳥のタレ同様に、甘さが釜飯のいいアクセントになっています。
あさり自体それほど大きくはありませんが、味はとても美味しいです。
黒鯛は大きな切身が2個入っていました。お米と一緒に炊かれたようで、金目鯛ほどではありませんが、風味良く身の解れも良かったので美味しかったです。
鯛の上にのった桜の漬物も美味しく、季節感があるのは食べるのに楽しみを加えてくれます。
撮影用に盛り付けてみました!
味は鯛、あさり、イクラの風味、ご飯の炊き加減、それぞれが強く主張しなくとも、シッカリと味わえる出汁と、バランスが良くとても優しくて美味しかったです。
少し分かりにくいのですが、釜飯の楽しみでもあるオコゲもしっかりありました!
量も大人の男性が満足できるくらいはあるので、価格はそれなりですが満足度は高めで美味しかったです。
あとがき
今回は熱海、湯河原、小田原と伊豆の入口を散策して、夕飯の利用としてお邪魔させて頂きました。
料理自体は、調理、味とセンスも方向性もかなり良く、価格に見合っただけの料理が期待できます。味も丁寧で釜飯の味、焼き肉のタレがとても美味しかったです。
残念なのは、せっかく炭で焼いている焼鳥ですが、種類が少なく思えたことです。これだけの味と肉の品質があるのなら、もう少し種類があると頼みがいもあるのですが。
それと小田原の特色が出ていると良いのでは? 土地柄、練り物や海鮮も豊富でしょうから、干物を炭で焼くだけでも「小田原感」がグッと出てくると思います。
釜飯の種類も多く魅力的でしたので、今度は違う種類を食べてみたいと思います。