昔ながらの町中華と絶品チャーハンが味わえる寄居にある中華料理店「昇龍飯店」

    2026/05/30 2026/05/30
    ホロホロの食感と絶妙な味付けのチャーハン|昇龍飯店

    食べ歩きレビュー

    一軒家の1階部分が料理店になっている|昇龍飯店
    一軒家の1階部分が料理店になっている

    秩父方面へ続く国道140号と国道254号が交差する桜沢交差点から藤岡方面へ進むと、スーパーやホームセンターが並ぶロードサイドに「昇龍飯店」が姿を現す。

    店舗は一軒家の1階を利用した昔ながらの町中華。どこか懐かしさを感じる昭和レトロな外観が印象的で、長年地域に親しまれてきた雰囲気を漂わせています。

    敷地内には8台分の駐車場を完備しており、車でのアクセスも良好。地元客を中心に、食事時には多くの人で賑わう人気店です。

    店内

    ノスタルジックな店内ながら活気に溢れる|昇龍飯店
    ノスタルジックな店内ながら活気に溢れる

    店内は昭和の面影が残る昔ながらの町中華そのもの。厨房から聞こえる鍋を振る音が心地よく、食欲をそそります。

    家族で切り盛りしている温かな雰囲気も魅力で、厨房では先代と二代目、ホールでは女将さんたちが活躍。

    テーブル席と座敷席を備えた約30席の店内は、食事時になると多くの常連客で賑わいます。

    メニュー

    中華料理屋だけあり料理の数はかなり|昇龍飯店
    中華料理屋だけあり料理の数はかなり

    メニュー数は非常に豊富で、中華料理を中心に幅広い料理が揃っています。

    ラーメンやチャーハン、餃子といった定番メニューはもちろん、カレーや親子丼など食堂らしい一品も用意。

    さらに、おつまみメニューやアルコール類も充実しており、食事から一杯まで気軽に楽しめる地域密着型の一軒です。

    ギョウザ

    焼色がキレイに付いた餃子|昇龍飯店
    焼色がキレイに付いた餃子

    こんがりとした焼き色が美しく付けられており、運ばれてきた瞬間から食欲をそそります。

    1人前は6個入りで、餃子はやや小ぶりなサイズ感。ひと口でも食べやすく、軽快に箸が進むため、ラーメンやチャーハンのお供にもぴったりです。

    ニンニク強めのモチモチギョウザ|昇龍飯店
    ニンニク強めのモチモチギョウザ

    餃子の皮はやや厚めに仕上げられており、しっかりとした歯ごたえとモチモチとした食感が楽しめます。

    餡は野菜を主体としたあっさりタイプながら、ニンニクの風味がしっかりと効いており後を引く味わい。

    酢と胡椒を調味料として合わせれば、素材の旨みと香りがより一層引き立ちます。

    揚げギョウザ

    こんがりと揚げられた表面の揚げギョウザ|昇龍飯店
    カリカリと揚げられた表面の揚げギョウザ

    二度目の来店時にメニューで見つけた「揚げギョウザ」も気になり思わず注文。

    こんがりと揚げられた表面は美しいきつね色に仕上がっており、見た目のインパクトは抜群。

    揚げて食べごたえが出た揚げギョウザ|昇龍飯店
    揚げて食べごたえが出た揚げギョウザ

    皮や餡は焼きギョウザと同じですが、揚げることでカリッとした食感とボリューム感が加わる。

    ニンニクの風味は揚げることでまろやかになり、焼きギョウザとはひと味違った美味しさが楽しめる。

    ワンタンメン

    ノスラー的な要素が詰まった一杯|昇龍飯店
    ノスラー的な要素が詰まった一杯

    ラーメンにはナルトや海苔、チャーシューなど、昔ながらの“ノスラー(ノスタルジックラーメン)”らしい具材が揃い、どこか懐かしさを感じさせます。

    大きめの器で提供されるため見た目以上のボリュームがありますが、食べ進めると重さはなく、最後まで美味しく楽しめる量にまとまっています。

    餡が無いのが特徴的なワンタン|昇龍飯店
    餡が無いのが特徴的なワンタン

    ワンタンは餡の入っていない皮のみのタイプで、4〜5枚ほど入っています。

    ワンタンの皮は餃子と同じものがつかわれているようで、スープを吸うことでモチっと感が出ている。

    干されたような感じのチャーシュー|昇龍飯店
    干されたような感じのチャーシュー

    チャーシューには薄切りのものが使われており、肉の旨みがしっかりと凝縮されたような味わいです。

    食感はややしっかりめで噛み応えがありますが、それがかえって昔ながらの中華そばらしい雰囲気を演出。どこか懐かしさを感じる、ノスタルジックなチャーシューです。

    昔ながらの印象が強いラーメンの麺|昇龍飯店
    昔ながらの印象が強いラーメンの麺

    麺には中細の縮れ麺がつかわれ、ラーメン専門店の自家製麺とは違った、昔ながらの町中華らしい親しみやすいタイプ。

    スープとの馴染みが良く、どこか懐かしさを感じる味わいに仕上がっています。適度な縮れがスープをしっかりと持ち上げ、一体感のある一杯を楽しめます。

    鶏ガラを思わせるようなラーメンスープ|昇龍飯店
    鶏ガラを思わせるようなラーメンスープ

    スープは鶏ガラを思わせる動物系の旨みをベースにしており、まろやかで奥行きのある味わいが特徴です。

    醤油ダレにもひと工夫が感じられ、一般的なラーメンスープよりもコク深く、動物系の旨みとの調和によってバランスの良い一杯に仕上がっています。

    チャーハン

    皿に丸く盛られたチャーハンにはスープが付く|昇龍飯店
    皿に丸く盛られたチャーハンにはスープが付く

    店名が入った八角形の皿に盛り付けられたチャーハンは、玉子の鮮やかな色合いが食欲をそそる一品です。

    町中華としては特別ボリュームが多いわけではありませんが、程よい量感で満足度の高い仕上がりとなっています。

    ホロホロの食感と絶妙な味付けのチャーハン|昇龍飯店
    ホロホロの食感と絶妙な味付けのチャーハン

    具材はチャーシューや玉ねぎなどを中心としたシンプルな構成で、奇をてらわないオーソドックスな仕上がり。

    絶妙な火加減で丁寧に炒められており、米と玉子、具材が一体となった心地よい食感が楽しめます。パラリとした仕上がりの中にも程よいしっとり感があり、バランスの良さが光る一皿です。

    あとがき

    お店が構えている国道254号を良く通るため、ずっと気になっていた。なかなか食事時に近くに来なかったのだが、ふとした時に立ち寄れた。

    店構えや家族経営など、訪れただけでもホッコリとさせられる雰囲気は、町中華やノスタルジック好きとしては好きなお店。

    味は2代目らしき若い子が厨房で鍋を振るっているのだが、どの料理も火の入り具合が良く作りも丁寧。ラーメンスープ1つとっても気づかないようなレベルで工夫が加えられるなど、今後、大化けする可能性を持っていると感じる。

    とくにチャーハンはトップレベルに近い仕上がりなので、ぜひとも食べて欲しい一品。

    安定的な味とともに町中華らしいコスパの良さもあり、気軽に立ち寄れる町中華である。