外観
お店は浜松駅から10分ほど歩き、鍛冶町の中に入ったところにあります。
入り口は少し分かりづらい雑居ビルの3階にあります。
入り口
ビルの3階建ての3階を上がっていくと、和風な入り口があります。
店内
店内はカウンター8席ほどで、奥に和室畳の個室があるようです(食べログの掲載は全30席) 。
今回は予約をしていたので、名前を告げるとカウンターに案内されました。
入店時には他のお客さんもいなかったのですが、19時を過ぎたくらいからお客さんが続々と来店され予約以外は全てお断り状態でした。
メニュー
メニューは刺し身、天婦羅など種類は豊富で迷ってしまうほどかなりの数があります。
とくに、鰻や河豚、すっぽんなど地元駿河湾の魚介類を中心です。中でも鰻のメニューだけでも10種類以上あります。
価格帯は平均的に高めで1000円前後で中には3000円を超えるものもちらほら。一般的な居酒屋メニューはほとんどありません。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューですが、日本酒、焼酎、梅酒など種類は豊富で、焼酎なんかは日本全国のモノが取り寄せられています。
こちらも食べ物同様に迷うほどw ドリンク類は全体的に高めの設定です。
とりあえず「エビス生ビール 800円」を注文しました。
まずはお目当ての「鰻の刺し身 1980円」は予約していたので待つことに。
お通し
お通しですがお重に入った、お芋、白身、トマト、浅蜊、こんにゃくです。
どれも一口大で食べやすく、味付けはそれほど濃くなく美味しいです。ただ、残念なのが、お重の端に水滴があり、冷蔵庫から出した感満載なのが残念です。
料理
鰻の刺し身の登場です! 初体験ということもありどのようなものかと探りながらの実食ですが、食べ方はほぼ河豚と同じで、薬味にネギやもみじおろしと一緒にポン酢につけて食べます。
味はどうかというと美味しいです。河豚ほど食感としてコリコリ感はありませんが、鰻の味がかなりありますし、蒲焼きと違いサッパリしています。ポン酢と合わせるとサッパリ感と鰻の深みのある味で美味しいです。
さらに注文をすすめ「桜海老の刺し身 980円」を注文。こちらは駿河湾の名産ということもありますが、やはり美味しいです。
桜海老の色が赤いので、軽く湯引きしているのかと思いますが、大根おろしと醤油で食べるのですが、味は甘く濃厚です。
さらに「金目鯛の刺し身 1890円」を注文。
運ばれてきた金目鯛は色も鮮やかでいい感じです。味はサッパリとしてはいますが、金目鯛特有の甘みと、シッカリとした食感が楽しめます。
お次は「鰻の柳川鍋 1980円」です。
見た面は一般的な柳川で、具材も牛蒡や鰻を玉子でとじてあります。鰻は量も半身ほど入っていて、ひとつひとつも大きくて食べ応えがあり、出汁醤油が程良くしみて美味しいです。
ただ、1つの料理として見た場合、牛蒡などの食材が固く煮込みに時間を掛けておらず、調理にやっつけ感があったのが残念です。
こちらは「ハゼの天婦羅 1280円」です。
ハゼは磯のような独特の味わいで美味しいです。天婦羅の衣もそれほど多くなく、揚げたてをサックリと食べられます。
さらにさらに、「穴子の天婦羅 1280円」です。
ハゼ同様にやはり天婦羅は美味しいですね。揚げの技術がしっかりしていますので、外はカリッと中は穴子独特のフワッとした食感を楽しめます。
全体的に天婦羅が美味しいという印象があったので、「桜海老のかき揚げ 680円」も注文しました。
こちらも天婦羅が重くなく、サッパリと桜海老独特の味が味わえます。
ここまで、いろいろ注文してお酒もほどよく進んだので、〆に何か空腹を満たせないかと「生うにパスタ 2980円」を注文しました。
締め
生うにパスタですが、見るからに濃厚な生うにのソースがかかっています。
味もウニを大量に使っているようなのでかなりガツンときます。
料理にはご飯が付いてきますwww ただ、パスタもご飯もボリュームがかなり少ない・・・・。小腹すら満たせない。せめてご飯かパスタの量がもう少し多ければ。
あとがき
お店のレビューとしては、食材は良い物を使っていると言えますが、値段や場所柄から推測すると、飲み屋のお姉ちゃんを連れてくるような小洒落たお店かなぁという印象です。実際、カウンターにいたワタシたち以外のお客さんは、そんな感じの人達でしたw
そして、もう一つ気になったのが、食材で値段は致し方無いとしても、これだけのお金をとっているのに、おもてなし的な感じが一切ないことです。たしかにお店も混んでいるとはいえ、スタッフも十分な数がいたはずなのに、お皿を下げることすらワタシがやったくらいで、気持ちの良い空間や時間を過ごせるという意味では疑問があります。
ただ、鰻を中心に駿河湾の魚介を食べたいと思うならおすすめできるお店かと。うーん来店の際は予約とそれなりのお値段は覚悟して下さい。機会があれば、
「また来ます」