高崎で食べるべきラーメン
群馬、特に高崎エリアのラーメンには、多様なジャンルが共存し、地域に根付いた個性的な店が多いのが特徴です。
高崎や前橋を中心に、昔ながらのあっさり系ラーメンから、濃厚な豚骨・魚介系、二郎系まで幅広く展開され、「上州麦豚」や地元産の醤油・味噌を使用したご当地志向の強いラーメンも見られます。
東京で修行を積んだ店主が、出身地に戻りお店を開業するなど、群馬オリジナルだけではなく、さまざまな要素が入り、全国でもトップレベルのラーメンエリアとなっています。
高崎エリアで人気のお店や隠れた名店など、2025年に食べるべき最新のラーメン店を厳選し、ご紹介いたします。
中華蕎麦 鳴神食堂
2020年11月16日に群馬県高崎市中泉町にオープンし、店主の中島淳二氏は東京の名店「柴崎亭」で修業後、独立して開業しました。
オープン以来、その美味しさから瞬く間に人気店となり、以前は整理券制を導入するほどの行列をつくり、現在も群馬を代表するラーメン店として多くの人々に愛されています。
和出汁を生かした淡麗系の醤油ラーメンで、魚介と牡蠣の旨味が効いた奥深い味わいのスープに、全粒粉入りの自家製麺が絶妙にマッチします。
トッピングには鴨ロースと鶏胸肉のチャーシュー、レンコンなどが使われ、素材の質の高さと店主のセンスが光ります。
自家製麺 くろ松
2016年に高崎市で創業し、食べログの「ラーメン百名店 2024」に選出されるなど、高い評価を得ています。
店内はモダンでシックな雰囲気で、コンクリート打ちっぱなしの内装がおしゃれな印象を与えています。
透明感のある白醤油ベースのスープと自家製麺で、スープは鶏と魚介の旨味が調和した上品な味わいで、麺は全粒粉入りの中細ストレート麺で滑らかな舌触りです。
厳選された素材を使い、丹念に仕込んだスープと自家製麺のバランスの良さが評価されています。
1日100食限定で、売り切れ次第終了となるため、早めの来店がおすすめです。
支那そば なかじま
2008年12月に高崎市飯塚町で創業し、店主は東京の名店「かづ屋」で7年間修行した後に独立しています。
平日でも約100人、週末は140~150人が利用する人気店で、行列ができることも多く、週末は特に混雑します。
全粒粉を配合した自家製麺と、動物系と魚介系のだしが効いた上品な醤油スープです。
人気メニューには「わんたん焼豚そば」があり、ジューシーなチャーシューと大振りのワンタンが特徴です。
なかじまの店主は、くろ松の店主と友人で、東京の有名ラーメン店「かづ屋」で同時期に働いていました。
鶏白湯泡ramen たまき
2020年6月にJR高崎駅西口から徒歩6分の商店街にオープンした、群馬県初の本格的な泡系ラーメン専門店です。
店内はおしゃれで落ち着いた雰囲気が特徴で、超オープンキッチンの作りになっています。ライブ感あふれる店内で、調理の様子を見ることができます。
鶏白湯泡ramen醤油とトマトの2種類で、スープは提供直前にハンドブレンダーで泡立て、クリーミーな口当たりと軽さを実現しています。
上州地鶏をメインに作った濃厚鶏白湯と和だしを組み合わせ、白醤油タレ・二段熟成醤油・再仕込み生醤油で味を整えています。
サイドメニューには炙り肉親子丼があり、ドライエイジングした鶏もも肉と「龍のたまご」を使い逸品と評判です。
- 鶏白湯泡ramen たまき
- ラーメン、油そば・まぜそば、丼
- 群馬県高崎市砂賀町24-1
- 火~土曜11:00~15:00/18:30~22:00 日曜 11:00~16:00 L.O.30分前
- 毎週月曜・第3日曜
- 1000円〜1999円
だるま大使
1993年に高崎市で創業し、当時の群馬県には豚骨ラーメン店がほとんどなく、店主は独学でラーメン作りを始めました。
創業以来、群馬における豚骨ラーメン人気を牽引してきた名店です。
トンコツ100%の秘伝のスープで、濃厚な味わいが一度食べるとクセになると評判で、細い麺とのバランスも絶妙です。
トッピングはゆで卵、メンマ、チャーシュー、万能ネギが定番で、スープには頭骨限定のこだわりがあります。
- だるま大使
- ラーメン
- 群馬県高崎市剣崎町1186-12
- 水・木・金11:30 – 14:00L.O. 料理13:4518:00 – 21:00L.O. 料理20:45土・日・祝日11:30 – 14:30L.O. 料理14:3017:30 – 21:00L.O. 料理20:45
- 月・火
- 〜999円
博多一路
博多一路は2019年にオープンした濃厚豚骨ラーメン店です。
店主の境野智基さんは、高崎の有名豚骨ラーメン店「だるま大使」で23年間勤務した経験を持ちます。
厨房では巨大な寸胴で豚骨スープが炊かれており、店主の手際の良さが印象的です。
3日間煮込んだ濃厚な豚骨スープで、頭骨のみを使用し「呼び戻し」という製法で継ぎ足しを行っています。
麺は極細のストレート麺で、固さを選べます。チャーシューは低温調理された大きめの薄切りで、シットリとした柔らかさが特徴です。
中華蕎麦 あお木
2014年1月に高崎市飯塚町で創業し、2018年4月に現在の高砂町へ移転し「second」の名を冠しました。
上品な和風テイストの店内はL字カウンター9席のみで、清潔感があり落ち着いた雰囲気です。
全粒粉配合の自家製ストレート麺と、鶏や魚介を使った淡麗系スープの絶妙な組み合わせています。
メニューには「白醤油らーめん」「淡麗煮干しらーめん」「濃密昆布水つけ麺」などがあり、それぞれ素材の旨味を最大限に引き出した味わいが楽しめます。
特に「濃密昆布水つけ麺」は昆布水の旨味が際立ち、人気メニューとなっています。
- 中華蕎麦 あお木
- ラーメン
- 群馬県高崎市高砂町244-1
- 月・水・木・金・土10:30 – 14:00火18:00 – 21:00L.O. 料理20:30
- 日曜日
- 1000円〜1999円
清仁軒
2017年3月に高崎市本町でオープンしたラーメン店で、1956年創業の老舗「清華軒」の味を継承するため、同店で修行した店主が独立して開業しました。
映画「ラーメン食いてぇ!」のモデルにもなった清華軒の伝統を受け継ぎ、地元で人気を集めています。
豚骨や鶏油を使った懐かしさと現代的な技法が融合したスープと、自家製の手打ち平打ち麺です。
スープは優しい味わいながらも深みがあり、麺はもっちりとした食感でスープによく絡み、「懐かしの醤油ラーメン」や「特製卵かけごはんセット」が人気メニューです。
- 清仁軒
- ラーメン、カレー
- 群馬県高崎市本町117-3
- 月・火・木・金11:00 – 14:30土・日・祝日11:00 – 15:00
- 水曜日・第1.・3木曜日
- 1000円〜1999円
恵比寿
2017年4月27日に高崎市上豊岡町でオープンした手打ちラーメン店です。
1956年創業の伝説的な老舗「清華軒」の味を継承しており、その伝統を受け継ぐ店として注目されています。
ゲンコツや鶏ガラを使用したシンプルかつ力強い醤油清湯スープと、もちもちとした食感が魅力の自家製手打ち麺です。
特に「醤油手打ちワンタンメン」や「ネギチャーシュー丼セット」が人気で、バランスの取れた出汁と香り高いカエシが絶妙な一杯を提供します。
手打らーめん 玄
2004年に高崎市近郊の佐波郡玉村町で創業したラーメン店で、店主は栃木の名店「一品香」で修行を積み独立、開業しました。
シンプルなメニュー構成ながら、丁寧に作られた一杯が地元客や遠方からのファンに愛されています。
青竹で打った手打ち麺と、豚骨・鶏ガラをベースにしたあっさり系の醤油スープで、麺は手もみで縮れをつけたモチモチとした食感が魅力で、スープとの相性が抜群です。
チャーシューは直火でじっくり焼き上げられたもので、香ばしくジューシーな味わいが楽しめ、大ぶりで皮から手作りの餃子も人気です。
- 手打らーめん 玄
- ラーメン、餃子
- 群馬県佐波郡玉村町斎田492-6
- [月]11:30~14:30[火~土]11:30~14:30、17:00~20:30
- 日曜、月夜、火夜
- 1000円〜1999円
支那そば まるこう
2013年にオープンしたラーメン店で、こだわり食材などをつかい、女性にも人気となっています。
同店は、焼肉店「炭こう」や鶏料理専門店「酉こう」などを展開する株式会社ベダルフの系列店です。
鴨ガラをベースに深谷葱や北見玉葱、十勝人参などを加えた澄んだスープの「支那そば」で、白醤油、黒醤油、赤醤油、鴨塩の4種類から選べます。
自家製麺や秋田県産八幡平ポークを使用したチャーシューなど、素材にもこだわっています。
- 支那そば まるこう
- ラーメン
- 群馬県高崎市高関町289
- 11:00 – 15:00L.O. 料理14:3017:30 – 21:00L.O. 料理20:30
- 月曜日
- 1000円〜1999円
極濃湯麺 フタツメ 八千代店
2015年に群馬県高崎市八千代町で創業したラーメン店で、同店がフタツメの第1号店および本社となっています。
店内は、野菜を炒める香ばしい香りが広がり、町中華のような雰囲気が漂い、席数は21席で、カウンター席もあり、一人でも気軽に訪れることができます。
看板メニューの「濃厚タンメン」は、豚骨と鶏ガラをベースにした非常に濃厚なスープと太めの麺が特徴で、長時間煮込まれたスープにニンニクや野菜の風味が加わり、まろやかな味わいに仕上がっています。
ボリューム満点のタンメンと大きな唐揚げが人気で、地元の人々に愛され高崎を中心に店舗を展開しています。
らーめん きんとうん
2016年に群馬県高崎市のイオンモール高崎の近くに創業した担々麺専門店で、店主は高崎市内のホテルで10年以上修行を積んだ後、独立してこの店を開業しました。
店内は清潔感があり、L字型カウンターとテーブル席を合わせて全18席を備えています。
看板メニューの「きんとうん麺(辛)」は、自家製のゴマペーストとラー油を使用し、上品な辛さとコク深い味わいが特徴です。
専用駐車場も完備されているため、車でのアクセスも便利で、本格的な中華料理も提供しており、地元の人々に親しまれています。