外観
お店はJR恵比寿駅から中目黒方面に歩いて5分くらいの商店街の中にあります。
店内
入店後は店内の階段で待つことになります。
お店は1階と2階で1階はカウンターのみだけの15席ほどです。
1階のカウンターの端では職人さんがうどんやら蕎麦を打つ姿がガラス越しに見えるようなっています。
2階は広そうに見えますが奥はガラス張りで実際には4人掛けのテーブルが5脚くらいでしょうか。
意外にも店内は広く狭い印象はありませんでした。
メニュー
「かき揚げ 750円を」と「蕎麦がき 750円」を注文しました。
注文理由はうどんは注文するのでかき揚げを食べれば揚げ物のレベルが分かり蕎麦がきは蕎麦のレベルが分かりそうだと思ったからです。
初代さんの人気メニューは「カレーうどん 1150円」です。
メディアにも度々取り上げられていて友人にも勧めてもらったので是非とも食べて見たい一品です。
塩くらべ
注文を待っている間、テーブルに奇妙な箱を発見しました。
箱の中身は日本各地と世界各地の塩でした。
天ぷらのメニューもあるので店員の説明は特にはありませんでしたが、お好みの塩でも付けて食べて下さいということなんでしょう。
メニューには各塩に関するトリビアや豆知識が載っているので注文を待つ間のゲーム感覚と味覚テスト的?な感じとしては楽しめます。
かき揚げ
注文してから5分位でかき揚げが運ばれて来ました。さすがにこれには驚きです。
味はかき揚げを割るとサクサクな衣が見事です!
食べてみると具材の海老もプリプリで大きめ冷凍物ではなく美味しいです。しかもホタテなんかも入っているのですがどれもいい感じの食材です。
揚げ方も外はサクッ中はシットリといい具合で6種類の塩からお好みで選べるので是非とも揚げ物はおススメします。うーんこれはかなり期待できる!
蕎麦がき
蕎麦がきも予想以上に大きく見た目の仕上がりも見事です。
一緒に出てきたわさびも本わさびをすり下ろしたものがけっこうな量と刻みネギ。
出汁醤油だと思われるつけ汁は上品な醤油の風味とカツオ出汁のいい香りです。
生わさびをタップリ蕎麦がきの上にのせ出汁醤油に軽く付けてひと口。
蕎麦がきもすった山芋のように柔らかく生わさびのいい香りと匂いとともに口の中に広がります。美味い!
カレーうどん
見た目はクリームで何も見えませんがキレイです。
うーんどんなものかと、ひと口すするとこれもまた美味い!!
ビシソワーズのようなじゃがいものクリームだけでも十分美味しいのだが、クリームの上にのった香辛料が風味に彩りを加えていて上品な洋食のようです。
さらにカレーうどんのスープに合わせると何とも言えない新感覚の味わいです。
スープもしっかりとしたカツオ出汁に手間暇のかかったカレールーは香辛料が効いて辛めで大人向けの仕上がりかと。
スープを全てを飲み干してしまいましたが、食べ始めは上品な洋食で食べ進めクリームがなくなるにつれて誰もが知るカレーうどんになっていくような感覚が面白いです。
うどん自体はどうかとひと口食べると、良い意味でコシがまるでありません。
喉越しがあるモッチリとしたうどんの食感には心地良さがあります。
あとがき
カレーうどんがどれほどのものかと正直食べるまで疑問しかなかったがいざ食べてみるとその上品な味わいと、それに伴うたしかな技術や具材、手間暇掛けられた料理。
トータル支払いは4000円と安くはありませんがコスパとしては決して悪いとは思えません。
恵比寿という土地柄にあった上品な味は間違いないと思います。今度はお蕎麦も食べてみたいと思います。