外観
お店は池袋東武百貨店の13階にあります。
平日の2時近くにお邪魔しましたが、20名ほどが待っていましたので、入店まで30分ほど待ちました。
池袋東武レストラン街 ダイニングシティ スパイス
池袋東武の11〜15階はダイニングシティスパイスと称したレストラン街があります。
30店舗ほどがあり、有名店なども入っている様子でした。
店内
店内はファミレスのような感じで、カジュアルに入れる中華料理屋という感じでした。
座席は2人掛けや4人掛けのテーブルがけっこうな数あり、全78席とかなり広めでした。
メニュー
ランチタイムということで、ランチメニューがありました。
小籠包と料理のセットで1500円〜くらいという感じなので決して安くはないです。
メニューにはフカヒレを使った料理もあり、高級中華料理の片鱗も伺えました。
ランチタイムでも通常メニューの注文がちゃんと出来るようです。
プーアル茶
お茶はどんなお茶かと期待しましたが、普通のプーアル茶でした。
小籠包
初来店なので「サンラータン麺セット 小籠包付き」を注文しました。
セットの小籠包は4個で、刻んだショウガが付いてきます。
ひとつひとつの小籠包は平べったく厚みはありませんが、大きめなサイズです。
レンゲにのせてお箸で割ると、中からアツアツのスープが溢れ出てきました!
餡は豚肉がメインでシンプルですが、スープを含めて優しい味が印象的です。
皮はかなり薄めでスープごと口の中に押し込むと、あっという間に消えてしまう不思議な食感でした。
サンラータン麺
セットのサンラータン麺です。大きな器でけっこうなボリュームです。
麺と一緒に付いて来た和物です。具はモヤシとお豆腐でしょうか。
和物は最後までどうやって使うのか分からなかったので、麺に入れてしまいました。
スープは餡かけっぽくトロミがあり、一般的な餡かけラーメンというよりは、スープに麺が入っている感じです。
具材は豊富で、ネギ、キクラゲ、豆腐、シイタケやタケノコでした。
麺は細麺ストレートでコシもそれほどなく、そうめんや九州とんこつラーメンのようです。
スープの味は実にシンプルで、ひと口飲んだ瞬間に優しいと感じましたが、黒胡椒でピリッとしまった感じがありとても美味しいです。
料理が運ばれて来たときに「お好みで黒酢をどうぞ」と教えてくれたので、せっかくとばかりに入れてみると、よく知るサンラータン麺に近づいてきて「これはこれで美味しい」と思いました。
あとがき
実は数年前から台湾に行って台湾料理を食べたいと思っており「鼎泰豊」の名前を知ることになりました。
鼎泰豊は、1993年アメリカ合衆国の『ニューヨーク・タイムズ』紙で「世界の10大レストラン」に選ばれ、紹介によって一躍知名度が上がり台湾国外から多くの観光客が訪れるきっかけとなったそうです。
最初食べた時には、正直「中華料理なのに味が薄いなぁ」と感じましたが食事を進めるほど、素材の味や医食同源という言葉がふつふつと湧き出て来て「台湾料理とはきっとこういう物なのでは」という納得感と、体に良い料理だという感覚すらして、サンラータン麺のスープは体に染み入るスープという感じで完食してしまいました。
台湾中華を代表する優しい味、医食同源の料理は、ますます台湾への興味と味への探究心を呼び起こす料理となりました。