春木屋出身店主が作り2種類のスープが楽しめる山梨にあるラーメン専門店「中華そば おかめ」

    2026/06/22 2026/06/29
    バランスのとれたワンタンチャーシュー麺|中華そば おかめ

    中華そば おかめ

    勝沼郊外にひっそりと佇む店舗|中華そば おかめ
    勝沼郊外にひっそりと佇む店舗

    山梨市の市街地から車で10分ほど走ると、郊外に一軒家の店舗がポツンと現れる。

    看板はあるものの、知らなければ気づかずに通り過ぎてしまいそうなほど、ひっそりと佇むお店。

    車で訪れる場合は、店舗向かいの空き地に5台ほど駐車可能。徒歩の場合は、JR中央本線の東山梨駅から約1kmの距離となっています。

    店内

    食堂のような落ち着きある店内|中華そば おかめ
    食堂のような落ち着きある店内

    店内は、昭和の雰囲気が残る落ち着いた地方食堂のような佇まい。

    厨房をのぞめるカウンター席と、ゆったりと過ごせるテーブル席があり、襖の奥には小上がりの座敷も。全28席と、食堂としてはちょうど良い規模で、一人でもグループでも居心地よく過ごせそう。

    メニュー

    2種類のスープが楽しめる中華蕎麦|中華そば おかめ
    2種類のスープが楽しめる中華蕎麦

    ラーメンの種類は5種類と、決して多くはありませんが、その分メニューの潔さが感じられます。全てのラーメンが、魚介系と動物系の2種類のスープから選べるのが大きな特徴です。

    追加トッピングは大盛、メンマ、味玉のみ。サイドメニューもチャーシュー丼、餃子、ライスのみ。

    餃子

    焼色がキレイでボリューム感のある餃子|中華そば おかめ
    焼色がキレイでボリューム感のある餃子

    餃子は1人前5個で、1個あたりが一般的な餃子よりひと回り大きめサイズ。そのため、しっかりとしたボリューム感がある。

    焼き目がきれいにつき、見た目からも食欲をそそる一品。

    薄めの皮に多めの餡が包まれている|中華そば おかめ
    薄めの皮に多めの餡が包まれている

    皮は薄めで、中にはたっぷりの餡が詰め込まれています。

    食べると、薄い皮の食感と中からあふれる餡の旨味が口の中に広がる。

    餡にはニラが使われており、その独特な酸味がアクセントとなり、このオリジナルの味わいを生み出す。

    中華そば

    シンプルでノスラー感抜群の中華蕎麦|中華そば おかめ
    シンプルでノスラー感抜群の中華蕎麦|

    海苔や刻み葱がのせられ、ノスラーの雰囲気がたっぷりの一杯。

    運ばれてきた瞬間からスープの香りが辺りに漂い、食欲をそそります。

    見た目も香りもいかにも美味しそうな一杯で、自然と期待が高まる。

    ※チャーシューワンタン麺と共通具材のため詳細はそちらで。

    魚介の旨味が抽出されたスープ|中華そば おかめ
    魚介の旨味が抽出されたスープ

    2種類あるスープのうち「魚介」をチョイス。シンプルな魚介だけではなく動物系が足されたWスープになっている。

    魚介の旨味がしっかりと抽出されつつ、特有のエグミなどは一切感じさせない。

    丸みのある醤油ともバランスが良く、最後まで飲み干せる一杯となっている。

    チャーシューワンタン麺

    バランスのとれたワンタンチャーシュー麺|中華そば おかめ
    バランスのとれたワンタンチャーシュー麺

    中華そばと同様に、どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックな一杯。そこへチャーシューとワンタンが加わり、より満足感の高い仕上がりへ。

    メンマは乱切りされ、厚みも大きさもさまざま。かなり甘く味付けされているが、アクセントとなって噛みごたえも丁度良い。

    あえて中華そばで選んだ魚介ではなく、動物系スープをチョイス。同じ麺でも異なる表情を楽しむことができた。

    ムニュッとした歯ごたえのワンタン|中華そば おかめ
    ムニュッとした歯ごたえのワンタン

    ワンタンには、歯ごたえを感じるほどの厚みがあるものが使われています。あえて餡を包まないシンプルなスタイルで、餡がない分スープとよく絡みます。

    そのため、麺の追加のように食べ進めることができ、スープと一緒に味わう楽しみがあります。

    煮込まれた色合いのチャーシュー|中華そば おかめ
    煮込まれた色合いのチャーシュー

    黒に近いような煮込まれた色合いのチャーシューですが、煮込まれた時間に比例しないくらい、驚くほどホロッとして口溶けが良い。

    シンプルに味付けられており、肉の旨味だけをダイレクトに感じられます。スープや麺の味を邪魔せず全体のバランスを崩すこともなく、肉本来の旨味を味わえる。

    歯ごたえのある中華麺|中華そば おかめ
    歯ごたえのある中華麺

    ストレートで四角に近いような角が感じられる麺が使われています。

    固めに茹でられており、ワシワシとした歯ごたえがありますが、インパクトのあるスープとの相性も良く、すするのが楽しい。

    麺の食感とスープの濃厚さがよく絡み合い、一杯を味わう楽しみが増す。

    焦がしねぎが入った動物系スープ|中華そば おかめ
    焦がしねぎが入った動物系スープ

    魚介スープに比べると濃い色合いが特徴的なスープで、表面には焦がし葱が風味として追加されています。

    濃厚な動物系独特の美味しさがありつつ、風味もしっかり感じられ飽きることがありません。

    最初の一口目からガツンとくるようなインパクトがありつつ、繊細な味を感じさせます。濃厚さと繊細さのバランスがよく、一杯を味わう楽しみが増します。

    あとがき

    奥多摩から大菩薩峠を越え、フルーツラインを抜けて勝沼へ向かう。このルートは自宅から気軽に走れる、お気に入りのドライブコースだ。

    ただ、勝沼で昼食を取ろうと思うと意外とお店選びに苦労する。観光地のイメージとは裏腹に、タイミングが悪いと営業している飲食店が少なく、いつもどこへ入るか悩んでしまう。

    以前訪れたほうとうの名店「皆吉」を覗いてみると、あいにくの雨にもかかわらず10組ほどの待ち客。さすがに諦めて周辺を探し、たどり着いたのが今回紹介する「おかめ」だ。

    店主は東京・荻窪の名店「春木屋」出身と聞き、「間違いなくおいしいラーメンが食べられそう」と期待していたが、その期待をさらに上回る一杯だった。

    魚介系と動物系、2種類のスープをいただいたが、どちらも完成度が高く、それぞれの個性がしっかり楽しめる。チャーシューやメンマ、麺とのバランスも見事で、一杯としての完成度の高さが印象に残る、満足度の高いラーメンだった。