外観
京成本線の千住大橋駅から徒歩3分ほどの日光街道「千住宮元町」交差点からすぐの場所にあります。
外観は雰囲気ある純和風な印象です。
大きなマンションの横なので少し遠めからだと分かりにくいですが、大きな看板やのぼりがあるので目印に。
駐車場
遠方からのお客さんも多いそうで店舗前に駐車場がありました。
3台のみで交差点の近くで少し駐車しにくそうですがけっこう広めです。
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満席の場合
人気店なので事前の予約をおすすめします。
満席の場合はウェイティングシートに名前と人数を書いて店外で待ちます。
駐車場横には手作り感ある待合室がありました。
屋根もあるので雨でも待つのが苦にならなさそうです。
店内
店内入ってすぐには大きな石臼を見ることができます。
ずっと周り続けているので相当な量の蕎麦が出るのでしょう。
店内は個室のようにテーブルなどが別れて配置されています。
4人掛けのテーブルが何箇所かあるので他のお客さんとの間隔がかなり広めです。
利用させて頂いたのは個室のような8人席で掘りごたつになっていました。
メニュー
お蕎麦は十割、田舎、粗挽きの3種類でどれもほぼ十割という本格蕎麦です。
それ以外は蕎麦と鴨など種類は多めです。
蕎麦前の料理は板わさや天ぷらなどが20種類ほどあります。
平日限定ですがコース料理もありました。
蕎麦と天ぷらのセットなどかなりお得になっています。
黒板には季節ものの天ぷらが書いてあり、個別で注文できるそうです。
蕎麦も3種類それぞれを使い分け、その日に使っているものが書いてありました。
季節などでさまざまな種類の蕎麦を使っているのでしょう。
お通し
席に着くとお通しが運ばれてきました。
蕎麦を揚げたようなおかきのような煎餅でほのかな塩加減で美味しかったです。
天付き蕎麦三昧
十割、粗挽き、田舎の3種類の蕎麦と蕎麦がき、天ぷら、デザートのコース料理です。
薬味
最初に薬味が運ばれてきました。
辛味大根、伊豆産山葵、九条ネギでお好みで各種料理に使います。
蕎麦がき
1品目は「蕎麦がき」です。
お湯や出汁ではなく蕎麦湯に浸かっているのが面白いです。
蕎麦がきを切り分けで小皿で醤油と薬味をお好みでかけて食べます。
口当たりが非常にモチモチで柔らかく、蕎麦の香りをものすごく感じられて美味しいです。
粗挽き
2品目は「粗挽き」蕎麦です。
木を削った器に温かみがあります。
蕎麦汁は3種類の蕎麦で共通したものを使います。
醤油の強さはそれほどありませんが、返しと鰹節の香りが非常に立っていて美味しいです。
汁そのものの味ではなく蕎麦を引き立てる薄味が素晴らしいです。
粗挽きはつなぎ1割〜1.5割で栃木県の在来種の蕎麦を使用しているそうです。
外殻を使用しているので星も見ることができます。
蕎麦は細打ちでコシもありつつ香りと味が絶品です。
天ぷら
3品目は「天ぷら」です。
牛蒡、南瓜、小海老のかき揚げの3種類です。
牛蒡も南瓜も食感的には固くなりがちですが、どちらもホクホクで歯ごたえが良いです。
味もしっかりとしていて季節感とともに素材の良さを感じます。
小海老のかき揚げは丸々として非常にキレイです。
衣が非常にキメ細かく、油の美味しさも感じられます。
中までの火の通しも良く、美味しさの塊になっています。
十割
4品目は「十割」蕎麦です。
またも切り株に入れられて良い感じです。
切り株の底にはしっかりと穴が開いていて水による伸びを防ぐ対処もしっかりと取られています。
更科に近いように蕎麦の芯の部分のみを使用しています。
蕎麦は秋田の固有種による新蕎麦だそうです。
香り、味ともに粗挽きよりも一段階グレードアップしたような高級感があり美味しいです。
田舎
5品目は「田舎」蕎麦です。
蕎麦はそれぞれ100gないくらいなので、これだけ食べても最後まで美味しいです。
蕎麦は茨城県の常陸秋そばを使用しているそうです。
パスタのようなモッチリとした食感ながらもちゃんと蕎麦として歯ごたえ、美味さがあります。
これまで薬味はほぼ使用していなかったので、最後はネギと大根で食べましたが、全く負けることがない蕎麦でした。
塩プリン
最後は「塩プリン」のデザートです。
カラメルではなく黒蜜のようなソースがまた絶品です。
カスタード部分の旨味も非常にあり、これだけでも食べる価値がありました。
そば湯
締めは「そば湯」です。
最後の最後まで木の器へのこだわり感が面白いです。
真っ白で濃厚、蕎麦の味が凝縮しているので、最後まで飲み干してしまいました。
あとがき
蕎麦は文句なしに美味しいです。茹で加減も蕎麦を作り出す技術もかなりの高レベルです。産地や蕎麦にまでこだわり違いが食べていて面白く、何度来ても飽きることがないでしょう。
また蕎麦だけでなく、天ぷらの技術も非常に高く、素材の美味しさをちゃんと引き出していますし、プリンなども手を抜かないこだわりにはもはや脱帽です。
平日限定とはいえ、これだけのものが3000円で食べれるとは正直驚かされます。
店舗情報
- 店名
- 千寿 竹やぶ
- 住所
- 東京都足立区千住河原町7-12
- 営業時間
- 11:30~15:00(L.O.14:30) 17:00~20:00(L.O.19:30)
- 定休日
- 水曜・第3木曜・火曜の夜営業
- ジャンル
- 蕎麦