ブログには常に1000軒前後のレビュー記事がアップされ、埼玉や東京などの関東地方を中心に年数回の旅行などで全国各地を年間200軒ほど食べ歩いています。
関東在住ですが旅行好きということもあって、地方の飲食店さんにも足を運ぶのが一番の楽しみです。
飲食店さんの魅力を少しでも多く発信・共有できればと思いますので、気が向いた時にでも訪問お待ちしております。
鶯谷にある「とんかつ とん平」は、1947年創業の老舗とんかつ店。長年地元で愛され続ける名店。
丁寧な仕込みと職人の技で揚げるとんかつが評判です。
サクッと軽い衣とやわらかく旨みのある豚肉のバランスが絶妙で、特にロースかつ定食が人気。
店内は昔ながらの落ち着いた雰囲気で、気取らずゆっくり食事を楽しめる温かみのある一軒です。
とんかつ好きからお肉好きまで、肉料理が好きな人にオススメ。但し料理提供時間は長いので時間に余裕があること
カウンター席のみなので、お一人様でも気軽に楽しめます
カウンター8席のみなので混雑は必須。並ばずに入れたら運が良い
初来店時はとんかつがオススメ。その後はお店独特の肉料理の世界に

JR鶯谷駅南口を出て歩道橋を下り、ちょっとした飲み屋街を抜けた先に、ひっそりと佇む一軒。
1947(昭和22)年創業の老舗とんかつ店らしく、長い年月を感じさせる落ち着いた佇まいが印象的な店舗だ。
現在は3代目の主人が暖簾を守りつつ、料理を提供している。

木の温もりが感じられる、昭和の趣を色濃く残したどこかセットのような店内。
席はカウンター8席のみだが、実際に使用されるのはその半分ほどで、同時に入れるのは実質4名程度。
BGMは無く店内には調理する包丁や揚げる音が響き、食欲の高まりが心地良い。

壁に掛けられたメニューには、とんかつをはじめさまざまな肉料理が並ぶ。
フライを中心としたラインナップながら、揚げ物だけでなくショウガ焼きなども用意されており、定食屋のような幅広いメニューを楽しめるのも特徴。

ロースかつは基本は単品での提供だが、「ロースかつライス」を選ぶことでご飯付きの定食スタイルに。
単品のため味噌汁なども付かないため、追加で「豚汁」を注文しました。
メニューには書かれていないが、ライスは大盛にすることも可能です。

人参や大きな豚肉の塊など具だくさんで、白味噌のやさしく甘みのある味わいが特徴的。
三つ葉と柚子が添えられており、どこか上品さを感じさせる一杯に仕上がっている。
オプションの豚汁は人気が高いようで、同席していた多くの客が注文していたのが印象的。

ライスに添えられるお新香は、大根と胡瓜が使われている。
やや強めの塩気を感じるが、ご飯も丁寧に炊かれ、甘みがしっかりと感じられるため、相性を考えるとこの塩気が正解。

メインのロースかつはおよそ250〜300gほどあり、食べ応えのあるしっかりとしたボリューム。
付け合わせのキャベツは、食べ進めていると「キャベツは足りていますか?」主人が声を掛けてくれ、希望すれば無償で追加できる。

キャベツに添えられたサラダは、胡瓜とスライス玉葱を和えたもの。
酸味があるサラダソースに、玉葱の甘さなどが絶妙に絡み合い、何とも言えない絶妙な味を醸し出している。

キツネ色に揚がった衣が美しいロースかつ。粗めのパン粉で覆われサクサクとした軽やかな食感。
短時間でサッと揚げられながら、油の上質さもあり、しっかりととんかつらしさも併せ持つ。

ロースは厚みのあるカットで、ひと切れごとのボリュームがあり、食べ進めるほどに満足感が高まっていく。
火入れは絶妙で、赤身をほんのり残しながらも適度な歯ごたえがあり、肉の旨みをしっかりと感じられる仕上がり。
肉そのものの美味しさはもちろんだが、ほどよい塩加減が甘みを引き立て、より奥行きのある味わいにしている。
JR鶯谷は、よほどの用事がない限り降りる駅ではない。行ったことの無い駅に一度は降り立ってみたいこともあって「とん平」さんに訪れました。
8席のカウンターのみで創業1947年の老舗とんかつ店は、映画のセットのような風情で、カウンターに座ると主人が調理する息づかいが聞こえるほどの距離感。料理の提供時間が気にならないくらい料理と正面から向き合える空間。
素材、味、調理、どれもが準備を含め丁寧であり、1粒の塩への配慮が手に取るように伝わってくる。久々に美味しい料理に出会えた。