ブログには常に1000軒前後のレビュー記事がアップされ、埼玉や東京などの関東地方を中心に年数回の旅行などで全国各地を年間200軒ほど食べ歩いています。
関東在住ですが旅行好きということもあって、地方の飲食店さんにも足を運ぶのが一番の楽しみです。
飲食店さんの魅力を少しでも多く発信・共有できればと思いますので、気が向いた時にでも訪問お待ちしております。
渋川市の利根川河川敷にある「落合簗(おちあいやな)」は、毎年夏季限定で営業する鮎料理の老舗です。
2000年に一度閉店。その後、漁師や客として馴染みだった黒岩基次さんが2003年に再開しました。
元料理人の復帰も得て家族経営で再スタートし以来、夏季限定(6月末~9月末)で営業を続け、地元と観光客から支持を集めています。
渋川市街から利根川にかかる大正橋を渡り切った交差点を曲がった住宅街の中にあります。
関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジからでも10分ほどで着く距離で、徒歩の場合、JR渋川駅から徒歩20分、約1.5kmほどになります。
河川敷に建てられた店舗建物は、外からも望むことができ、店舗の至るところから湧き水が流れています。
敷地内には多数の駐車スペースが設置され、全部で50台くらいは置けそうです。
営業期間中には駐車場に誘導員の方がいますので案内してくれます。
毎年6月下旬から9月下旬までの期間限定営業になります。
入店は予約したお客さんは待ち時間無く優先的に入店できますが、予約無しの場合でも受付票に記入することで、入店することができます。
約170名が楽しむことができる広々とした店内は、座敷席とテーブル席があります。
雰囲気はさながら京都の納涼床を思わせるような「夏の風物詩」を感じることができます。
開けた空間のため、利根川のせせらぎや川からの涼しい風をダイレクトに感じることができます。
利根川越しには榛名山などを見ることができ、なかなか日常では味わえない空間になっています。
料理は5種類のコース料理と、一品料理で構成されています。
どの料理も鮎をつかったものばかりで、寿司や南蛮漬けなど、なかなか見ることができない料理もあります。
茄子を縦切りしたものが浅漬けのようにつけられています。
お品書きにはなかったのですが、隣のお客さんが食べているのを見かけて注文しました。
浅漬けなのでサッパリとした味付けで、新鮮な茄子の食感や味もちゃんと感じることできます。
茄子2個分ほどが切られているので、けっこうな食べごたえと満足感がありました。
鮎料理定番の塩焼きですが、焼かれた姿でもキレイな魚だということがわかります。
撮影用に立ててあるので、実際は寝かされた状況での提供です。
サイズは小振りですが、身をはじめ皮や骨まで食べることができ、頭から尻尾まで食べ切れてしまいました。
鮎は時期により味や大きさがことなり、6月下旬〜7月中旬は、若鮎で身は小振りだが骨まで食べることができ。7月中旬〜8月下旬は、最盛期のためサイズの大きな鮎。9月〜は子持ちの鮎を楽しめます。
サイズは小さめですが、透き通ったキレイな切り身を見るだけでも驚かされます。
口にした途端、コリコリとした歯ごたえから新鮮さがわかります。
川魚特有の臭みも全く無く、コリコリとした歯ごたえから鮎の爽やかな味が伝わってきます。
さきほどの刺身で、鮎の身のキレイさ驚かされましたが、さらにキレイな色合いをしています。
ピンク色をし透き通った綺麗さは、魚の中でも一級品だと思わせてくれます。
加減の良い酢加減で、のせられた生姜もいい具合にアクセントになっています。
鮎は刺身のようなコリコリとした食感ではなく、酢で身が柔らかくなっているため、食感の違いを楽しめました。
おひつの蓋を開けると、炊き込みご飯特有と鮎の香りが漂ってきます。
鰻が入る真四角のおひつのような容器に入り、ご飯は2膳分でお椀も2つ用意されます。
鮎の身はそれほど入ってはいませんが、十分過ぎるくらいに鮎の香りを楽しめます。
運が良ければオコゲが入り、ご飯の炊き加減も丁度良いため、最後まで美味しく頂くことができました。
落合梁さんは2000年に経営不振のため一度廃業。その後、漁師や客として馴染みだった現店主が復活させました。
お店は6月中旬から9月下旬までの限定営業で、訪問した日は営業開始日からはじめての週末とあり、店内は盛況で駐車場も満車に近い状態でした。
常日頃から、旬の物をその時に食べようと思ってはいるものの、なかなか時間とお金といろいろ考えると、やはりなかなか行くことはできないが、こうして運良く訪れられたときは幸運だと思います。
意外にも鮎漁をおこなう「梁」は、日本全国にあり関東近郊でも、茨城、栃木、群馬にもありますので、機会があればぜひ一度訪れ、「夏の風物詩」として鮎の美味しさを楽しんでみてください。