外観
JR・東武鉄道の小川町駅から徒歩20分ほどの住宅街にあります。
車で来る場合、近くを槻川が流れ材木屋さんの目の前にあるので、目安にすると分かりやすいです。
お店は自宅の一部を改装し、町のうどん屋さんという感じです。
駐車場
お客さんのほとんどが車もしくはバイクでの来店なので、駐車場が完備されています。
お店の裏に5〜6台停められそうな砂利の駐車場があります。
店内
入店の際は、玄関で靴を脱いでの小上がりになります。
店内は2部屋に分かれており、座敷席が並び、1人客の場合はカウンターへ案内されます。
席はカウンター6席、座敷席30席の全36席と広めです。
店内入ってすぐのところに、麺打ち場がありました。
お蕎麦屋さんでは良く見かけるのですが、うどん屋さんではなかなか見かけないので珍しいです。
メニュー
冊子としてのメニュー表などはなく、壁に貼られています。
うどんは全部で10種類ほどです。うどん汁は1種類で中の具材で価格が変わります。
うどんの量は中盛、大盛に追加料金ですることができ、サイドメニューは天ぷらとごはんのみです。
天ぷら
天ぷらで玉葱をお願いしました。
ほぼ丸々1個分くらいのボリューム感で揚げたてホクホクです。
衣は気持ち厚いくらいで、火の通しはやや緩めですが、揚げたて特有の美味しさがあります。
もう1つ舞茸の天ぷらもお願いしましたが、玉葱同様にけっこうなサイズです。
天ぷらはどれも均一料金なので、注文もしやすく選びやすいです。
肉汁うどん
一番人気の肉汁うどんを注文しました。
うどんは茹でたてでの提供なので、タイミングによって少し時間が掛かりました。
肉汁の器はかなり大きく、うどんを食べ終えるまで薄まることもありませんでした。
具材は、豚肉、葱、お揚げなどが入っています。
肉汁のお肉は豚ロースが薄めに切られたものが、10枚ほど入っています。
しっかりと汁で煮込まれているので、旨味と柔らかめな歯ごたえが十分にあります。
つけ汁は武蔵野うどんらしく、かなり濃いめで黒に近いような見た目です。
味は醤油がしっかりと効き、そのまま飲むと醤油の辛さを感じるほどですが、うどんと合わせるとキリッと効いたように、うどんの甘さを引き立ててくれます。
うどんは平皿での提供、基本の量で300gと多めになっています。
中盛が400g、大盛が500gと100g刻みで量を増やすことができます。
うどんの見た目は中太から太めに近く、表面には縮れのような捻じれを見ることができます。
味は塩気がありつつも、小麦の甘さをしっかりと感じることができます。
食感はとにかくしっかりして強度を感じ、噛みしめるのに疲れてしまうくらいですが、中心部にも固さや粉っぽさもなく、モチモチとした弾力をしっかり感じられます。
あとがき
味というか、全体的な印象としては、無骨に感じるくらいに辛めの汁、歯ごたえ十分のうどんと、お店のオリジナルを非常に感じますし、武蔵野うどんのベーシックというか、基本中の基本であるような感じも受けました。
お店自体は家族経営のようで、お互いを怒鳴りつけながら喧嘩口調で仕事している様子は真剣そのもの。ドラマに出てくるような家族模様にホッコリさせて頂きました。
こちらのお店へは3度目の来店ですが初入店です。というのも、営業時間が短く、平日でも13時くらいには売り切れ、閉店になっているほどの人気店です。