外観
京王線のつつじヶ丘駅から徒歩1分ほどの、線路沿いに店舗はあります。
人気店なので、外には待機用のベンチが用意されています。
都内の店舗なので専用の駐車場はありませんが、すぐ隣にコインパーキングがあるので、車での来店も比較的容易です。
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店内
店内はカウンター席のみ10席で、店舗向かって左側から入店し、出口は左右2ヶ所になります。
それほど狭い印象はなく、席の感覚も比較的広めです。
メニュー・券売機
メニューはとくに用意されていないので、券売機で直接見て決めるようになります。
ラーメンは、中華そばと煮干しそばの2種類があり、それぞれにワンタンなどのトッピングがあり、追加のトッピングはありません。
限定ラーメンも頻繁にやられているようなので、気になる方は公式Xアカウントなどでチェックするべし。
サイドメニューはご飯物で、焼豚や卵かけご飯など、5種類ほどがありました。
焼豚どんぶり御飯
数種類あるご飯物から、焼豚どんぶりをチョイスしました。
少し大きめの茶碗なので、ラーメンと食べて丁度良いボリュームでした。
焼豚に味噌風味のタレ、葱とワサビがのせてあります。
味噌風味のタレ濃厚で、白胡麻などの風味もあるので和風な感じです。
レア焼豚はシットリ食感で、味噌ダレやワサビに非常に合うので御飯が美味しく頂けます。
ワンタン皿
料理が運ばれてくるなり、8個ほど入ったボリュームに思わず唸ってしまいました。
ワンタンは薄めの自家製皮で、餡は鶏肉が団子のように包まれています。
上品な味付けの醤油タレが、ワンタンのチュルチュルとした食感に良く合います。
塩煮干しわんたんそば
ラーメンが目の前に置かれると、煮干しの香りが漂ってきます。
表面にはオイルが浮かびキラキラと輝くようで、マンガで表現されたのなら、きっと強い光を放っているのでしょう。
メンマはかなり太く厚めに切られていますが、ほど良い柔らかさでシコシコとした食感です。
甘めにしっかりと味付けされ、ラーメン全体の中でのアクセントとして際立っています。
ワンタン皿と同じものがつかわれていますが、スープに溶け込むように柔らかさが増されています。
食感も味も変化するので、ワンタン皿とは別物というくらいに感じます。
画像のチャーシューは全体の半分で、実際にはこれの倍ほどの大きさが折り畳められています。
チャーシューには豚肩がつかわれ、低温調理され表面には赤身が残っています。
柴崎亭さんのチャーシューは、とにかく絶品で、味付けなども最低限だと思いますが、旨味の引き出し方が上手です。
麺は中細のストレート麺がつかわれています。
麺そのものに美味しさがあり、シコシコした歯ごたえが心地良く、スープから噛み心地、喉越しまで抵抗感なく通り抜けます。
最初に口にすると強く上品な甘みが、口の中に広がり、後から追いかけるように煮干しの風味が鼻に抜けていきます。
煮干しの風味は、エグさや臭さなどが徹底的に排除され、和風出汁のような洗練された感すらあります。
表面に浮かぶ油は、香り付けにつかわれているようですが、口にまとわりつく感じもありません。
あとがき
柴崎亭さんは2002年に現在の場所で創業。瞬く間に人気店へとなり、食べログラーメン百名店を受賞するなど、ラーメン激戦区の東京においても安定的な評価を得ています。
最初の出会いは、埼玉の所沢にあるラーメンWalkerキッチンで、出身店主の鳴神食堂さんとのコラボでした。鳴神食堂さんの実店舗へ行く機会があったものの、柴崎亭さんへは念願の来店でした。
味の感想としては、「旨い」の一言に尽きます。素材のこだわり感などもそうですが、チャーシューにしても、ワンタンにしても、構成しているどれもに洗練された印象を受けます。
柴崎亭出身店主による店舗も増え、8店舗まで拡大するなど、これからも目が離せないです。