ところざわさくらタウン
お店はJR武蔵野線の東所沢駅から徒歩10分ほどの「ところざわさくらタウン」にあります。
車での場合、国道463号線(通称:浦和所沢バイパス)から5分ほど、JR東所沢駅方面に入った場所です。
ところざわさくらタウンには、角川武蔵野ミュージアムなど角川文庫の関連施設などがあります。
駐車場
施設には専用の駐車場があり、大型施設なので、全駐車台数は148台となっています。
残念ながら店舗利用での割引はなく、最初の30分は無料で、以後30分200円となっています。
外観
店舗は2階デッキ部分の河川側にあります。
各店舗が分かりにくい作りになっていますが、お馴染みのラーメンwalkerのロゴがあるので、分かるかと思います。
店内満席時には、画像のように列をつくって並びます。
平日は比較的、列を作るのは見たことありませんが、週末のランチタイムなどは列ができることもありそうです。
出店カレンダー
こちらの店舗では、1つのラーメンだけを提供するのではなく、1週間ほどのスケジュールで全国の有名ラーメン店を入れ替わり立ち代わり楽しむことができます。
出店している店舗の詳細は 公式HPの出店カレンダーで確認してください。
店内
店内はオープンキッチンになっていますが、店舗が入れ変わるので、作りはかなり簡略化されている感があります。
席はカウンター11席、テーブル14席の全25席となっています。
こちらの店舗では面白い試みとして、キッチンの様子をリアルタイムでYouTube配信しています。
オープンキッチンになっているので、運が良ければレジェンド的な有名店主の麺さばきが見れるかも知れません。
店内入ってすぐのところにある、券売機で食券を購入します。
メニューは店舗外のメニュー表や公式HPにあるので、事前に確認しておくとスムーズでしょう。
ポイントカード
お店専用のポイントカードもらいました。
10杯食べると何かプレゼントが貰え、とくに期限もなさそうなので、変わるお店ごとに食べに来るのも面白いかもです。
あとがき
さくらタウンが比較的、自宅から近い場所にあり、施設には何度か訪れているのですが、お店がコロコロ変わるという性質上、記事にしようかずっと迷っていましたが、ついにという感じです。
評価は店舗のシステム半分、食べたラーメン半分と考えています。店舗のシステムはかなり革新的というか、お店の協力ありきで、ラーメンに対する愛情や企画力のようなものあってだと思います。
ラーメン自体の味に関して言えば、こういう企画型の店舗の場合、料理自体の質があまり高くなく、失望することが多くあるのですが、こちらのラーメンWalkerキッチンさんに出店する店舗さんはどれも本気度がかなり高めで、実際の店舗へも足を運びたいと思わせてくれました。
熱いぜ!ラーメン愛!
直近の訪問
訪問したときのレビューは1ヶ月分をこちらの記事に掲載します。
1ヶ月の経過後、アーカイブ記事として、月ごとの記事に移動させていきます。
支那そば びぜん亭(2024年7月3日〜7月8日)
1976年創業。大将の植田正基が25歳の時に独学で開業。
豚骨や香味野菜で炊き上げた絶品スープに昔ながらの中細縮れ麺、豚の角煮のようなトロトロのチャーシューが代名詞。
近年はドキュメンタリー映画化もされたまさに名店。
2023年に惜しまれつつも閉店。今回お弟子さんたちの協力のもとで、限定復活。
ちゃあしゅうそば
びぜん亭さんを閉店前に食べたことが無いので、今回が初対面になります。
懐かしい印象のラーメンですが、どこか温かみが感じられます。
トッピングはメンマ、小松菜、ネギ。なかなか見かけない組み合わせですが、違和感などは感じません。
メンマはぶ厚めに切られ、甘み強めで味付けされ、トロけるような柔らかい食感です。
チャーシューには豚のバラ肉がつかわれています。
大きさは小さいのですが、厚めに切られているので、しっかりと肉の旨味が染み込んでいます。
6時間煮込まれているため、口の中に入れた途端、原形を留めないほどにトロトロに解けていきます。
麺には中細の縮れ麺がつかわれています。
縮れがかなり強く、見た目もそうですが食べた瞬間に、どこか心地良さを感じてしまいます。
コシや噛み締めた時の食感など、ラーメンとしての美味しさを感じさせてくれる麺です。
ラーメンスープは、豚骨や香味野菜から丁寧に旨味を抽出した醤油スープです。
スープには溶け込んだ細かな野菜を見ることができます。
甘みが強いのですが、醤油の味で上手に締められた。そんな印象のスープです。
味変として、生の刻み玉葱が別皿で提供されました。
濃いめの味わいのスープなので、玉葱の甘みが引き出され、シャキシャキとした食感とともに、醤油のスープを引き立てていました。
龍聖軒(2024年6月19日〜6月24日)
ラーメン界が誇る鬼才「パパパパパイン」の倉田裕彰店主が放つ3rdブランド「龍聖軒」です。
代名詞のパイナップルを使ったパインラーメンとは打って変わり、正統派の中華そばに牛オイルで深みを演出した極上のワンタン麺は作り手としての技術と、何よりラーメンへの果てしない愛が詰まっている。
屋号に、惜しまれつつも急逝した元スタッフの名を冠しているところからも倉田店主の想いが伝わる「龍聖軒」のワンタン麺。
醤油ワンタン麺
店名が刻まれた専用の丼が持ち込まれ、並々と注がれたスープの香りが漂います。
極太で厚めに切られ今風な見た目のメンマです。
柔らかめでシコシコとした歯ごたえがあり、懐かしい感じでクラシックな醤油ラーメンを想起します。
ワンタンにつかわれている自家製と思われる皮は、ちょうど良い厚さでチュルチュルとした歯ごたえが心地良いです。
餡には、豚肉がつかわれているのか、かなり通常のワンタンに比べると、香り、味ともに肉々しい重厚感があります。
チャーシューには豚肩のロースがつかわれ、見た目はかなりハードで硬めの印象ですが、実際に食べてみると非常に柔らかく、モッチリした食感です。
脂身と赤身のバランスも良く、スープに溶け込んだ感じも、非常にマッチしていました。
麺は三河屋製麺謹製の極太麺で、若干の縮れがあります。
醤油ラーメンに極太の麺がつかわれると、どうしてもスープより主張が強くなりがちですが、スープとの相性も非常に良く感じます。
ツルッとした表面と噛んだときのモチっと感が良く、麺自体の美味しさを感じられます。
豚、煮干、昆布から抽出されたスープがベースとなり、堅実な印象の醤油ラーメンです。
スープの表面にはオイルには牛骨オイルがつかわれ、全体にコクが足され、全体的なクラッシク感から、現代風に引き上げられている印象です。
和渦グループ(2024年5月29日〜6月3日)
2019年に1号店「中華そば 和渦 TOKYO」を創業。瞬く間に東京ラーメンシーンを席巻する大人気店へと登りつめる。
その後も自慢の自家製麺をメインに都内に5店舗を構えラーメンファンを魅了している。
都内を中心に「中華そば 和渦TOKYO」、「MENクライ」、「らーめん亭 ひなり竜王」、「中華蕎麦 仁香」、「和渦製麺」を展開する「和渦グループ」が、今自信を持っておすすめする塩ラーメンをメインにご用意。豊富な食材から凝縮された唯一無二のスープに麺は自慢の自家製麺。
塩中華蕎麦
見た目はかなりシンプルな作りという印象を受けるラーメンです。
スープに海鮮系がつかわれているのか、かなり磯のような風味が漂ってきます。
メンマはかなり煮詰められているようで、真っ黒に近いような色合いをしています。
味は想像するほど醤油辛いとかではなく、むしろコリコリとするような歯ごたえを楽しむことができました。
チャーシューには岩中豚のモモがつかわれています。
外側は中華料理のチャーシューなどにつかわれるように、紅く色付けられ、見た目的にキレイに仕上がっています。
ホロホロとした食感で、肉の旨味がしっかりと閉じ込められています。
麺は注文時に、「細麺(国産小麦100%)」もしくは「極太麺(「もち小麦」をつかった)」を選ぶことができます。
細麺はストレート麺で、しなやかで口溶けが良く、抵抗感無く落ちていくような麺です。
塩味から細麺と想像してしまったのだが、極太麺との相性も非常に気になるところでした。
スープの基本は動物系や野菜、海鮮系、キノコ類など、かなり豊富な食材の数から抽出されたものをベースにしています。
しじみ出汁や白醤油も加えた特製の塩ダレを合わせ、全体的に海鮮系への方向性を持たせています。
吉祥寺武蔵家(2024年5月22日〜5月27日)
「3世代に愛され続ける家系ラーメン」をコンセプトに、1999年に吉祥寺で創業。
昨今の家系ブームを牽引する名店として連日大行列を生み出している。
三元豚や鴨を贅沢に使用したチャーシューや限定の冷やしラーメンなども熱烈な支持を集める。
吉祥寺ラーメン
家系の特徴(1)である海苔4枚で、全体のド迫力を演出しています。
ラーメン丼にこうやって海苔を刺されると、どうしても暴走族のシートに見えてしまうのは私だけ?
薬味として白髪葱と、家系の特徴(2)ほうれん草が添えてあります。
ほうれん草は一度茹で、若干の水気を帯びているので、スープや麺との合間に息抜きで食べる感じが良いです。
味玉は小さめの玉子1個をつかい、黄身は半熟に茹でてあります。
出汁のような味付けで、他の濃いめの味付けとの中和で、まろやかに感じさせてくれました。
サイズは小さく、厚みも薄いので、メインの具材という位置づけよりも、一歩引いたように感じます。
シットリとした食感で、味付けはそれほどされておらず、肉感が閉じ込められています。
麺は家系の特徴(3)、太めの縮れ麺です。
太めの麺にありがちなブチブチと切れるわけではなく、モッチリとした食感で、すすった時の感触も喉越しも良い感じです。
濃いめの色合いのスープで、香りは豚骨のような臭い獣系で、醤油がキッチリと効いた印象です。
とにかく塩辛いというか、家系の特徴(4)である、ライスに合わせるとちょうど良いように設定してあるのかな?
カネキッチンヌードル(2024年5月15日〜5月20日)
世界的ガイドブックに3年連続で掲載されるなど、2016年の創業以来、東京ラーメンシーンを牽引する名店の「カネキッチン ヌードル」が登場しました。
鴨葱めし
葱、鴨肉、ご飯とシンプルな構成になっている一杯です。
塩ダレがかけられ、しっかりとした味付けがされています。
鴨肉は若さを感じるほどにフレッシュな印象がありますが、肉厚に切られていることもあり旨味があります。
鴨肉にワサビを添えると、塩ダレと合わさると、高級感のある味わいを感じさせてくれます。
醤油らぁめん
世界的ガイドブックに掲載された究極の醤油ラーメンとして、店を代表する一杯です。
ラーメンシーンにおいて主流の1つである、淡麗系のキレイな見た目です。
穂先の長いメンマがつかわれています。
身が細るほどに時間を掛けて煮詰められ、強めのシコシコとした食感にメンマの味が凝縮されています。
ラーメンの中央には九条葱、下には3種類のチャーシューがのせられています。
豚肩ロース、鶏ムネ、鶏モモと、3つの部位がつかわれ、それぞれに食感の違いと、肉の美味しさが忠実に表現されています。
三河屋製麺謹製の国産小麦「春よ恋」を100%つかった、しなやかな細ストレート麺です。
ラーメンスープのインパクトを柔らかに閉じ込めるように、口溶けと喉越しを兼ね備えています。
ラーメンスープは、キレイで醤油色の見た目をしています。
丹波黒どり、豚骨をベースにしていることもあり、醤油と動物系のインパクトが最初に強く感じます。
10種類以上の厳選された醤油から作られる特製ダレは、見た目のオイリーさを感じさせないほどに、ストレートな風味が感じ取れます。
青竹手打ちラーメン 麺屋ようすけ(2024年5月8日〜5月13日)
“栃木”愛〜LOVE〜と題して今回お届けするのは青竹手打ちで全国的に大人気の「佐野ラーメン」。
そんな佐野ラーメンを代表して日本屈指の大行列を誇る「麺屋ようすけ」が、独立を控えた2人の弟子と一緒に特別出店。
特製しょうゆラーメン
「麺屋ようすけ」の本店メニューにも無く、ラーメンWalkerキッチンでの特別メニューだと思われる一杯です。
具材には、ほうれん草、メンマ、ナルトがのせられています。
どこか懐かしい、昔ながらのラーメン感を残しているのも、佐野ラーメンの特徴でもあります。
メンマは細長く切られ、味付けは最小限に抑え、食感は絶妙なシャキっとした芯を感じつつも、スープや麺との絡んだ際のバランス感も損なわれていません。
見た目での一番の特徴は、非常に色合いの良さを感じる煮玉子です。
那須御養卵をつかい、黄身、白身ともに素材の味が存分に活かされています。
本店にも何度かお邪魔させて頂いていますが、ワンタンを目にすることは一度もなかったので一番驚きました。
自家製らしき皮はチュルチュル食感で厚さも絶妙で、餡には鶏肉をつくね風にしたものがつかわれていました。
佐野ラーメンの特徴でもあるチャーシューは、豚バラと肩ロースの組み合わせ。
薄めに切られているものの、肉の旨味を存分に感じられ、スープ、チャーシュー、麺はまさに無限ループできる美味しさです。
佐野ラーメンもう1つの特徴でもある青竹手打ち麺は、中太で若干の縮れがあります。
食感はモチモチとして、口溶けも喉越しも非常に良く、麺自体の旨味を感じることができます。
ラーメンスープは、豚・鶏・牛から贅沢に抽出した動物系のスープに特製の醤油ダレで味付けされています。
はじめはスッキリと澄んだような透明感を感じますが、飲み進めるとガツンと来るような重厚さもあり、満足度を得られるスープです。
佐野市内の他の店舗で佐野ラーメンを食べると、スープの美味しさに格段の違いを感じます。