外観
魚沼市街から石打方面に向かって魚野川と八海山の間にある、「魚沼の里」の敷地内にあります。
最寄り駅はJR上越線の五日町駅からタクシーで20分ほどになります。
外観は古民家を移築したそうでかなり古めですがキレイな建物です。
魚沼の里
建物は「魚沼の里」という複合施設の敷地内にあります。
「魚沼の里」は八海山の麓にある長森集落という里山で、清酒八海山を製造する第二浩和蔵を中心に、カフェや売店などがある複合施設になります。
駐車場
「魚沼の里」敷地内には駐車場が数多くありました。
最も近い飲食店用の駐車場が満車の場合でも、少し歩けば全体用の駐車場があるので、心配は必要なさそうです。
店内
古民家の中はリノベーションされており非常にキレイで店内は靴を脱いで上がります。
席は裏の山に向いたカウンター席や畳のテーブルなどで全40席です。
入口付近には囲炉裏などもあり雰囲気が非常にありました。
メニュー
蕎麦は冷たいものと温かいものの2種類で、それぞれにさまざまな具材があるので種類は豊富です。
おつまみもありますが酒処だけあり日本酒の取り揃え量が多いです(飲みたい・・・・。)
レギュラーのメニュー以外にも限定のメニューや特別な日本酒などもありました。
ノンアルコールビール
ノンアルコールビールとアルコール類を注文した場合、お通しが付いてきます。(メニューに記載)
お通しは「おぼろ豆腐」で、価格のわりにはボリュームもあり味も抜群に美味しいです。
野菜天ぷら盛り合わせ
全部で7種類くらいの具材をつかった天ぷらでした。
衣は薄めで高温で揚げられているのかかなりカリッとした食感です。
少し時間を気にしたような乱雑さを感じますが味は悪くはありません。
雪室十割そば
新潟越中地域産の蕎麦の実を雪室で熟成した限定そばです。
新潟で葱とは聞きませんが薬味の葱は最高に美味しかったです。
蕎麦を注文したときに「そばつゆは濃いめと薄めどちらにしますか?」と聞かれました。
「両方できますか?」と聞くと「大丈夫です」とのことで、2種類お願いしました。
濃いめは甘い醤油がメインで蕎麦の風味と醤油の味わいがいい感じでマッチしていました。
薄めは返しが強いような感じで出汁で食べる感じです。
どこか物足りなさを感じますが慣れると蕎麦の美味しさを感じられます。
蕎麦は十割ですがモチっと粘り気のある食感に打ち方の上手さを感じます。
蕎麦の中には星もあり風味は弱いものの喉越しなどの味は抜群です。
そば湯
締めのそば湯も美味しかったです。
薄めよりは濃いめのつゆと合わせる方が美味しかったです。
あとがき
「魚沼」といえば「米処」というイメージが強いのですが意外と蕎麦店が多いのも驚きました。とくに長岡〜魚沼あたりではへぎ蕎麦(蕎麦に布海苔を混ぜ込んだ)ものが一般的らしく、長森さんではあえて江戸前の蕎麦を提供しているとのことです。
蕎麦、お豆腐、つゆ、どれをとってもレベルは高く美味しいと思えました。ただし天ぷらだけは時期的なためか物足りなさを感じましたが。
長森さんを含め「魚沼の里」という場所の魅力を非常に感じました。