外観
熊本市街でもオシャレな洋服屋さんや飲み屋さんなどがあるエリアにひっそりと佇む感じです。
最寄り駅は熊本市電の藤崎宮前駅から徒歩1〜2分です。
駐車場
店舗に駐車場はありませんが、徒歩1分以内の場所にコインパーキングがありました。
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店内
席数はカウンター10席、テーブル4席と良い具合のサイズ感です。
店内に入ると銅製のおでん鍋で煮込まれた美味しそうな香りが漂ってきます。
メニュー
アラカルトメニューの撮影忘れてしまいました( ;∀;) 画像はお造りのメニューです。
おでんは単品でも注文可能で種類も多く、割烹料理や地の物を中心に味わうことができます。
2種類あるコース料理は、予約時でなく来店当日でも注文可能とのことです。
お酒もビールや焼酎、日本酒など各種取り揃えてありますし、他にもワインなども用意されているようでした。
お通し
席に着くとお通しが出てきました。
白胡麻の和え物、枝豆と練り物、胡瓜とオクラのジュレです。
枝豆の茹で加減、塩加減だけでも丁寧な仕事ぶりが伺えます。
おでん割烹コース
コースではそれぞれ品数は違いますが、おでんと揚げ物をお好みで選ぶことができます。
季節や日によっても違う、旬の食材が食べられるようです。
お造り
最初はお造りで、魚はヒラメ、かつお、ヤリイカの3種類です。
落ち着かせたものなのか、舌に絡みつつも、それぞれの甘さと味、食感と非常に美味しいです。
鱧ととうもろこし
6月の中旬に訪問したので時期的なものなのか鱧を食べることができました。
天麩羅にしてありますが、火の通りも良い感じですし、骨の多い魚にも関わらず丁寧な下ごしらえです。
とうもろこしも味、茹で加減が良い感じで、初夏を感じさせてくれました。
鮎と西京焼き
鮎は二匹をくっつけて軽く揚げています。かぼすを添えると鮎の苦味が引き立ち美味です。
西京焼きの身の解れも非常に良く、味付けも美味しく、添え物の蓮根の甘酢も良い味です。
大根とつみれ
おでん定番の大根ですが、噛みしめる度にお出汁の風味を感じます。
つみれの香りも良く、やはり骨の処理まで丁寧です。
名物半熟玉子
こちらもおでんの大定番の玉子です。
玉子を割ろうとすると、びっくりするくらいにプニプニですwwww
ゆっくり白身を割ると、中の黄身は半熟状態です。
いやぁ〜何とも不思議な食感で、名物というだけのことはあります。
車海老のビスククリームコロッケ
衣はシッカリ目に付けてありますが、揚げ具合も良くサックリ感があります。
中のビスクは海老味噌を使用しているのかオレンジ色で、濃厚な風味ですが、しっかりとした海老の風味が非常に美味しいです。
和牛すじと葱
牛すじなので脂身かと思いきや、絶妙な部位を使っているので、しっかりと和牛の風味が残っています。
葱に絡みもなく、食感、甘さがやはり美味しいです。
タコと山椒
切っているところから、見事な蛸だとは思っていたけれども、味も柔らかさも良いです。
山椒との掛け合わせも良く、お出汁とも違和感なく美味しいです。
あとがき
1ヶ月前ほどから予約をさせて頂きお邪魔しました。通常コース料理だと予約時にが多いのですが「来店時で大丈夫ですよ」とのこと。いったいどんな料理が出るのかと思いきや、日本料理の先付けや焼物、揚物などにおでんを見事に融合させたコース料理で、おでん割烹の名前を体現しています。
御主人の松村さんは熊本県出身で、関西日本料理の最高峰「かが万」で修行され、更に系列のおでん屋さんで技を磨かれたそうで、その技が遺憾無く発揮されていましたし、料理の独創性も素晴らしいと思います。
それだけでなく、一人で来店の私を気遣い声を掛けて頂いたり、料理ともども気配りのある人だと関心させられました。お邪魔したときには体調不良だったのですが、帰る頃にはすっかり元気を頂いてしまい、思い出に残る食事となりました。
気づけば8品のコース料理は味だけでなく、お店の雰囲気、スタッフの方々も優しく、お値段も決してお高く設定していないことにも好感が持てました。心残りはデザートとご飯を追加できなかったことですwww