外観
お店は高遠市街の中心の通り「ご城下通り」沿いにあります。
目印は高遠駅(JRバス関東高遠線のバスターミナル)の目の前くらいです。
外観は長屋と蔵で雰囲気があります。
駐車場
駐車場は店舗向かいの「十一屋商店月極駐車場」内に3台ありました。
目印は「十一屋」の看板があるところだそうです。
店内
店内は落ち着いた雰囲気で純和風な装いです。
土蔵は約築120年のものを改築したそうで、かなり歴史を感じることができます。
席は2席や6人ほどの長テーブルなど合わせて全20席だそうです。
店内を見渡すと芸能人らしき人のサイン色紙がちらほら。
撮影かなにかで来たのでしょうか脚本家で映画監督の三谷幸喜さんのサインが置いてありました。
メニュー
蕎麦の種類は多くもりなど一般的なものからオリーブオイルで食べる少し変わったお蕎麦などもあります。
サイドメニューも豊富で価格もそれほど高くないので、蕎麦やお酒のお供にはもってこいです。
ビールなどや焼酎、日本酒と行ったアルコール類はそれほど多くはありませんがありました。
価格は全体的にかなり割安感がありました。
そばの種類
壱刻さんでは蕎麦を注文する際に「二八」、「十割」、「月替り」の3種類を選ぶことができ、種類により値段が変わってきます。
ツインアルプス
「ツインアルプス 450円」です。
こちらは南信州ビールさんで醸造されたノンアルコールビールです。
通常のビールを原料にして数種類の地元産ハーブを加えているそうで飲み心地はかなり良いです。
「ノンアル=ビールのまがいもの」というより飲み物として非常に美味しかったです。
湯葉
「湯葉 300円」です。
しっとりとした濃厚な大豆の味が味わえて、キリリとした醤油との相性も良かったです。
価格のわりには食べごたえがあり、思わず追加注文してしまいましたwww
ごぼうのそば粉天ぷら
「ごぼうのそば粉天ぷら 600円」です。
牛蒡を煮込み、そば粉ベースの粉で揚げたものです。
煮込まれていることもあり食感はかなり柔らかめで牛蒡の繊維感はありません。
そば粉の天ぷらには微妙に味が付いているので、そのままでも非常に美味しかったです。
舞茸のそば粉天ぷら
「舞茸のそば粉天ぷら 600円」です。
ごぼうと同じようにそば粉ベースの粉であげたものです。
舞茸の風味は弱かったものの、ボリューム感、口溶けは良かったです。揚げ物うまい!
揚げ物はそのまま食べても十分美味しいのですが、テーブルに置かれたお塩で食べても良かったです。
高遠そば
「高遠そば 十割 1250円」です。
せっかく高遠へ来たのだからと注文してみました。
「高遠そば」というと福島県大内宿の「三沢屋」さんのネギで食べるお蕎麦もありますがそれとは全く別物ですwww
高遠そばとは「大根の搾り汁」に「焼き味噌」と「ネギ」を入れ「辛つゆ」と呼ばれるツユを作り蕎麦を食べるものだそうです。
大根の搾り汁です。
少し白濁した汁で辛味はそれほどありません。
焼き味噌は下駄の上にのせられてあります。
匂いを嗅いでみると発酵臭のような少しクセのある香りがしました。
薬味はネギと辛味大根です。
そばつゆは極端に醤油感があったり出汁やかえし感が強いわけではありません。
非常に蕎麦との相性が考えられているようなおつゆです。
高遠そばには普通のそばつゆも付いてくるので、2種類の食べ方ができお得感があります。
玄(くろ)
高遠そばには十割の玄(くろ)でお願いしました。盛りはかなり多めでボリュームがあります。
こちらは島根県産のそば粉を使用しているそうです。
食感は十割らしくすこしボソボソとした感じではありますが、蕎麦の風味はものすごくて満足度はかなり高めです。うまい!!
丸(まる)
「もりそば 十割 1000円」を注文した際には「丸(まる)」を選びました。盛りは訳合って半盛りです。
こちらは地元高遠のそば粉を使用しています。外殻を使用しないいわゆる更科蕎麦です。
十割ですが喉越しよい食感と香りでかなり美味しかったです。
二八
「二八そば」です。
注文後に店員さんから「実は丸が半分しかなくて、もう半分は二八でよろしいですか?」とのことでした。
歯ごたえは食べ慣れているせいもあってか3種類の中では好きでした。
風味や蕎麦の味はやはり十割には勝つことはできませんが、差を実感することができこれはこれで満足でした。
そば湯
そば湯は濃いめと薄めの2種類を選ぶことができます。
濃いめを選ぶとご利益ありそうな入れ物で出てきました。
蕎麦を十二分に感じることができますし、そばつゆとの相性も抜群でした。
あとがき
信州、岐阜方面に少し遅めの家族旅行に行った際のランチとしてお邪魔させて頂きました。
高遠そばは個人的にはかなりクセが強く蕎麦を食べている感覚じゃないので苦手でしたwwwでも風味はとても良かったです。
蕎麦、サイドメニューを含め料理のレベルは高くボリュームも基本的に多めなのでコスパは抜群です。
蕎麦に関していえばトラブルのおかげで3種類食べ比べることができましたが、どの蕎麦も実に素晴らしく、実に差があるのでそれだけ料理の質が高いということがいえると思います。