山形鶏中華 新旬屋(2023年9月27日〜10月2日)

ラーメン外食費が日本一に輝くほどラーメンを愛する街「山形」、そんな山形のラーメンを牽引するのが半田新也店主率いる、「山形鶏中華 新旬屋」さんです。
トロちゃ飯

系列店「極中華蕎麦ひろた」の名物チャーシュー飯です。
ご飯には玉子とマヨネーズが付いてきました。

3日がかりで煮込んだ豚肉に秘伝のタレをに漬け込んだそうです。
びっくりするくらいに分厚く、台湾の魯肉飯みたいな感じに、シンプルにご飯にチャーシューが鎮座しています。

肉質とほぐれ具合は非常に良い感じで、噛みしめるとお肉そのものの美味しさを実感できます。
タレがかなり甘辛な感じで、ご飯にはよく合いますし、マヨネーズと玉子を足すと円やかさがプラスされます。
シンチャンらーめん限定スペシャル

1つ1つの具が大きめということもあって、迫力感のある煮干しラーメンで、期間限定のスペシャル・ラーメンです。

かなり分厚く切られたメンマです。
固めな食感で、歯ごたえが十分にありつつ、スープに絡むような素朴な味が良いです。

チャーシューは薄めに切られていますが、丼の1/3くらいを覆うような大きさです。
あまり味付けはされていませんが、山形県産高級豚の戸澤豚の肉質、味はかなりの絶品で非常に美味しいです。

麺は全粒粉配合のもっちり極太手揉み麺です。
モチモチとした手揉み独特のコシのような食感が食べていて非常に楽しいですし、麺の旨味を非常に感じます。

スープは6種の煮干しから3日間かけて抽出したもので、魚介系の香りが非常に立っています。

強めの塩気と醤油の香りがありますが、背脂の甘味が加わることで、魚介のスッキリさと醤油の旨味が際立ちます。
麺処 若武者(2023年9月20日〜25日)

「ラーメンWalkerグランプリ福島殿堂入り」福島県二本松に本店をかまえ、地元の銘柄鶏や小麦などをふんだんに使用した郷土愛溢れるラーメンで全国にその名を轟かす、南恵介シェフ率いるお店です。
ほぐしチャーシュー丼

チャーシューの端肉をつかい、ご飯に葱とまぶしたシンプルな丼です。
端肉なので、塩気が強く感じてしまいましたが、つかっている部位が豚バラ肉なので、脂と肉の旨味はちゃんと感じられました。
福島濃厚鶏白湯

白濁したスープに緑色の葱、茶色のチャーシューと、見た目非常にキレイな印象のラーメンです。

メンマは厚みを感じられるくらいで、まばらに切られています。
味付けは甘み強めで、スープのアクセントとして非常に旨味を感じさせてくれます。

チャーシューは豚バラをつかった大きめな1枚です。
脂身が多めな部位ですが、肉身の美味しさもしっかり感じつつ、丁寧な仕上げを感じさせてくれます。

麺は細ストレート麺で、表面に若干の胚芽のような星を見ることができます。
持ち上げた時に、とにかくスープに良く絡み、スープのトロミと硬めな印象の麺が、噛みしめるたびに笑顔を誘ってくれます。

スープは「会津地鶏・川俣シャモ・伊達鶏」の福島3大地鶏を贅沢に使用し丁寧に旨味を抽出しているそうです。
鶏白湯らしく白濁したスープの表面には、鶏の上質な脂が浮かび、コク、旨味を存分に感じることができます。

スープにはフライドオニオンが入っていて、香りが非常に良い感じです。
クドくなりそうな濃いめの鶏白湯が多い中で、スープのベースがとにかく美味しいです。
五福星(2023年9月14日〜18日)

「医食同源」をコンセプトに、食べて本当に美味しく安全な食材のみを使用し、老若男女が安心して味わえるラーメンを生み出す「ラーメンWalkerグランプリ宮城」殿堂入り店、早坂雅晶店主率いる「五福星」さんです。
昆布の佃煮とカルピスバターの細巻き

ラーメンといっしょに提供されていたのは、丼ものではなく細巻きでした。
昆布とカルピスバターを巻いた、聞いたこともないような細巻きです。

昆布は甘めで、カルピスバターは甘さと濃厚さがありました。
ご飯の甘味と合わせて三重奏のような感じで、全体が重く感じられたので、カルピスバターの多さが、クドい感じになっていました。
塩気のある沢庵のようなものの方が、バランス的には良いのかと。
らーめん

見た目はシンプルに大人しい印象を受けるラーメンです。
いっしょに特製自家製梅生姜が付いてきます。

メンマは大小バラバラで、厚みはそれほどありません。
甘みのある味付けで、若干の芯を残す絶妙な食感が懐かしい感じの印象です。

ラーメンで一番目立っていたのが海苔の代わりに入っていた、見た目は茶葉もしくは、板海苔のような感じのビストロ昆布です。
スープに溶かしながら食べると、コリコリとした昆布の食感が非常に良い感じです。

チャーシューは、バラ肉をつかっていて、脂身と肉のバランスが非常に良いです。
口の中でとろけるような食感が非常に柔らかく美味しいです。

麺は中太で若干のちぢれがあるシルク入りの麺です。
手打ちラーメンを思わせるような、モッチリとした食感で、モチツル感が美味しいです。

スープは函館の真昆布、鶏、鯵の煮干しから抽出したスープです。
最初はシンプルな味わいですが、スープの奥から旨味成分が湧き出ている感じです。

ラーメンとともに、提供された自家製梅生姜はスープに混ぜて味変を促します。

自家製梅生姜を入れる前は、シンプルに感じられたスープですが、入れた瞬間に180度変わります。
しっかりとした旨味あるスープに、梅の酸味が爽やかに足され、上品さを保ちつつ旨味あるスープに変わります。