登きわ木|熱海 本家 ときわぎ

【熱海 本家 ときわぎ】1918年創業! 京都の宮大工が建てた店舗の熱海にある老舗羊羹屋

熱海市街にあり創業100年以上の老舗和菓子店「熱海 本家 ときわぎ」さんに食べ歩きに行ってきました。

Published on: 2024/04/15

熱海銀座商店街

熱海銀座商店街|熱海 本家 ときわぎ

JR熱海駅から徒歩10分ほど海側に歩いたところにある熱海銀座商店街にお店はあります。

熱海銀座商店街の詳細はこちらから

外観

外観|熱海 本家 ときわぎ

商店街の駅よりの交差点近くにあり、歴史を感じさせる宮造りの店舗が目印です。

店舗は、第2次世界大戦後間もない1947年に、京都から宮大工を呼び寄せて作ったそうです。

正式な店名は「常盤木」と表記するそうですが、創業者が「屋号はわかりやすいことが大切と考え」、平仮名で表記するようになったそうです。

駐車場

店舗に専用の駐車場はありませんが、熱海はコインパーキングが点在していますので、そちらを利用してください。

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店内

店内|熱海 本家 ときわぎ

店内も外観同様に宮大工による小組格天井などの装飾を見ることができます。

日本画家の大家「横山大観」が贔屓にしていたこともあり、店内には貴重な品々が飾られています。

ショーケース|熱海 本家 ときわぎ

ガラスケースには商品が並べられ、和菓子をみることができます。

和菓子は、羊羹、餅、最中などが売られています。

登きわ木

登きわ木|熱海 本家 ときわぎ

羊羹を自然乾燥させ、手軽に食べられるようにしたお菓子です。

パッケージには、明治30年より6年間「読売新聞」「新小説」に断続的に掲載され、熱海を舞台にした尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の主人公、「貫一お宮」が描かれています。

登きわ木|熱海 本家 ときわぎ

羊羹は全部で6本入っていて、表面はシットリとしているので、包丁などで簡単に切ることができます。

左3つの黒いのが通常の羊羹、緑色は抹茶、ピンク色は梅、黄色は柚子となっています。

柚子は12〜4月の季節限定なので、通年同じ内容ではないのかも知れません。

登きわ木|熱海 本家 ときわぎ

羊羹は空気に触れると独特な乾燥状態が起こり、表面は糖分の結晶で覆われています。

外は砂糖菓子のような独特な食感で、中はしっとりと2つの食感を楽しむことができます。

中国の砂糖菓子「山査子(さんざし)」のようで、ほど良い甘みがクセになります。

あとがき

ときわぎさんの創業は1918年と100年以上の歴史があり、熱海の中でも老舗店舗となっています。

和菓子は創業時より手法を変えず、厳選した国産の寒天、小豆、もち米、抹茶、柚子、梅、きな粉などを使い、保存料は使用しておりません。

店舗前には、同じ店名の常盤木羊羹店總本店さんがあり、創業者も同じですが大人の事情で全くの別店舗とのことです。

有名観光地にて本物の味に出会える、数少ない店舗の1つであることに間違いないので、散策がてら立派な店舗の見学を兼ねて、お土産を購入されてみてはいかがでしょうか。

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