外観
青山方面から、千駄ヶ谷方面に向かう途中の外苑西通り沿いにお店はあります。
オシャレな外観は、外苑の地でヨーロッパの街角を思わせるトリップ感があります。
店内に飲食スペースはないのですが、お店にはスタンドが設置されています。
モデルさんが立つだけでも、絵になりそうな雰囲気で、センスの良さを感じてしまいます。
メニュー
壁に黒板が掲げられ、チョークでクレープのメニューが書かれています。
クレープは全部で15種類ほどあり、スイーツ系8割、フランス料理系が2割くらいです。
外観の看板を良く見ると看板に「SHOT AND CREAPE」の文字があります。
店内メニューには文字通り、ショットでのアルコールの提供をしています。
クレープとアルコールをショットとは、外苑の空気感でしか味わえない組み合わせかも知れませんがオシャレ過ぎる。
ビターショコラ・バナナ・コーヒーグランデ
クレープは作りたてで提供されるので、通常時は5分ほど待ちます。
サイズは一般的なクレープよりスマートな印象ですが、決して小さいという感じはありません。
ビリビリと紙を破って食べたいところですが、美しい装いを前にドギマギとしてしまいました。
手触りなどもこだわって紙質を選ばれているようで、持っているだけで、高級感を感じることができます。
生地は長野県で製粉された米粉をつかっているそうで、非常にモッチリ感があって、口溶け感も良いです。
ベースとなる生クリームはふんわり感がありつつも、甘ったるさは全くなく、メレンゲのようなクリーミーな食感も心地良いです。
ビターショコラも甘さを控えた大人味ですが、クランチのサクサク食感のアクセントまで考えられている感じです。
あとがき
クレープというと甘ったるい生クリームと業務用のチョコレート。たまに食べたくなるけど、料理やスイーツとしては考えていない。そんな個人的なイメージを払拭するのが、PARLAさんのクレープです。
CREAPE(あえてアルファベットで表記すると)を、言葉だけ考えれば、たしかにフランス料理やヨーロッパではお菓子の感覚よりも、料理の一部なのかも知れない。フランス料理のガレットにしても朝食やブランチとして食べるものである。
自分の食に対する認識の甘さゆえに、見事に甘いクレープを注文してしまったが、フランス料理を片手で食べると考えれば、トリュフやキャビアを使ったクレープの方が味を理解できるのだろう。