東京の豚骨ラーメン
こんにちは。年間200食ほどを食べ歩く、グルメブロガーのうまいもの大好きです。
今日ご紹介するのは、東京で食べられるオススメの豚骨ラーメン屋さんです。
ラーメン大好きなのですが、中でも豚骨ラーメンが大好きで、本場九州まで足を運んで食べた経験もあります。
東京の豚骨ラーメンは、90年代の「豚骨ブーム」から、独特の匂いなどもあり、出店の難しさやテナント条件の厳しさがあり、一時はかなり下火で、豚骨ラーメン店自体の数もかなり激減した印象でした。
しかし、近年では海外観光客を中心に、豚骨ラーメンを食べることが来日目的になるなど、ブーム再来の兆しとともに、都内各所で豚骨ラーメンのお店が増えてきています。
九州で発祥した豚骨ラーメンですが、ラーメン激戦区の東京で独自の進化を遂げたりしているので、いくつかのカテゴリーで分けて、東京の豚骨ラーメン店を紹介したいと思います。
長浜屋台 やまちゃん 銀座店
東京メトロ日比谷線の東銀座駅から徒歩2分ほどの歌舞伎座の裏側にあり、銀座駅から歩いても5〜6分ほどの好立地です。
本場九州の天神と中洲に店を構え、東京へ進出した本場の豚骨ラーメンのお店です。
席はカウンター10席、テーブル4席の全14席とそれほど広くはありません。
真っ赤に統一されて店内が、本場感をかもし出してくれています。
店主は、九州福岡の長浜で27年間屋台でやっていたそうで、味は本場そのものです。
舌の肥えた銀座界隈で働くサラリーマンが、ランチ時に行列をつくっている光景を何度も見かけています。
博多一幸舎 ららぽーと立川立飛店
立川市街にある、ららぽーと立川立飛店内のフードコートにあります。
ららぽーと立川立飛店へはJR立川駅から多摩モノレールに乗り、立飛駅で下車してすぐの所にあります。
チェーン店らしく、価格が安く、餃子や明太子ご飯などをセットにしても、価格はそれほど高くありませんし、平日であれば並ぶことも決して無い穴場店です。
チェーン展開も九州、関西が中心のため、関東で食べられるのは、チェーン系とはいえ非常に貴重です。
博多ラーメン しばらく 日本橋店
東京メトロ半蔵門線の水天宮駅から徒歩3分ほどの場所にあります。
九州博多で、屋台から実店舗を構えるようになったお店で、現在も本店は博多にあります。(公式HPなどには記載が無いのですが、店名やデザインなどは同じです。)
豚骨ラーメンというと、コッテリ、ドロドロというイメージがありますが、本場九州などでは、東京と違ってあっさり目のスープが多いです。
こちらのお店で提供されている豚骨ラーメンも、あっさりしたスープをベースに、豚骨の甘さや旨味を実感できます。
博多麺房 赤のれん 西麻布本店・丸ビル店
店舗は、西麻布と東京駅近くの丸ビルの2店舗にあります。(画像は西麻布店のものです。)
「赤のれん」という屋号は、元々は本場九州の博多で創業し、現在も本店は博多天神に置かれています。
東京の赤のれんは、暖簾分けした初代店主が西麻布にて新たに創業して40年の歴史があります。
西麻布の店舗は、いわゆる業界人などの関係者も多く利用し、中でも九州出身の有名MCの方がご贔屓にしていたことでも有名です。
ラーメンだけでなく、博多名物の餃子なども食べられ、営業時間が長いことでも人気のお店となっています。
博多天神 新宿東口店
新宿御苑近くの新宿二丁目にあり、最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線もしくは副都心線の新宿三丁目駅から徒歩2分ほどです。
東京に住む豚骨ラーメン好きならば、一度や二度は食べたことがあるであろう、「博多天神」さんですが、実の創業は新宿で、現在も都内で数店舗が新宿、渋谷、新橋などで営業しています。
創業は東京であっても、各店舗の大型の釜で炊き上げたスープは本格的で、人気のあるお店です。
博多天神さんの系列店では、無料で替え玉1玉を食べられるのも、嬉しいサービスです。
九州じゃんがららあめん 銀座店
お店は銀座の中央通りから一本入ったGinza Sixの裏路地にあります。
90年代の豚骨ブームと言えば、真っ先に名前が浮かぶ店舗の1つで、中でも原宿店では、1時間待ちは普通という熱狂ぶりで、現在も銀座、原宿、秋葉原など6店舗が営業しています。
こちらも店名に「九州」とあるのですが、創業は秋葉原の地となっている、東京創業の豚骨ラーメン店です。
最近では、ハリウッドの大物俳優がお忍びで、来店するなど、海外旅行者を中心に人気があるお店です。
九州の味とは違って、独自の進化を遂げている、東京豚骨の走りという印象の味です。
九州とんこつ ひらさわ
JR中央線もしくは、都営地下鉄三田線の水道橋駅から歩いて3〜4分ほどの飲食街にあります。
周辺は飲み屋さんが多く立ち並ぶエリアのようで、その一角にあります。
かなり醤油の味でドロドロのスープは、東京の豚骨ラーメンという感じです。
替玉無料というサービスが嬉しいお店です。
博多長浜 田中商店 本店
つくばエクスプレスの六町駅から徒歩15分ほどとかなり駅からは離れた住宅街にあります。
創業は、現在本店が置かれている足立で、駅からも遠く立地は決して良くないのですが、行列ができる店舗でもあります。
醤油をメインにした、いわゆる東京豚骨スタイルで、九州豚骨とは一味違う進化を遂げています。
「東京で美味しい豚骨ラーメン屋さんはどこ?」となると、真っ先に名前が上がるお店の1つです。
博多長浜らーめん ぼたん 大塚本店
JR山手線の大塚駅の北口から徒歩1分ほどの商店街にあります。
田中商店出身の店主が創業したお店で、高田馬場、笹塚に支店がありましたが、現在は本店のみの営業となっています。
田中商店出身だけあり、味はたしかに近いような気がしますが、こちらの方が本場の九州の味に近い印象を受けました。
店舗にお邪魔したときの、店主の実直な感じに非常に共感を持てた印象のお店です。
博多ラーメン でぶちゃん 高田馬場本店
JR山手線、西武新宿線の高田馬場駅を出て早稲田通りを早稲田方面に5分ほど歩いた路地にあります。
以前、同じ高田馬場で、「ばりこて」という名前で営業していましたが、2018年に現在の名前に変更されています。
こちらの店舗は、ラーメン専門店というよりも、関西や九州などで見かける、お酒の締めに豚骨ラーメンという居酒屋スタイルで営業されています。
大分県出身が作る豚骨ラーメンで、お酒の締めに合うように塩気が強かった印象を持っています。
ディナータイムなどは、ラーメンだけを食べるのが、なかなか難しい印象のお店です。
御天 井草本店
西武新宿線下井草駅の北口から住宅街を抜け、新青梅街道に出てすぐの場所にあります。
ラーメンだけでなく、餃子などのサイドメニューも人気がありました。
ラーメンはあっさりしつつも、コクがあり、九州の味に近いようなコッテリ感がありました。
お店のオーナーさんは、90年代の東京豚骨ラーメンブームの火付け役「なんでんかんでん」の初代店長さんでもあります。
九州ラーメン いし
西武拝島線もしくは国分寺線の小川駅から徒歩5分のちょっとした商店街のような場所にあります。
タイヤメーカーのブリジストンが小平に工場を作る際に、九州の久留米工場から多くの従業員が来て、「本場のラーメンが食べたい」という要望から1973年に創業したお店です。
ラーメンは豚骨の中でも非常にスッキリとした味わいで、塩ラーメンに近いような甘みと旨味がクセになります。
本場久留米でもラーメンを食べたことがありますが、遜色ない本場の味は感動ものです。
大分とんこつラーメン 八作
八王子市街から国道20号(通称:甲州街道)を高尾山方面に向かう途中にあります。
最寄り駅は京王電鉄のめじろ台駅から徒歩15分ほどで、3台の専用駐車場もあります。
チャーシューは脂と臭みが落とされた感じで、味付けはそれほどなく肉々しい印象です。
麺は細めですが、九州豚骨の極細の白い麺ではなく、シコシコとした食感で中華麺に近い印象です。
豚骨の旨味がしっかりと抽出され、油分少なめな感じです。
愚直
東武東上線の中板橋駅から住宅街を抜けた徒歩7〜8分ほどの、国道254号(通称:川越街道)沿いにあります。
かなり特徴的な外観で、以前は看板があったそうですが、訪問時は骨組みのみでした。
良い意味で豚骨らしくないというか、東京独自の豚骨という意味では、かなり独自の路線のラーメンという印象です。
一杯の満足度が高く、違った豚骨ラーメンを食べることができます。
中洲屋台長浜ラーメン初代 健太
JR中央線の高円寺駅の北口を出て、商店街を7分ほど抜け、商店街が終わりかける場所にあります。
こちらの店主さんは、本場博多の屋台出身ということもあり、本格九州豚骨ラーメンが食べれるとかなり人気のお店です。
決してキレイとは言えない店舗ですが、またそこが豚骨フリークの屋台感をそそられます。
店内には、連日のように豚骨ラーメン好きが訪れ、昼営業のみで終わることもしばしばです。
席はカウンター8席となっていて、お一人で営業されていることもあってか、餃子などのサイドメニューなどもありません。
店内に入ると立ち込める豚骨臭のいわゆる「臭系」で、ラーメンの表面には泡が見えます。
てっきりコテコテの豚骨ラーメンなのかと思いきや、透明感がある豚骨は旨味の塊そのものです。
あとがき
ご紹介したお店はいかがでしたでしょうか? もちろんここでご紹介したお店は東京にある豚骨ラーメン店のごく一部ではありますし、もっと美味しいお店もあるかも知れません。
新しいお店に行った際には、随時更新していきたいと思います。
今後もこのような【まとめ】記事を書いて、みなさんの食べ歩きをサポートできればと思います。