八戸市営魚菜小売市場
陸奥湊駅周辺は鮮魚の卸屋さんが軒を連ねているようで、八戸市営魚菜小売市場がありますので、新鮮な野菜やお魚に出会えるかも知れません。
駅前には、イサバのカッチャの銅像がありました。
イサバのカッチャとは、タレントさんが扮する八戸市のマスコットキャラクターらしく、名前の由来は「市場のお母さん」という意味らしいです。
外観
お店はJR八戸線陸奥湊駅より徒歩2分の商店街の並びにあります。
古民家のような雰囲気な食堂感があります。
駐車場
駐車場はお店の横に3台分あります。
歩いて2〜3分の駅近くには、格安のコインパーキングがありました。
相場的には40分100円と破格の安さです。今回は待ち時間と食事で約1時間30分の利用でしたが300円の支払いでした。
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店内
店内はガラリと変わってキレイな食堂風です。
座席は、カウンター8席と4人掛けのテーブルが1組と全部で12席と決して広くはありません。
メニュー
メニューはカウンターの上に貼ってあるA4用紙に手書きで書いてあります。
終了してしまったメニューには「完売」の紙が貼られるので、どのメニューがあるのかひと目で分かります。
きっとレギュラー的なメニュー以外は、お魚の仕入れ状況などによって変わってくるのでしょう。
漁師の漬け丼
限定7食の豪華な丼です。
見た目的には、海の宝石箱状態です。
丼ぶりには、付け合せ(今回は大和芋の千切り)とお味噌汁が付いてきます。
具材は、カニ、ホタテ、イカ、タコ、甘エビ、イクラ、カジキ、サーモン、マグロ中落の9種類です。
これはさすがに入れ過ぎだろうと思うくらいの種類の多さには驚かされつつも、どれも新鮮で美味しいです。
平目の漬丼 せんべい汁セット
お店の看板メニューでもある、平目の漬丼とせんべい汁のセットになります。
付け合せの大和芋の千切りです。
醤油をかけて食べると、大和芋のシャキシャキ感と醤油の香ばしさ、青海苔の風味がほどよくマッチしいます。
セットのせんべい汁で、単品で注文するよりも少しお得です。
せんべい汁とは青森県八戸市周辺の郷土料理のお汁で、味はとても優しく、良い感じの醤油味がまろやかです。
具材が多く、きのこ類や鶏肉、こんにゃく等も入っていて栄養満点という感じで美味しいです。
せんべい汁の特徴としては、南部煎餅が汁に溶け込んでいて、フニャフニャだけれでも、パンともご飯とも言えないような独特の食感を生み出してくれます。
南部煎餅というとピーナッツの入ったお菓子と思っていましたが、せんべい汁の南部煎餅はプレーン(具なし)でした。
メインの平目の漬丼です。
平目の切り身がおおよそ20枚くらい、その上に卵黄がのせてあります。
卵黄は弾力、味ともに非常に美味しく旨味があります。
タレはニンニク醤油で、漬けになりながらも新鮮でサッパリとした甘みを保つ平目。強烈な甘味を放つ黄身。この三位一体攻撃はもう何者にも代えがたいボリューム感と味わいがあります。
あとがき
ワタシは関東在住ですが、みなと食堂さんへ来たのは2回目です。以前は7年くらい前に、地元で有名な漬丼のお店としてネットで見つけて来店しました。その時は昼を過ぎた時間とはいえ、平日ということもあってかお客は5人ほどだったので、さすがに今回の行列にはビックリしました。
何でも、2014年に全国丼連盟が主催する、第1回全国丼グランプリの海鮮丼部門「金賞」を受賞。その後は各メディアに引っ張りだこで、先日は全国放送でも、「平目の漬丼」が紹介されたそうです。
個人的には有名になってとても嬉しく思うと同時に、以前と全く変わることのない味、価格を提供し続けてくれる「みなと食堂」さんに感謝しております。変わったのは、さすがに忙しいせいか以前はいなかったパートさんがいるくらいで(笑)
全国区となった名店の味に、
「絶対!!!また来ます!!!」