潮騒市場
鴨川市街から国道128号(外房黒潮ライン)で、小湊方面に向かう途中の「潮騒市場」というモール内にあります。
潮騒市場は、旅行新聞社主催の「プロが選ぶ土産物施設100選」にも選ばれたことがあります。
外観
施設には海産物販売所やお土産処「旬彩」など、複数の施設がはいっているうちの1店舗になります。
最寄り駅はJR安房鴨川駅からでも約500m、徒歩7分ほどです。
店内
大手の回転寿司チェーン店ほどの広さがありそうで、広々とした雰囲気です。
店名に「回転寿司」とあり、レーンの設置はありますが、注文は口頭で、寿司は注文を受けてから職人さんが握ってくれます。
席はカウンターやカウンターテーブルなど全80席です。
メニュー
寿司は皿による金額違いで、145円〜450円までの6段階に設定され、3〜4貫のセットもありました。
寿司ネタは地物の魚を中心に、日本各地から取り寄せられたものがつかわれているようでした。
「本日のおすすめ」として店内黒板にて、旬の魚や料理などが書かれています。
一品料理もそこそこの数があり、やはり千葉の郷土料理のなめろうをはじめ、丼ものなどがあります。
一品料理
青さの味噌汁
お椀のサイズは一般的な味噌汁茶碗での提供です。
味噌汁の味や青さの風味も感じられますが、ボリューム的には少し物足りない印象です。
サザエのつぼ焼き
アルコール燃料をつかい網焼きで提供されます。
サザエは予め切られものと醤油のタレといっしょに貝へ収められ、セリが添えられていますが、肝が切り落とされて食べられなかったのは残念です。
寿司
生シラス軍艦
シラスと言えば関東では相模湾が有名ですが、大阪湾産のものがつかわれています。
透明度も高く鮮度が良く、特有の鮮度が落ちた際の苦味はそれほど出ていません。
あん肝軍艦
自家製のあん肝にポン酢ジュレがかけられています。
ボリューム抜群のあん肝はシットリ食感で、フワッと口の中で風味が広がります。
なめろう軍艦
房総に来てなめろうを食べない訳にはいかないということで注文しました。
軍艦の上にたっぷりとのせられたネタのボリューム感が抜群です。
細かく叩かれたアジに味噌が和えられ、シャリとの相性も良く美味しいです。
つぶ貝
ネタのサイズはやはり大きめで、色合いも良いです。
コリコリとした貝特有の食感も固すぎず、臭みも無いので、やはり鮮度は良さそうです。
塩辛の軍艦
自家製の塩辛に柚子が添えられています。
塩辛独特の臭みや食べにくい風味も無く、甘味が強めな味付けで、個人的にはかなり好みな味付けです。
秋刀魚
旬の魚ということで黒板メニューから注文しました。
ネタは大きく切られ、生秋刀魚の味を存分に味わうことができます。
天然ミナミマグロ味比べ
天然ミナミマグロをつかった、赤身、中トロ、大トロの3貫セットです。
どのネタもドリップ感は無く、赤身は満足度の高い旨味を実感でき、中・大トロは脂の質も良く、リーズナブルな価格には似つかわしい味です。
あとがき
ネタはどれも鮮度が良く、全体を通して盛られているボリューム感などもあるので、満足度は高いです。
鴨川の駅からだけでなく、海岸沿いにあるホテルや鴨川シーワールドなどからも近いため、観光の立ち寄りなどにオススメします。