外観
伊勢崎市の利根川にも近い南部の農村地帯にあります。
外観は昔ながらの農家のような古民家作りで、非常に雰囲気があります。
店舗入口の隣には工房が併設されているので、焼きまんじゅうなどを作る様子をガラス越しに見ることができます。
建物は少し奥まっていますが、大きな看板が道沿いにあるので、遠くからでもわかりやすい。
駐車場は店舗前などに置くことができますが、とくにラインが引かれてたりするわけではないので、わりと自由に10台ほど置くことができます。
店内
入ってすぐのところに、売店のようなカウンターがあります。
店内飲食もしくは持ち帰りでも、こちらで注文してお会計を済ませて、料理ができるのを待つ前払いとなっています。
壁には、お店と国定忠治にまつわる話や、昔の農機具などが飾られています。
飲食スペースにはテーブルが置かれ、全部で12席ほどがあります。
満席時には受付票があり、名前と人数を書いて順番を待ちます。
メニュー
焼きまんじゅうは、餡入りと無しの2種類、通常のまんじゅうが、炭酸と酒の2種類があります。
高速のパーキングエリアで売られている価格に比べると、かなりリーズナブルです。
国定忠治の没日を記念して、毎月21日には特売日が設けられています。
5本単位ではありますが、1本100円とさらにリーズナブルな価格設定です。
酒まんじゅう
酒まんじゅうをお土産用に購入したのですが、早速食べてみました。
生地は非常に柔らかく、シットリとした口当たりです。
餡はこし餡で、甘さもそれほど強くないので、生地の風味と餡の甘さを同時に楽しめます。
焼きまんじゅう
焼きまんじゅうは注文を受けてから焼かれるので、運ばれて来ると良い香りが漂ってきます。
1串4個のおまんじゅうですが、かなり軽い食べ口なので、2串食べられる方が何人もいました。
表面には焦げ目が見え、見た目的にもかなり食欲をそそられます。
タレは群馬の焼きまんじゅうには珍しく、かなりサラッとした柔らかめで、味付けはみたらしのような醤油と味醂がバシッと効いたような感じです。
まんじゅうは、重たさがなく、かなり軽い印象なので、2串食べられるのも納得です。
あとがき
忠治茶屋、その店名には国定忠治が大きく関わっている。
江戸時代の天保の大飢饉で農民を救済した侠客として、大衆演劇などの題材となり、「赤城の山も今夜を限り」は、歌舞伎の名言にもなっている。
しかし、2度の関所破り(重罪)を犯し、逃亡の身に。盟友に匿われるも、その後見つかり刑に処されることに。盟友も隠匿の罪で打首になり、自邸が解体される際に、忠治茶屋の店主が資材を譲り受けてこの建物を建築し、そこから忠治の名前を借りた店名になったとされる。
上州名物の焼きまんじゅうを求めていたら、江戸時代のヒーローへの思いが感じられる、そんな粋なお店でした。
店舗情報
- 店名
- 忠治茶屋本舗
- 住所
- 群馬県伊勢崎市上蓮町657
- 営業時間
- 09:00 - 17:30
- 定休日
- 火
- 種別
- カフェ