湧水飯釜 大王庵の情報
- 店名
- 湧水飯釜 大王庵
- 住所
- 長野県安曇野市穂高3640 大王わさび農場内
- 営業時間
- 11:00~14:30(ラストオーダー)
- 定休日
- 年中無休
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- 和食
店舗所在地
公式サイト
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掲載サイト(SNS等)
大王わさび農場
豊富な湧き水に恵まれた安曇野の地に、1915年から20年の歳月をかけて開拓されたわさび畑で、清らかな水と広大な畑で、安曇野の名所として多くの観光客を魅了しています。
戦後は観光地化や飲食施設の整備など事業を多角化し、現在は株式会社大王が運営しています。
湧水飯釜大王庵
安曇野市中心部から「南穂高中央線」や「安曇野わさび街道」を経由して、広大なわさび畑で有名な「大王わさび農場」の敷地内にあります。
車で来店する場合、大型駐車場があり325台置くことができます。徒歩の場合、JR大糸線の「穂高駅」が最寄りになりますが、約2.5kmありますのでタクシーで来られます。

「大王わさび農場」は東京ドーム11個分の広大な敷地ですが、お店の目の前にフォトスポットにもなっている「わさびのオブジェ」があるので、目印と集合場所になります。
店内

2021年にリニューアルされているので清潔感があり、観光地の食堂にかかわらず落ち着き感があります。
席数はテーブル席のみでおおよそ90席あり、ペット連れ専用のテラス席も用意されています。
大人気観光地の食堂とあって、行列ができるほどの人気店なので、入店方法を書いておきます。
お店の開店は11:00からですが、10:30くらいにはお店の前に列ができはじめます。(※週末の場合)
入口を先頭に時計と反対周りに列をつくります。
開店時間が近づくとスタッフの方から人数を聞かれ、順番が来たら席を案内されます。
メニュー
営業はランチタイムのみなのでメニューの種類は少なく、わさびをつかった蕎麦や定食になります。
定食でつかわれるわさびは基本は生わさびですが、数量が無くなるとチューブの生わさびに変更されるので、早めの来店がオススメです。
本わさび飯
大王わさび農場特産の「生わさび」をつかったシンプルなわさび飯で、薬味や味噌汁などがセットになっています。
テーブルに「わさび飯の作り方」が置かれているので、参考にして作るのがオススメです。

メニューには味噌汁と書かれていますが、味噌の味やつかわれている食材は豚汁に近い味わい。
味付けに特徴があるわけではないんですが、それがかえってホッとさせてくれ、具だくさんで満足度があります。

茄子の揚げ物のような見た目ですが、安曇野名物「ニジマスの円(つぶら)揚げ」です。
「えっs!?どこがニジマス?」ですが、背開きにしたニジマスを丸め揚げています。
作り置きなのでカラッと感が無く残念ですが、ご飯のお供にとても良かったです。

わさび飯のベースとなるご飯、北アルプスの雪解け水で炊いたご飯になります。
モッチリとした食感と、湧水で炊かれ甘味が凝縮し、噛みしめるたびに美味しさが実感できます。
ご飯に甘味があるので、わさびの辛さにも良く合いました。

わさびに合わせる薬味は、鰹節、刻み葱、刻み海苔と、わさびの茎の甘酢漬です。
刻み海苔と葱は特別なものではありませんが、鰹節と甘酢漬は良い仕事をしていました。
鰹節は削りたてほどではないものの風味良く、甘酢漬はパリポリとした食感と香りが良いアクセントになっていました。

ご飯のメインとなるのはもちろん「生わさび」です。
わさびは「笑いながら擦れ」と言われるくらい、力を入れずに擦ると辛くなりづらくなります。
逆に辛くしたい場合は、力強く擦ると、細胞が破壊され辛味が増します。

薬味や生わさびを入れて「わさび飯」を完成させますが、忘れてはいけないのが醤油です。
テーブルに置かれた出汁醤油のような醤油に甘味があり、わさびの辛さや甘酢漬、鰹節などと良く合います。
具材1つ1つにこだわりがあり、それらが混ざりあった時のことがしっかりと計算されているのが分かりました。
あとがき
大王わさび農場にお邪魔するのは2回目で、1回目は真夏の暑い時に来ました。するとわさびは日焼け防止のため、真っ黒なシートに覆われてしまい、畑に植えられた鮮やかなわさびを見渡すことはかないませんでした。2回目は秋に来ましたが、黒いシートは掛けられおらず、湧水の中できらめき畑一面に植えられたわさびを見ることができました。
以前、お邪魔した時にはどこか寂しげな観光地の食堂感があり「食べたいとは思えません」でした。2021年にリニューアルされたこともあって、雰囲気も良くなり今では行列を作る人気店へ変貌を遂げています。
文中にも書きましたが、非常にシンプルな料理ですが、生わさびは当然のこと、それを活かすための鰹節や甘酢漬、醤油など細部までこだわりを感じさせてくれます。















































