外観
奈良駅と奈良公園の真ん中くらいの中院町エリアにあります。
周辺には和菓子屋さんや飲食店さんも多い観光エリアになっています。
建物は江戸時代に建てられた木造2階建てをリノベーションしたものだそうです。
店名は萬御菓子誂處 樫舎{よろずおんかしあつらえどころ かしや)さんと、すぐには読めないような名前ですw
駐車場
駐車場は店舗横の屋根付きの駐車場に3台置けます。
満車でも周囲は観光地でもあるのでコインパーキングが点在しています。
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店内
建物は1階と2階で1階はお会計と菓子類が売られています。
喫茶を利用する場合は、1階で注文してから2階に上がります。
2階に上がる時は靴を脱いで木札を受け取ります。
木札を渡してお会計になります。
2階は急な階段を上がった屋根裏のような和室です。
席は座敷席のみで13席となっています。
メニュー
生菓子やぜんざいなどがあります。
休憩などで雰囲気だけの利用でも抹茶、煎茶、珈琲があります。
番茶
席に着くと番茶を出して頂けます。
香りが良いお茶で美味しさを感じられます。
樫舎のぜんざい
数量限定ですが、運良くまだあったので注文しました。
ぜんざい、煎餅、ほうじ茶のセットになっています。
ほうじ茶は非常にキレイな器に入っています。
関西方面に来るとお茶が身近にあるものだと非常に感じることができます。
表面には梅の焼印がありキレイです。
煎餅は近江産の餅米を使っていて口当たりが非常に繊細です。
裏面には阿波産の和三盆糖が薄く塗ってあり、煎餅にほのかな甘さを足してくれます。
ぜんざいの白玉は赤、白、緑と非常に彩りがあり見た目的にもキレイです。
小豆は丹波大納言を使い、水と氷砂糖の蜜で一晩漬けたそうです。
薄皮が剥ける一歩手前の絶妙な食感を楽しめます。
ぜんざいは蓬(よもぎ)、粟(あわ)、きびの3種類の白玉が入っています。
モチモチとした食感はもちろん、それぞれの香りを口の中で感じられます。
あとがき
奈良の観光の中心とも言える奈良公園からも、それほど離れていない地区で情緒と静けさは奈良ならではです。
ぜんざいやお茶、煎餅どれをとっても一級品で、地元の方が菓子を購入に訪れるような菓子屋さんですが、意外なのは2008年創業というのは驚きです。
関東に住む人間としては西日本に来ると、どことなく味覚テストを受けているような緊張感があり、味や素材などへのこだわりは、歴史や文化の現れなのかも知れません。