13湯麺(1月31日〜2月5日)
千葉県松戸市から全国にその名を轟かすカリスマ店、SPF豚や丸鶏など厳選した食材から生み出す珠玉のスープに、こだわりの麺と具材たち。
ラーメンWalkerキッチンのスーパーバイザーである「魂麺」の山西一成店主の出身店としてもおなじみの「13湯麺」さんです。
玉キチライス
チャーシューと半分の半熟玉子が入っています。
味付けは甘辛で、それほど珍しい感じもしない味付けです。
特製うまいラーメン
シンプルな見た目のラーメンで普通の醤油ラーメン(元祖とんみん)とあまり変わり映えしない感じです。
元祖とんみんラーメンと見た目で違うのは、ゆで玉子が1つ入っています。
味玉とかでもなく、本当に茹でただけの玉子なので、昔ながらのラーメンっぽさです。
チャーシューはSPF豚の肩ロースをつかっているそうです。
少し厚みを持たせて切られており、肉が裂けるような食感で、味付けは塩気があるのでスープとのアクセントになっていました。
麺は自家製の細めの麺をつかっています。
縮れがあり、プリッとした弾力のある食感が、スープに良く絡んでいました。
スープのベースは丸鶏から抽出したもので、醤油よりも動物系の優しい感じの味わいです。
インパクトはそれほど無く、食べやすいスープになっている印象です。
魂麺(2024年1月24日〜29日)
千葉の「ラーメン魔術師」の異名を持ち、今までに生み出したラーメンのレシピは500種類を超える、山西一成店主率いる、「魂麺」さんです。
大人気企画「鍋焼きラーメン2024 feat.高知」、毎年の楽しみ!真冬の風物詩が今年もパワーアップして再登場しました。
鍋焼きラーメン
鍋焼きラーメン初体験なのでルーツを調べてみたところ、高知県須崎市の「谷口食堂」さんとのこと。
本場のラーメンではないけどもそのお味はいかに?
見た目はシンプルな一般的な鍋に麺をおとしたような印象です。
これと言って特徴があるわけではないのですが、土鍋でしっかりと温められているので、アツアツの状態での提供でした。
アツアツのスープにおとされた生卵が半熟になっています。
なぜか温泉マークが入ったナルトやちくわ、葱などが添えられています。
具材で1番美味しかったのが鶏肉です。
とくに銘柄などの表記はなかったものの、熱々のスープが染み込み、プリプリとした食感が美味しかったです。
麺は細〜中太麺くらいで、てっきりアツアツのスープに入っているので、デンプンが融解しているかと思いきや、しっかりとしたコシがありました。
太すぎるとうどんのように口の中が火傷しそうになりますが、絶妙な太さでラーメン感と、食べやすさを持ち合わせている麺です。
スープは鍋の汁というよりは、しっかりとしたラーメンスープです。
銘柄鷄の旨味を凝縮したベースと、醤油のまろやかな味が非常に旨味を感じさせてくれました。
和渦グループ(2024年1月17日〜22日)
飛ぶ鳥を落とす勢いで都内5店舗まで急成長中、高橋宏幸店主率いる大人気ラーメン店、「和渦グループ」さんです。
2019年に1号店「中華そば 和渦 TOKYO」を創業。瞬く間に東京ラーメンシーンを席巻、その後も自慢の自家製麺をメインに都内に5店舗を構えラーメンファンを魅了している。
お肉ご飯
お肉、葱、刻み海苔とシンプルなご飯ものです。
お肉にはA5和牛をつかっており、柔らかさ味ともに抜群です。
すき焼きのような甘辛の味付けで、しっかりと割下まで作られているような美味しさです。
ラーメンスープと合いそうだと思い、試しにお茶漬け風にしたら、これがかなり絶品でした。
麺が主役!ラーメン
和渦グループさんでは、全店舗で独自の小麦などで自家製麺をつかっていることもあり、麺にこだわった一杯だそうです。
全体を通して、和の風味をまといつつ、上品なラーメンに仕上がっていました。
ラーメンの半分を占める平べったいのはワンタンかと思いきや、第1の麺「ひもかわ麺」です。
小麦は春よ恋、もち姫をブレンドしたもので、モッチリ感と上品な舌触りが良い感じです。
メンマは微妙に芯の部分を残すような固めの食感です。
スタンダードな味付けがベースにはなっているものの、香味油のようなアクセントが付けられていました。
チャーシューは豚ロースでしょうか、低温加熱なのか中心部には赤みが残り、シットリとした舌触りが良い感じです。
丁寧に処理され臭みは無く、旨味だけがしっかりと残されています。
白い第2の麺は、1等粉をつかいツルツル・シコシコとした食感、甘みがしっかりとあります。
茶色い第3の麺は、もち小麦などをつかいモチモチとし、ろーすとローストした小麦で独特の香りを醸し出しています。
全部で3種類の麺とは、実にこだわり感はもとより、複数の小麦を調合する技術の高さは圧巻です。
ラーメンスープは、讃岐コーチン丸や信玄鶏、岩中豚などの動物系と、鰹や煮干し、昆布など魚介系を合わせたダブルスープだそうです。
麺が主役のラーメンとはいえ、 動物系と魚介系のスープは主役を張れるくらいに旨味の塊で、添えられた柚子の香りも良かったです。
志奈そば 田なか(2024年1月10日〜15日)
イタリアンや創作料理店で腕を磨いた後、2013年に魚介類だけで仕上げた『海をイメージしたラーメン』で、東池袋で創業するや否や瞬く間に東京を代表する人気店へ。
煮干やトリュフなどを使用した唯一無二のラーメンでラーメンファンを熱狂させている。田中友規店主店主率いる「志奈そば 田なか」さんです。
房総鮮魚しおらーめん
見た目が非常にシンプルで、ほぼ素麺に近いような感じで、キレイな印象を受けます。
シンプルな見た目の中で、葱と大葉の色合いが映えます。
スープが魚介系だけあって、薬味がアクセントして非常に効いていましたし、上品な印象を受けました。
チャーシューはかなり薄めに切られた豚バラです。
しゃぶしゃぶのような非常に生ハムのような薄切りで、若干物足りなさを感じました。
麺は細めのストレート麺です。
最近多く見かける、時間とともに溶けるような麺ではなく、喉越しを重視したような感じのコシがある麺でした。
ラーメンスープは、7種の鮮魚をバターでソテーし、濃密な旨味を抽出しています。
ほぼ透明のような色合いにもかかわらず、洗練されたような魚介の美味しさが濃縮されています。
和え麺
替玉の代わりに、伊勢海老油で味付けをした和え麺が提供されていました。
葱と茹でたキャベツを和えて、そのまま食べても美味しいのですが、魚介のスープといっしょに合わせた方が、伊勢海老の美味しさを実感できました。