外観
飯能市中心部から国道299号線を入間市方面に向かい、途中を住宅街に入ったところにあります。
店舗はトレーラーハウスになっていて、日本ではなかなか見慣れない様相です。
最寄り駅は、西武池袋線の元加治駅ですが、約1.5km、徒歩20分ほどと距離は遠めです。
駐車場
店舗敷地内に、全部で10台ほどは置けそうな駐車場が完備してあります。
駅からも遠い郊外型店舗のため、来店客の多くは車で来ているようです。
入店方法
連日行列を作る人気店なので、入店方法を書いておきます。
店舗入口付近にある受付票に、名前と人数を書きます。
外に用意してある5脚ほどの待機用の椅子で待ちます。
店員さんに名前を呼ばれたら入店になります。
店内
外から想像するほど広くはない店内で、入って右半分が調理場、左半分が飲食スペースのレイアウトになっています。
席はカウンター10席、テーブル4席の全14席前後です。
メニュー
ラーメンは全部で6種類。基本はあごだしのラーメンで、チャーシューや味玉などトッピングによる違いがあります。
麺は中盛、大盛、替玉があり、追加のトッピングとしてはメンマと味玉のみとなっています。
「本日のおすすめ」として、ラーメン屋には馴染み無い、サラダやご飯類がありました。
ご飯類は、四川麻婆、坦々、チャーシューなどの中華系が5種類ありました。
四川麻婆丼
四川麻婆丼は、注文時に辛さと痺れを5段階から選ぶことができます。
辛さなどにはあまり馴染みが無いので、スタッフさんオススメの「2」でお願いしました。
味は、花椒などの香辛料がしっかりと効き、かなり本格的なちゃんとした四川料理です。
特選あごだし麺
特選は、通常のあごだし麺に、トッピング全部のせのラーメンとなっています。
高さがあり、けっこう大きめのラーメンどんぶりなのでボリュームがありました。
真ん中にはカイワレとメンマが添えてあります。
メンマは細長く切られ、固めと柔らかめの中間くらいで、ほど良いシコシコ感に、甘み強めの味付けです。
味玉の黄身はとろけるような半熟です。
燻されたような香ばしさがあり、玉子の旨味がギュッと閉じ込められた印象です。
ラーメンは麺を隠すようにチャーシューで覆われています。
炙りチャーシュー、低温調理チキン、自家製炙りベーコン、低温調理豚ロースの4種類です。
炙り系のチャーシューの表面には、しっかりとした焼き目が入っています。
肉々しい食感で、味付けは最小限に抑えられ、ラーメン屋さんでは、なかなか味わえないレベル高いチャーシューです。
自家製炙りベーコンや低温調理豚ロースは、塩気の強さもそれほど感じず、味付けが絶妙で美味しいです。
このままお酒のおつまみとして出されても、十分に美味しいと思えるくらいに完成度が高いです。
麺は中細のほぼストレートのような麺です。
食べた時の歯切れの良さがあり、麺自体に味があって美味しいです。
スープとの絡みや、全体としてのバランスも良く、スルスルと食べてしまいます。
スープのベースには国産豚のゲンコツ、鶏ガラ、モミジをつかい、長崎県産のトビウオを備長炭で焼いたあごだしが使われています。
スープには塩気を抑えるために刻み玉葱が入り、極端に魚介系に振れることなく、全体の印象として口当たり良く仕上げられています。
スープに合わせるタレには、愛知県三河産のたまり醤油をつかい、青森県産帆立から抽出した煮汁を返しとしてつかってるそうです。
店員さんの案内によると、卓上に調味料が置かれ、食べ進めたときの味変にオススメだそうです。
調味料は、コチュジャンベースの自家製辛味噌、生山椒とヴァージンオリーブオイルのペースト、柚子胡椒の3種類です。
あとがき
店主は、都内で5つ星ホテルのインターコンチネンタルホテルで料理長の経験をもち、さまざまな料理に精通し、食材の技術や知識を持っているとのこと。
食べた感想として、どの料理も極端に主張する感じはなく、バランス感に優れているので、いろいろな場面にて感心することが多かったです。ラーメン屋修行は無いにも関わらず、このレベルのラーメンが作れるのは脱帽です。
チャーシューなどの具材は、ピザ窯で炙ったりしたためか、ピザのトマトやチーズの香りがかすかにするのが、面白く感じました。