外観
国道299号バイパスを入間市から飯能市方面へ向かい、県道30号に入り、ムーミンバレーパーク方面に向かう途中にあります。
青く塗られた外観ですが大通りから一本入った場所なので、普通に走っていたら分からなそうです。
駐車場
店舗裏に大きめな砂利の専用駐車場がありました。
全部で10台ほどは置けそうですが、平日でも開店直後には、ほぼ満車になる盛況ぶりでした。
店内
古民家をリフォームして、木の温もりを感じられるような作りに、古時計や小物などがいたるところに飾られています。
入店時は、入口で靴を脱ぐ小上がりなので、遊びに来たようなホッコリ感もありました。
女性店主が1人で営んでいるので、お水や蕎麦湯などはセルフサービスとなっています。
席からはキッチンの様子を伺うことができます。
道具や器など、小さいものからラックなどの置き場まで、随所にこだわり感が詰まっています。
店内満席の場合は、入り口にある伝票に名前を書いて待ちます。
メニュー
蕎麦は辛味大根やきのこ、とろろなど、全部で7〜8種類ほどとなっています。
一品料理はピクルスとプリンのみとなっています。
メニューの裏はドリンクメニューになっています。
2時からはカフェとして営業されているようで、コーヒーやプリンなども提供しているようです。
お通し
料理を注文すると、サービスで2つの小鉢が運ばれてきました。
1つは青菜とおからで作られたポテトサラダのようなもの、もう1つはだし巻き玉子です。
どちらも味はそれほど付けられておらず、素材を活かした自然な風味です。
自家製ピクルス
具材はキュウリ、カブ、白菜、ピクルスなどです。
大きめな器に盛り付けられていて、2〜3人でも十分食べられそうなサイズです。
キュウリ以外は、比較的浅めに漬け込まれている感じで、野菜のシャキシャキとした歯ごたえが残っています。
お酒のおつまみになりそうな強烈な酸味で、浅漬けらしくサッパリとした味付けです。
せいろそば
料理が運ばれてきましたが、凛とした見た目のセンスがあって雰囲気感があります。
蕎麦汁は濃い色で、香りがしっかりとありました。
返しと出汁感があり、蕎麦を美味しくさせてくれるつけ汁で、蕎麦湯として飲んでも美味しかったです。
表面には黒い星を見つけることができるので、蕎麦の外殻もつかい打たれています。
断面は四角に近く、噛みしめた印象としては、歯ごたえを感じるほどのハード系な印象です。
蕎麦自体は、二八の割合で打たれているようで、蕎麦の香りはそれほど強くはありませんが、喉越しの良さを感じます。
あとがき
オープンは2016年。もともと古道具屋で店長をしていたという経歴をもつ女性店主が営む蕎麦屋さんです。外観、店内を含め、自ら集めた骨董などをつかい、オシャレで開放的な飯能らしい空間に仕上がっています。
蕎麦は片倉康雄氏が足利に開いた「一茶庵」というそば教室に、卒業生としての名前が書かれていたので、こちらで学ばれたようです。
自家製ピクルスの作りや、蕎麦は二八らしい喉越し重視など、お店のオリジナル感とこだわり感を感じることができました。