外観
久喜市街から栗橋方面に向かい、湘南新宿ラインと東北新幹線の間の田園地帯にあります。(あまり詳しい地域で無いので御了承を)
最寄り駅は東武日光線の南栗橋駅ですが、徒歩約2km、20分ほど掛かります。
店舗の居抜きや料理店のような雰囲気は皆無で、知らなければ通り過ぎてしまいそうです。
駐車場
店舗敷地に駐車場はありませんが、周辺に3つの駐車場があります。
駐車場は目立つように白い砂利が轢かれ全部で2〜30台は置けそうです。
人気店で駅から遠いこともあり、車での来店割合も高く、平日ランチタイム過ぎでもけっこう台数が停まっていました。
入店方法
人気店で行列必須なので入店方法を書いておきます。
店内満席時、店外に列がある場合でも、店内にて食券を購入します。
食券を購入すると店員さんが来て、食券を回収し待機場所を案内してくれます。
店内外の待機場所で順番が来るのを待ちます。
店内
外の田園風景とは売って変わり、赤い椅子と青い壁が印象的なアメリカの片田舎にあるオシャレなカフェ・スタイルです。
席はカウンター10席、テーブル席12席の全22席です。(正確な数字の記載がないので、おおよその席数になります)
券売機・メニュー
つけ麺は、通常のつけ麺、塩、辛つけ麺の3種類で、それ以外に限定麺がありました。通常のつけ麺は180g〜550gまで麺の量を選ぶことができます。
トッピングとして、スープ増しや特製トッピングなど10種類ほど細かく設定があります。
サイドメニューは焼豚丼などのご飯類とドリンクとなっています。
メニューはとくに見当たらず、設定が細かいので、初来店ということもあり迷ってしまいました。
チャーマヨ温玉のせ
厚切りのチャーシューに温玉、白髪葱を添え味付けはマヨネーズとジャンク感強めの丼です。
トロトロの温玉と解しの良いチャーシューの合わせは良いのですが、マヨネーズの安っぽい酸味が気になりました。
大きめの丼なので、つけ麺と合わせると、かなり満腹感を得ることができました。
特製トッピング
トッピングは、白髪葱、半熟玉子、自家製極太メンマ、肩ロース真空低温チャーシュー、バラ炭火吊るし焼豚、肩ロース炭火吊るし焼豚、手巻き炙りバラチャーシュー、有明産海苔の8種類です。
運ばれて来ると「えっ!?注文間違えでは!?」と、思うくらいの料理でした。
特製トッピングはあくまで、つけ麺用のトッピングですが、これだけでもおつまみにもご飯のお供にもなりそうです。
チャーシューなども決して薄く切られているわけではなく、味・ボリューム・コスパを考慮しても注文必須のオススメ料理です。
つけ麺
お店で人気No.1のノーマルつけ麺です。
麺やつけ汁が入った器などにも、こだわりが感じられるほど見た目に美しさがあります。
つけ麺には別の小皿で、刻み玉葱、カイワレ、柚子、塩、レモンが付いてきます。
塩とレモンは、麺をつけ汁で食べる前に調味料としてつかいますが、たしかに麺の美味しさがダイレクトに伝わってきます。
刻み玉葱、カイワレ、柚子は、つけ汁の味の調整や、つけ汁をスープ割りした時の薬味としてつかいます。
※お店が推奨する「つけ麺の食べ方」が、あったので参考にしました。
麺は驚くほどキレイに盛り付けられ、見た目からも美味しさが漂っています。
材料には国産小麦100%の自家製麺で、北海道美瑛産の春よ恋、はるゆたか、自家製粉などがつかわれています。
麺自体に小麦の甘さ、香りを感じることができ、茹で加減や冷水での締め、水切りも絶妙で麺に対する熱意を感じます。
つけ汁がかなり濃厚なので、麺はつけ汁にちょい付けで食べると、汁と麺がバランス良く食べられました。
つけ汁は器ごと温められ、チャーシューで蓋をするように、つけ汁は全く見えない状態で提供されます。
チャーシューにはロースの部位がつかわれ、肉厚に切られていますが、箸を入れた瞬間に切れてしまほど柔らかいです。
汁の中には、極太のメンマも入っており、シコシコとした歯ごたえと、程良く汁を吸い柔らかめの食感が美味しいです。
つけ汁のベースは、豚・鶏・野菜を一度に140kgを3日間かけて濃縮してあります。
そこへ鰹節や煮干し十種類をブレンドし、全体をマイルドに整えています。
汁はドロドロし濃厚で麺に良く絡み、魚粉など粉っぽさを舌先に感じますが、嫌味に感じませんし後味もスッキリとしています。
麺を食べ終えたところでスープ割りをお願いしました。
さきほどまでの濃厚ドロドロさが無くなり、薬味の柚子の香ばしさが引き立ち、最後まで美味しく飲めました。
あとがき
麺屋みつばクローバーさんの創業は2017年。店主は元々、アパレル業界でデザイナーの後、飲食業界に転身。フレンチやイタリアン、家系ラーメン店を経て独立されました。
郊外の立地にも関わらず連日の行列と、県内でも有数の人気店ですが、麺やつけ汁、チャーシューなど、どこを取ってもこだわりに溢れています。
つけ麺を食べていると、蕎麦を食べてる際に感じるような粋があり、筋の通った料理を思わせます。
美味しいだけでなく、全ての料理を通してコスパの良さ、価格に対する満足度の高さなど、何度も訪れたくなるようなお店でした。