外観
越生市内から小川町方面に向かう県道30号(通称:飯能寄居線)沿いにあります。
店舗のすぐ近くに黒山三滝への入口になる交差点「三滝入口」があるので、目安にすると良いでしょう。
最寄り駅は、JR八高線と東武鉄道の越生駅から1kmほどです。
駐車場
店舗には専用の駐車場が2ヶ所あり、1つは店舗横に3〜4台ほど、店舗裏手に5台ほど置くことができます。
店舗裏手の駐車場に停める場合、店舗横の道は狭いので、信号を曲がって裏手に回るのをオススメします。
店内
店内は昔ながらのうどん屋さんという印象で、奥側に会計をするカウンターがあるのが特徴的です。
席はテーブル12席、小上がりの座敷5席の全17席ほどになります。
こちらの店舗は創業1872年(明治5年)と、150年以上の歴史があります。
画像は明治33年当時にカレンダーとして配ったものだそうです。
メニュー
うどんは温かいものと冷たいものがあり、温かいものは10種類ほどです。
冷たいうどんは、もりうどんと夏季限定のたぬきの2種類です。
うどん以外には、丼ものや団子、焼きそばなどがありました。
山菜うどん
山菜の入ったうどんで、たぬき(天かす)とかまぼこ、椎茸が添えてあります。
椎茸はどんこ椎茸ほど大きさはありませんが、非常に肉厚です。
うどん汁に浸り、出汁のように風味が溶け込んでいました。
山菜は、わらびやいもづるなどが入っています。
シャキシャキとした歯ごたえがあり、薄めな味付けで香りも良いです。
きつねうどん
お揚げ(きつね)と、大きく切られた葱が入っています。
大きく切られた白葱は、甘みが強く、独特の臭みも無く非常に美味しいです。
熱めの汁に染み込むと、さらに葱の美味しさが増します。
きつねのお揚げは薄めで、それほど手が加えられている様子はありません。
きつねを揚げた際の油が残っていて、雑味に思えるほどに残っています。
うどん汁はかなり醤油を強く感じてしまうほどです。
キリッとしたようなインパクトもありますが、食べ終えた後に舌と唇に辛さが残ります。
うどんは中太くらいの縮れ麺で、それほど多くないボリュームで150gくらいでしょうか。
コシはほとんど無く、それほど噛まなくてもスルリと抜けるような、喉越し重視なうどんです。
だんご
うどん屋さんですが、人気があるのがだんごということで、注文してみました。
1本単位で注文ができますが、早めに注文して欲しいとの注意書きがありました。
団子の表面にはキレイな焼き目が入り、食べた際には粗目に練られたお米の素朴な印象です。
みたらしは、うどん同様にかなり醤油が効いていますが、味醂や砂糖、米の甘みと良く合っています。
あとがき
創業は1872年、150年以上の歴史があるうどん屋さんで、明治時代の広告カレンダーなど貴重な物を店内で見ることができます。
味に関しては、うどんも団子も醤油の辛さが効きすぎている印象は拭えませんが、それが昔ながらの味というものなのでしょうか。