外観
所沢市街から国道463号(通称:浦和所沢バイパス)を、関越自動車道の所沢IC方面に向かう途中の、「牛沼」交差点にあります。
最寄り駅は、JR武蔵野線の東所沢駅ですが、約2kmとかなり距離があります。
交差点の角地にあって大きな看板もあるので、車などでも比較的わかりやすいです。
車で所沢方面から来る場合、中央分離帯があって進入できないので、交差点を曲がってから入ります。
駐車場
駅から遠くバイパス沿いの郊外型店舗なので、専用の駐車場が店舗敷地内にあります。
正確な台数はわかりませんが、全部で12〜3台くらいは置けそうなので、ピーク時以外は問題なさそうです。
平日でも開店直後には、一時的に大勢のお客さんが押し寄せる瞬間がありますが、回転率は早めです。
店内
店内は食堂のような雰囲気で、店員さんも元気に笑顔で対応してくれます。
厨房を取り囲むように変則的なコの字のカウンター席が設置され、席はカウンター席のみで全部で15席ほどです。
注文は入店してすぐの場所にある券売機でおこないます。
近くにメニューもあるので、注文を決める際は非常に分かりやすいかと思います。
メニュー
メニューは、とろもつ煮定食、丼もつ、鶏そぼろ丼の3種類のみ。それぞれに、小盛、中盛、大盛などが設定されています。
メニュー表には表示されていませんが店内の張り紙には、鶏そぼろ用の生玉子や、もつ煮のネギ増しなどのトッピングがありました。
とろもつ煮定食
とろもつ煮とご飯がセットになった、お店で一番スタンダードで人気がある定食です。
定食にすると、お味噌汁とお新香がセットになっています。
赤味噌の味噌汁には、お揚げと豆腐が具材で入っていました。
塩辛くなりそうな赤味噌ですが、ちゃんと出汁が取られ、しっかりとした旨味が感じられました。
とろもつ煮の具材はシンプルにモツとこんにゃくで、中盛ですがボリュームは満足度高めなボリュームがありました。
臭みがない新鮮で刻まれた白葱がたくさんのせられ、葱好きとしては点数が高いです。
モツは腸の部位の中でも、旨味がタップリのった直腸(テッポウ)のみがつかわれています。
肉厚のモツが生み出す独特の歯ごたえで、はじめて口にした瞬間は驚きとともに、思わず声が出てしまいました。
もつ煮自体はサッパリとした味噌仕立てでありながらも、しっかりとした旨味もありました。
丼もつ
平日でもお昼を過ぎると売り切れ必須の人気料理が、こちらの丼もつです。
メニューなどには、「定食」との表記はありませんが、お新香、お味噌汁がちゃんと付いてきます。
薬味として葱と紅生姜がデフォルトで付いてきます。
丼もつはご飯にモツをたっぷりとのせた丼のことで、うずら卵がのっているのでビジュアル的にも食欲そそられまくりです。
もつ煮とは全く違う味噌で味付けられ、ご飯との相性は抜群で、かなりご飯が美味しく頂けました。
ガッツリ系の味付けですが、その反面しっかりとした繊細さも感じられる味付けなので、これはこれでオススメです。
中・中セット
鶏そぼろ丼(中盛)と、とろもつ煮(中盛)のセットで、店員さんからは「中・中セット」と呼ばれていました。
それぞれを別々に料理していますが、サービスで、お味噌汁、お新香がちゃんと付いてきます。
口コミに鶏そぼろ丼が美味しいとあったので、ついつい注文してしまいました。
中盛りのサイズは、大手牛丼店の大盛くらいなので、けっこう多めでした。
鶏そぼろの味付けは甘すぎず、醤油っぽい辛さもなく、ご飯とそぼろの間には、刻み海苔が敷かれています。
付いてきた紅生姜と合わせると、甘みと酸味がほど良いバランス感で、口コミの美味しいの意味を実感しました。
あとがき
今回お邪魔した、大正屋さんの創業は2018年。比較的若いお店ですが、最近では公式のXなどSNSの告知を見ると、連日売り切れが出るほどの人気店にまで成長しています。
料理も3種類のみと絞り込まれてはいるものの、定食屋さんとしては十分どころか満足度高めのクォリティがあります。活気ある店内の雰囲気、店員さんの対応も食堂としては重要な要素ですが、かなり好感が持てるお店でした。