門構え
お店は国道135号で熱海市街から下田方面に向かい、車で10分ほどのほぼ国道沿いにあります。
最寄り駅はJR伊豆多賀駅で徒歩15分ほどだそうです。
しっかりとした門構えに少し緊張気味で中に入ります。
駐車場
駐車場はお店の正面、横、裏手に駐車場があります。
けっこう広く20台くらいは置けるそうです。
入店は平日の11:30だったのですが、入店直後に満席になる盛況振りでした。
外観
手入れが行き届いた日本庭園を抜けると、古民家の店舗があります。
建物は江戸末期のものらしく、ずっしりとした感じで雰囲気があります。
店内
店内は古民家の梁などは活かし、モダンなテイストに仕上がっています。
古民家を利用したお店の場合、店内が暗いことが多いのですが、多賀さんは照明が多くとても明るいです。
座席は畳に座る4人掛けテーブルが12組ほどと、椅子に座るテーブル席が15席ほどあり、全60席くらいとかなり広めです。
メニュー
メニューはお蕎麦屋さんなので蕎麦がメインです。
価格は具材によってマチマチですが、種類はかなり多めなのでお好みで。
普通のせいろそばが700円なので、それほど高いという感じではありません。
そば寿司
メニューにはないのですが、スタッフにススメられて注文したそば寿司です。
蕎麦と具材を束ねてノリで巻き、切ったもので、具材は湯葉とシイタケなどの煮物です。
そのままでも蕎麦の味と煮物の味の甘みで良い感じに美味しいのですが、醤油を垂らすとまた美味しいです。
天せいろそば
そばと天ぷらのセットです。
天ぷらは海老、カボチャ、ピーマン、ナスとわりと普通でした。
海老は一般的な海老とは違いひと回りくらい大きめでした。
桜海老天せいろ 二枚重ね
桜海老天せいろ 二枚重ねで、二枚重ねとは蕎麦の量が倍で、一般的に言う「大盛り」です。
薬味はネギ、大根おろし、ワサビでで、ワサビは本わさびではなく、練りワサビでした。
ネギや大根おろしは辛味も少なめでとても美味しかったです。
桜海老の天ぷらはかなり大きめで、食べごたえがあります。
桜海老も多めで食べた時の風味はかなりのものです。
天ぷら自体も、衣は油感も少なくキレイに揚がっているので、食べると非常に軽くサクサクと美味しいです。
蕎麦つゆは醤油はそれほど濃くないのですが、鰹節の香りはかなりのものです。
インパクトは弱いものの、蕎麦と合わせた感じは他のお店にない感じで美味しかったです。
蕎麦は二枚重ねを注文したのですが、1人前でも一般的な蕎麦屋よりも多く、二枚重ねはけっこうなボリュームです。
蕎麦の太さは普通くらいですが食感はかなりシッカリとしています。
噛むたびにコシを感じることができかなり好みで美味しいです。
あとがき
同行した友人がテレビに出ていたのを見て、ぜひ行ってみたいということでの来店です。
絵的にも映える古民家店舗と日本庭園はとても雰囲気良く、伊豆の旅行や観光の際にはぜひとも立ち寄りたくなるような場所です。
蕎麦は個人的に非常に好みで良かったのですが、つゆにそれほどインパクトがないため、つけて食べた時は何となく物足りない感じが最初しました。ただ食べ進めると、鰹節の風味が強いので出汁で食べているような感覚は独特で美味しかったです。
しかもこの蕎麦つゆでそば湯を飲むと、食べていた時には感じることができないくらいの出汁の風味が出て、今まで飲んだことことがないくらいに美味しい蕎麦湯となり、とても不思議な感覚でした。
多賀さんの料理を食べて、どことなく蕎麦を食べ方が少し変わりました。