ブログには常に1000軒前後のレビュー記事がアップされ、埼玉や東京などの関東地方を中心に年数回の旅行などで全国各地を年間200軒ほど食べ歩いています。
関東在住ですが旅行好きということもあって、地方の飲食店さんにも足を運ぶのが一番の楽しみです。
飲食店さんの魅力を少しでも多く発信・共有できればと思いますので、気が向いた時にでも訪問お待ちしております。
「博多ラーメン 和(かず)」は、東京都港区赤坂にある博多とんこつラーメン店で2014年3月26日に創業しました。
店主の馬場圭佑さんは飲食業未経験からスタートし、独学で味を磨き上げ、10年の歳月をかけて現在の濃厚で完成度の高い一杯を提供しています。
東京にいながら本場・博多の味を堪能できる貴重な一軒で、濃厚なとんこつラーメンを求める方にとって、訪れる価値のあるお店です。
東京メトロ千代田線の赤坂駅1番出口を出て、赤坂Bizタワーを横目に一ツ木通りを紀尾井町方面に向かい、路地を一本入ったところにあります。
大きな豚のイラストと提灯が飾られ、人気店のため店舗前には平日の夜にも関わらず行列ができていました。
行列を作り続けるような人気店なので、入店方法を書いておきます。
外に行列ができている場合、まずは店内に入店して食券を購入します。
食券購入後に、画像のように店舗向かって左側のポール内側に列を作ります。
店員さんが来て人数を聞かれ、順番が来たら入店して席を案内されます。
変則的なS字型で、カウンター席のみ12席となっています。
グループごとに座れるよう配慮されたり、席の間を1席分空けるなどで、窮屈を感じることなく快適に食事に集中できます。
店長さんが良く動き回り、全てのお客さんに気配りをするホスピタリティさに溢れていたのが印象的でした。
提供されるラーメンは豚骨ベースの6種類で、ラーメンには替玉1玉(もしくは半玉)を無料サービスとして受けることができます。
トッピングは味玉やネギ、キクラゲ、わんたんなどがあり、サイドメニューは3種類のご飯と餃子のみです。
ランチにも力を入れているようで、A〜Dまでの4種類のセットメニューが用意されていました。
提供される麺の茹で方は6段階で、豚骨ラーメンを食べ慣れた人には馴染み深い硬さもあります。
色分けされ、ラーメン、トッピング、サイドメニューが分かれているので、非常に分かりやすいです。
訪問時には提供されていませんでしたが、メニューには無かった「限定」の文字を見つけることもできました。
券売機近くにメニューは無かったので、せめてラーメンは決めてから入店することをオススメします。
餃子は豚骨ラーメン店で良く見かける小振りなサイズで、小判型のいわゆる「一口餃子」で1人前は6個です。
薄めの皮の表面には強めの焼き目が入りパリパリとした食感で、餡は豚肉をメインにしています。
はじめての訪問だったので、1番シンプルな「ラーメン」を注文しました。
「わんたん」を追加トッピングしているので、そこそこのボリューム感がありました。
具材はキクラゲ、ネギ、チャーシューで、メンマは入らずシンプルな構成です。
キクラゲは幅広く、長めに切られているので、シコシコ・シャキシャキとした食感がアクセントになっていました。
追加でトッピングした「わんたん」は、ノーマル2個と大葉2個の4つです。
ほぼ毎日作られている自家製わんたんで、巾着のように絞られた形をしています。
薄い皮は抵抗感少なく、チュルっとし舌触りで、特に「大葉」の風味が美味しかったです。
バラチャーシューは大きく切られたものが1枚入っています。
薄めに切られているが、ちゃんとジューシーさもあり、決してラーメンを邪魔することなく存在感があります。
麺は極細低加水のストレート麺で、外に置かれた番重から福岡の老舗トリオ製麺だとわかりました。
低加水麺のため歯切れも良く、柔軟なコシもありつつ、濃厚なスープとも良く絡んでいました。
スープはカフェオレ色の茶色で、泡立ち感が表面に見ることができます。
本場九州の豚骨ラーメン店で良く使われる「呼び戻し」製法と「取り切り」製法を合わせた独自のハイブリッドな作り方をしています。
スープのベースは豚と水だけを2日間煮込んで作り込まれ、九州の薄口と濃い口の醤油をブレンドしています。
店内の壁には濃度計で測定された「本日のスープ濃度」が、提示されていました。
一般的な豚骨スープや鶏白湯スープが12%前後なので、訪問時の13.4%なので、いかに濃いかが分かります。
濃厚なスープですが、豚骨独特の臭みも無く、舌触りも非常に良く、醤油と豚骨のブレンドから絶妙な風味を生み出しています。
替玉は別皿で提供され、無料サービスだけあって、ほとんどのお客さんが替玉を注文していました。
2玉以降の替玉も追加料金で注文することができます。
「博多ラーメン和」さんは、現店長の父親が2014年にオープンさせましたが、お客さんの「マズイ」、「安いだけ」という声を聞き、ラーメンの改良に取り組んだそうです。異業種から飲食未経験にも関わらず、10年の歳月を掛けて現在の人気振りまで作り上げたのは、実に努力の賜物といえます。
ラーメン業界権威の2024-2025のTRY大賞とんこつ「名店部門」にも入賞し、今では都内の豚骨ラーメンでも1、2を争うほどです。
一般的な濃厚豚骨ラーメンの場合、骨の髄まで溶け込みザラつきが残ったりしますが、スープは澄み切ったような印象だけが残り、豚骨ラーメンの中でも新鮮なレベルの高さを感じました。
都内屈指の豚骨ラーメン店として、ぜひ豚骨ラーメンが好きな人なら食べて欲しい一杯でした。