トクの牛鍋|東京 浅草 米久本店
3.7

【米久本店】創業1886年! サシの入ったお肉が美味しいタイムスリップ感のある浅草の牛鍋屋

東京の浅草繁華街のひさご通りにあり、雰囲気ある店内で牛鍋が食べられる「米久本店」さんに食べ歩きに行ってきました。

Published on: 2022/09/20

外観

外観|東京 浅草 米久本店

浅草の繁華街にあり、花やしき周辺の商店街「ひさご通り」にあります。

最寄り駅は、つくばエクスプレスの浅草駅が一番近く、東京メトロ銀座線の浅草駅もしくは田原町駅などから徒歩10分ほどです。

米久本店さんは1886年創業と歴史あるお店なので、外観からも雰囲気が非常にあり、浅草らしい老舗のお店という感じです。

店内

太鼓|東京 浅草 米久本店

店内に入るとすぐに下足を脱ぐ履きするたたきがあります。

店員さんの掛け声とともに「何名様入店です。どんどん」と、来客数の数だけ太鼓が打たれるのは非常に風情があります。

下足板|東京 浅草 米久本店

下足を脱ぎ終えると、下足板が渡されます。

注文もお会計もこの板でお願いすることになるので、テーブルに置いて置くと良いです。

店内|東京 浅草 米久本店

案内されたのは、大広間のような座敷席です。

他にはテーブル席などもあるので、店員さんに言えばどちらでも選べるようです。

席は座敷やテーブル、1・2階合わせて150席あるそうです。

おしながき

おしながき|東京 浅草 米久本店

牛鍋はトクと上の2種類があり、肉の質の霜降りが違うそうです。

追加のお肉や、御飯、新香などを牛鍋に追加して注文していきます。

牛鍋

牛鍋|東京 浅草 米久本店

テーブルにはガスホースが繋がった牛鍋が準備されています。

「鍋小さくない?」と思いますが、1人1鍋なので、十分なサイズです。

「すき焼きと牛鍋って何が違うの?」と素朴な疑問がありますが、諸説あり関東発祥の牛鍋と関西発祥のすき焼き、お肉を焼く順番など、諸説あるそうです。

御食事

御飯とお新香|東京 浅草 米久本店

牛鍋の他に、食事として御飯と新香を注文しました。

新香|東京 浅草 米久本店

新香は胡瓜、大根、茄子、かぶと具材は定番です。

味付けはシンプルな醤油漬けのような感じで、これだけで御飯が一杯食べられてしまいます。

御飯|東京 浅草 米久本店

御飯は小盛りサイズで、ちょうど茶碗一杯分という感じです。

ふっくらと美味しく炊かれているので、思わずお代わりしちゃいました。

トクの牛鍋

トクの牛鍋|東京 浅草 米久本店

せっかくならばと、霜降りの多いトクの牛鍋を注文してみました。

お肉、野菜、生卵が1セットになっています。

野菜|東京 浅草 米久本店

野菜は春菊、葱、お豆腐、しらたきです。

見た目は少なさそうですが、意外と食べてみると十分なボリューム感でした。

お肉|東京 浅草 米久本店

トクのお肉なので、霜降りのお肉が入っていますが、真っ白でかなりサシが入っている印象です。

赤身のお肉でもサシはしっかりと入っていて、肉質はかなり良さそうです。

お肉は全部で150〜200gぐらいでしょうか、意外と満足できるサイズ感でした。

牛鍋|東京 浅草 米久本店

最初は店員さんが、牛鍋に具材を敷いて準備をしてくれます。

牛鍋に牛脂のラードで油を引き、具材をのせていき、最後に割り下を入れます。

割下と割汁|東京 浅草 米久本店

右が割り下で、左が濃いときに薄めるためのものだそうです。(中身は不明です。)

焼いて具材が割り下を吸うので、この2つでお好みに調整していきます。

肉のせ|東京 浅草 米久本店

5〜10分ほどで、お肉の赤い部分が無くなれば食べごろだそうです。

割り下は甘すぎず、ご飯にも良く合うので美味しいです。

玉子|東京 浅草 米久本店

玉子にくぐらせると、さらに割り下、肉の旨さが引き出されて美味しいです。

春菊やお豆腐などの具材にも、短時間でしっかりと割り下が染み込んで非常に美味しいです。

あとがき

老舗のお店らしく下足のたたきがあったり、大広間の座敷など浅草界隈のお店に来ると、何だかタイムスリップしたような気分になれます。

すき焼きもなかなかお店で食べたことがなく、もちろん牛鍋も初めての食事となりましたが、実に良いものでした。お肉の質も味も良く、割り下はすぐに具材に浸透して、10分ほどで食べごろに、気軽に手軽にサッと食べれる感じが、どことなく下町の粋って感じなのかも知れません。

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