外観
お店は旧中山道を巣鴨から板橋の中心部に向かう途中の、タワーマンションの1階部分にあります。
真上には首都高速の板橋ジャンクションがあり、交差点の近くなので、比較的分かりやすいです。
徒歩での場合、都営地下鉄三田線の板橋区役所前駅もしくは、東武東上線の下板橋駅が最寄り駅となっています。
入店方法
非常に人気店なので、満席時の入店方法を書いておきます。
1)店内満席時は、外の待機用椅子(3席)を先頭に、画像のように3列で並びます。
2)とくに受付票などはないので、列に並べば入店することができます。
3)席に空きができると、店員さんから入店を促されます。店内には待機用の椅子が4席用意されています。
4)入店して、券売機にて食券を購入して、待機席で待ち、席が空き次第で順番に案内して頂けます。
店内
残念ながら店内は撮影禁止とのことで、画像はイメージでの掲載になります。
向かって左側にカウンター席、右側にテーブル席があるレイアウトで、狭い印象はとくにありませんでした。
席は、カウンター6席、テーブル10席の全16席となっています。
店内入ってすぐのところには、ラーメン業界などの有名人の色紙が飾られていました。
メニュー
ラーメンは、味噌、醤油、塩の3種類が基本で、それぞれに大盛、チャーシュー麺が設定されています。
トッピングの種類は多く、およそ10種類ほどがありました。
サイドメニューは、カレーライスとライスの2種類で、それぞれに小さめのミニがありました。
メンマ(別皿)
ラーメンに入れるというよりも、どんな感じで提供されるのかと思い、メンマを注文しました。
小鉢に、メンマが山盛り入っていて、けっこうなボリューム感があります。
しっかりとした味付けがされて、ピリ辛のアクセントでビールなどのおつまみになりそうな感じです。
食感は気持ち固めに感じつつも、シコシコとした食感が美味しいです。
メンマは細かく短めに切られているので、食べやすいサイズ感です。
味噌ラーメン
お店で人気の味噌ラーメンをお願いしました。
器はお店オリジナルのロゴ入りで、通常のラーメン丼ぶりよりも大きめな印象です。
ラーメンには、葱、もやし、生姜がのせてあります。
味噌ラーメンにもやしはやはり定番でイメージ通りという感じですが、もやし自体にもこだわっているのか、シャキシャキとした食感を非常に感じました。
生姜はラーメンスープに溶いて味変にもなりますし、濃厚な味をかなり円やかな印象に変化させてくれるので良いアクセントでした。
メンマは別皿との比較になりますが、長めに切られています。
味もそれほど濃くなく、全体のバランスにマッチするような、柔らかめの味付けです。
食感も別皿よりも温度のせいか、柔らかく感じました。
チャーシューは大きく厚めに切られたものが1枚と、ブロックのようなものが2個ほど入っていました。
大きなチャーシューは、味付けも抑えめで、食感とともに肉々しさを感じさせてくれます。
ブロックのようなチャーシューは、脂身がある部位をつかっているので、甘みが味噌のスープと良く合って美味しいです。
麺はかなり黄色い見た目で、中太くらいのちぢれ麺です。
モッチリとしつつも、しっかりとした張りがあって、スープに負けないくらいの美味しさがあります。
こちらの麺は店主さんのこだわりで、修行先のお店で以前使用していた森住製麺さんというところの麺をつかっているそうです。
スープの見た目は、表面にラードのような油分が浮かび、スープ自体の色は黄色から茶色です。
最初の印象としては、味噌の香りが非常に立っていることで、ラーメンが運ばれてきた瞬間に旨味が伝わってきます。
ベースは豚骨でしょうか、動物系のようなコクがありますが、クドさを感じることなく、思わず、ご飯が欲しいと思う一杯でした。
あとがき
先週くらいに板橋に食べ歩きに行き、お店を調べている際に、評価も高く、何しろ店名が面白くて印象に残っていたので、ぜひともお邪魔してみたいと思いました。
店主は、北海道札幌にあり、全国的にも知名度抜群の「すみれ」で13年修行した経験の後、独立されたそうです。店名は店主の出身地石狩の「地元にある町内会の名前」です。
ラーメンは、とにかく最初の一口目のインパクトが強く、「味噌ラーメンはこうであるもの」という固定概念が壊された気がする味で、間違いなく、東京エリアにおける「味噌ラーメン」のトップランナーでしょう。
江戸川橋で同じくすみれ出身店主の「三ん寅」さんと比較すると、こちらの方が、若干醤油が強い印象を持ちましたので、食べ比べも面白いかも知れません。