外観
高崎の中心部から少し北部寄りの場所で、中央通りという比較的大きな通り沿いにあります。
最寄り駅はJR信越本線の北高崎駅で、徒歩15分ほどとなっています。
店舗は大きなマンション建物の1階部分に入っています。
駐車場
店舗前には駐車場はありませんが、徒歩2分ほどの離れた場所に専用の駐車場があります。
北陸新幹線の高架下になり、全部で7台置くことができます。
店内
和の雰囲気のような店内で、活気というよりも淡々と食事をされている印象です。
L字の大きめなカウンターで、背後に待機用の席が10席ほど用意され、回転は早く店内に入ってからの時間の目安は20分ほどです。
席はカウンター席のみ10席となっています。
店内満席時は上記画像のように向かって右側に列をつくり、車道側に折り返します。
店内にも待機席があり、比較的待つ苦労はないですが、外で待つ場合は3〜40分は見たほうが良さそうです。
メニュー
ラーメンは、支那そば、特製そば、わんたんそば、焼豚そば、わんたん焼豚そばの4種類で、それぞれ注文時に醤油か塩を選ぶことができます。
トッピングは麺の大盛り、味玉、のり増しの3種類で、サイドメニューはごはん類の2種類です。
豚角煮ごはん
厚めに切られた角煮が2切れ、ご飯はちょうど一杯分ほどのボリュームです。
角煮は厚めに切られていることもあって、噛みごたえも非常にジューシー感があって、味も決して暴力的にならず、甘めの旨味が凝縮されています。
ご飯も非常に丁寧に炊かれ、お米の旨味をしっかりと感じられるので、余裕がある人にはぜひとも食べて欲しい一品です。
支那そば
提供されるラーメンの中で一番シンプルで、トッピングはチャーシュー、葱、海苔、メンマのみです。
支那そばらしく、見た目も非常にキレイな印象です。
スープは醤油をチョイスしました。
かなり「節」がしっかりと効いていて、強めのアクセントの醤油が丁寧にのせられている感じです。
特製そば
特製は支那そばに、ワンタンと味玉が追加されています。
メンマはかなり厚め、太めに切られていることもあり、しっかりとした噛みごたえと歯ごたえがあります。
味付けは甘めで、非常にアクセントとして効いていました。
ワンタンの自家製らしき皮は非常に薄めで、抵抗感なくスルッと食べることができます。
餡はけっこう詰まっている感じで、お肉の旨味を感じさせてくれます。
味玉は見た目的には色は一般的な玉子と変わりませんが、出汁感がしっかりと効いています。
黄身はほど良い半熟で、抜け目無さを感じます。
チャーシューは赤く色づいており、目黒の八雲や浜田山のたんたん亭などの系譜をついつい感じてしまいます。
見た目は固そうですが、実際食べてみると適度に固く肉の歯ごたえが絶妙に残されています。
麺は中細の自家製ストレート麺で、表面には茶色の粒が見えるので、全粒粉が配合されているようです。
断面は四角に近いような強めの食感ですが、舌触りは非常に滑らかで噛み心地も良いです。
スープは塩をチョイスしましたが、強めな印象を持った醤油に比べ、かなり優しい印象を受けます。
ベースは鶏と豚を合わせたものですが、非常に優しく出汁感が全面に出ているので、支那そばらしい美味しさが実感できます。
あとがき
店主は目黒の名店「かづ屋」で、店長を経験、その後2008年に独立されました。
お店の雰囲気を含め、真面目に職人気質に淡々と仕事をこなすタイプの方のようで、ご飯の炊き加減を含め、ラーメンの各部具材やスープなど、どれをとっても丁寧です。
先日お邪魔した、高崎のくろ松店主とは友人のようで、かづ屋で同時期に働かれていたようです。
昼営業で駅から遠いのですが、決して後悔しない一杯であることは間違いありません。