外観
JR中央線三鷹駅の北口を出て、青梅街道方面へ徒歩12分ほど歩いた住宅街にあります。
常に行列をつくる人気店なので、近くまで来るとわかるかと思います。
店内
カウンターのみ9席とこじんまりしていますが、広めの木製テーブルなので座ってしまえば、居心地の良い空間です。
注文は店内に入ってすぐにある券売機にて食券を購入します。
メニューは麺類が、らぁ麺(醤油)780円、らぁ麺(塩)780円、煮干らぁ麺800円の3種類が基本。
麺の量は中盛、大盛りがあり、トッピングは味玉、チャーシュー、味玉、海苔などがありました。
煮干しらぁ麺
ラーメンが到着すると、ボリュームにビックリで見た目のインパクトはかなりのものです。
追加トッピングはありませんが、レアチャーシュー4枚、煮込みチャーシュー1枚、玉葱、メンマ、あおさ、味玉と具材は多めです。
あおさ、味玉、玉葱。やはりどれをとっても文句なしに美味しいです。
どの具材も個別に主張しつつも「ラーメンが主役」という一線を超えないバランス感が素晴らしいです。
チャーシューはかなりのレアで、見た目のインパクトに負けないくらいに絶品で、口に入れると溶けてなくなるレベルです。
肉そのものの味のレベルが高く、スジなどもキレイに取られ丁寧さを感じます。
味もほぼ付いてないくらいなので、ラーメンの味を壊していません。
煮込まれたチャーシューも同様レベルでここまで来ると箸が止まりません。
メンマは細く切られ、全体のバランス感を壊さない程度に味付けされ、一切の手抜きを感じさせません。
麺は細めのストレート麺ですが、食べると見事にスープにマッチしています。
麺自体も細麺ながら、しっかりとしたコシがあり、食べていて非常に楽しいです。
最初は強い醤油の味、そして濃いめの煮干独特の風味、これだけで十分ラーメンスープとしてかなりのレベルで美味しいです。
スープはあおさによって「海鮮感」があり、これが煮干の独特のエグミを見事に消し去り独特の風味に変えています。
通常の煮干ラーメンの味から2段階くらいレベルが上がっている感じです。
替玉
替え玉ということなので、とんこつラーメンの替玉を想像していましたが、今風に言うと和え玉でした。
運ばれてきたのは「まぜそば」レベルのボリュームと具材です。煮干しらぁ麺を注文した人には強くオススメします。
らぁ麺とおなじ細麺に海老風味の油がからみ、茹で上がった麺の風味と非常に合っています。
あとがき
ラーメンの基本である、麺、スープ、トッピング、コスパどれをとっても一級品です。
個人的には「つけ麺」や「煮干し」など風味が流行ると、どこのお店も同じになってしまうのが非常に嫌いで、今回は煮干しラーメンを食べるのにも抵抗がありましたが、ここの煮干しは明らかにオリジナリティ満載かつ非常にクリエイティブで独創的だと思います。
選ばれた素材、それをまとめ上げる丁寧な調理、もう美味いというか、久々に感動するくらいの食事に出会えたのが嬉しいですし、店内も、広めのテーブルや隠れ家的な感じなど、非常に居心地が良い場所です。