外観
西武新宿線の野方駅北口を出て、まっすぐに続く商店街「北原通り」にあります。
人情風情溢れる商店街で、長年親しまれてきた蕎麦屋を借りて営業されているそうです。
店内
店舗に入ってすぐのところには、外からガラス張りで見えるのは麺打ち場になっています。
居酒屋とも思えるような佇まいで、うどん屋さんとしてはかなり落ち着いて食事ができそうです。
長年親しまれてきたお店だけあって、温かみのある雰囲気です。
席はテーブル席のみ全18席です。
メニュー
うどんは大きく分けて、温かいうどんと冷たいうどんの2種類があり、それぞれに肉うどんや鶏天など天ぷらなどが付いたセットになったものがあります。
麺は基本200gで大盛りの設定があり、機械による麺と手打ち麺を選ぶことができました。
玉子や、天ぷらなどの追加トッピングが5種類ほどありました。
夜にお邪魔したので、うどん以外におつまみメニューも取り扱いがありました。
17時以降のディナータイムは、席料(お通し付き)とワンドリンクが必要になります。
鶏天うどん
店主の方が以前働いていたお店にお邪魔したことがあったので、そこで名物だった鶏天を注文しました。
かなり大振りでボリューム感ある鶏天で、運ばれて来ると驚きとビビってしまうレベルでした。
衣は薄皮で、高温で短時間で揚げられているようで、肉への熱の入り具合がしっかりとしています。
揚げたてでアツアツジューシーに加え、衣に味が付いているようで、そのままでも十分美味しいです。
うどんはかけうどんのような状態で、葱と生姜だけがのせられて提供されます。
うどん汁が黄色から透明に近いような色合いなので、関西風のうどんを想起させます。
うどんの麺は注文時に、機械による麺もしくは、手打ちを選ぶことができたので、手打ちでお願いしました。
香川県から取り寄せた地粉で打たれたうどんは透明感があり、四角に近いような平打形状の麺で、しっかりとしたコシがありつつ、弾力を感じらつつも柔軟性がありました。
温かい汁ですが、決して溶け込むように柔らかくなることなく、最後までしっかりとした噛みごたえを保っていました。
透明感のあるうどん汁は、香川県伊吹島のいりこや鰹節、利尻昆布などがブレンドされた関西です。
丁寧に抽出された出汁が良く効き、風味は抜群に良く、最後まで飲み干しても罪悪感少なめで美味しいです。
かけうどんと鶏天が別皿での提供だったので、最後は鶏天をかけうどんに入れて食べてしまいました。
やはりこっちの方がしっくり来ますし、鶏天の衣がうどん汁に溶け出し旨味が増されました。
あとがき
温かみのある商店街で、長年親しまれてきた蕎麦屋を借り商売を営んでいることもあり、非常に雰囲気がありました。
お酒が飲めつつ、美味しいうどんが食べられ地域に根ざしたようなお店で、うどんや天ぷらの味は間違いなく美味しいことに間違いありませんでした。
ランチタイムなら席料もなく、うどんだけならコスパも良いので、評価はもう少し良かったのかも知れません。