外観
西武池袋線の練馬駅南口に広がる飲食街の中にあります。
ビルの2・3階部分が店舗になりますので、階段を上がると入口になります。
店内
中華料理屋さんというよりも、ベトナムなどのアジア系食堂のような雰囲気の店内です。
席はテーブル席のみで、全45席となっています。
メニュー
餃子は焼と水の2種類があり、それぞれにニラや海鮮などの具材をつかった餃子があります。
ディナータイムにお邪魔しましたが、麺類や丼などの料理も食べることができます。
ランチタイムには麺類や定食が、さらにお安く提供されているようです。
一品料理として、鶏料理、串、揚げ物などもかなりの種類がありました。
料理の基本は大連料理ですが、四川などさまざまな中国料理がミックスされたメニュー構成です。
四川名物よだれ鶏
中華料理屋さんなどで見る真っ赤な料理とは違い、真っ黒な色合いです。
蒸し上げた鶏の下には、胡瓜の千切りがあるため、サッパリとした口当たりです。
真っ黒い焦がし葱のようなものがカリカリとして、食感のアクセントにもなっていました。
つかわれている香辛料は10種類以上で、しっかりとした辛さもありつつ、自家製辣油のような深みも感じられます。
ラム肉の串焼き
料理としては中東からアジア圏まで、広く食べられている料理で、シシカバブやシシリクなどの名で呼ばれています。
真っ赤な香辛料が山のようにかかっているので、激辛料理のような見た目です。
恐る恐る食べてみると、それほど強烈な辛さは無く、むしろ心地良いくらいで、ビールに良く合いそうです。
ラム肉は独特の風味を残しつつ、適度な脂身があり、美味しさを凝縮したような歯ごたえです。
焼餃子 四種盛り
焼餃子のラインナップにある、大葉、ぷりぷり海老ニラ、スタミナニンニク、キャベツの4種類が2つずつ入っています。
中国餃子よりも日本餃子に近いサイズなので、それほどボリューム感はありません。
表面はカリッと程良く焼き目が入り、モチモチとした皮が美味しいです。
皮は薄いですが、餡はギッシリと詰まり、食べた瞬間に中から汁が出るほどジューシーでした。
どれも甲乙付け難い味わいで、それぞれの風味を楽しむことができました。
ビャンビャン麺
ビャンビャン麺とは、古都長安や西安などがある中国の陕西省周辺で食べられている麺料理です。
漢字で書いた場合、総画数50文字以上という難読漢字でも有名です。
名前の由来は、麺を打つ際に「ビャンビャン」と音がするからだそうです。
提供前に麺を打っているため、ガラス越しに麺打ちの様子を見ることができます。
料理には刻んだ葱やチンゲンサイなどが入っています。
全体には麻油に似たような黒いタレがかかっており、コクがあるような独特の風味がします。
具や麺の全体をよく混ぜて食べるので、ラーメン屋さんなどのまぜそばに似ています。
打ちたて、茹でたてで提供される麺はモッチリとした独特の歯ごたえで、うどんに似たような食感です。
あとがき
八鮮大連餃子さんの創業は2019年で、練馬で有名な中華料理店「唐苑」さんから独立後、店名を変更するなどして現在に至るそうです。
料理は大連料理を基本とし、四川や上海などさまざまな要素がミックスされた中華料理になっています。味はどれも美味しく、しかも日本の中華料理ではあまり食べることができないような香辛料などがつかわれ、本場の味を楽しむことができるお店でした。