ホテル雅叙園東京
JR目黒駅から行人坂を下って徒歩5分の場所にある、ホテル雅叙園東京の中にあります。
レストランだけの利用も可能となっています。
ホテルの中に入ると、ラグジュアリーな雰囲気はもちろんのこと、中華系の豪華な装飾が出迎えてくれます。
なんとも言えない非日常感はまさに別世界という印象です。
旬遊紀に向かうまでも、2〜3のレストランがあり、敷地内に流れる滝を見ることなどができます。
百段階段
今回、雅叙園東京さんを訪れた、もう一つの理由が東京都指定有形文化財にもなっている「百段階段」です。
ランチとセットで、オンラインで予約したのですが、当日にチケットを購入することも可能です。
百段階段は、1935年に建てられた木造建築で「昭和の竜宮城」と呼ばれる絢爛さがあります。
実際の階段は99段で、永遠や未完成は、先々の発展を願ったとのこと。
階段を上がるたびに変わる部屋の様子は、江戸文化を思わせる装飾で、当時屈指の著名な画家達による貴重な作品を見ることもできます。
雅叙園東京さんい訪れた際は、是非とも見てもらいたい貴重な建築物です。
外観
旬遊紀は建物の一番奥にあり、外観には城壁や門を思わせるような重厚な入口です。
店内
こちらは一般的な席ですが、重厚な作りと落ち着いた雰囲気があります。
席は全部で130席となっています。
旬遊紀には、一般的な席とは別に室料を支払うことで利用できる個室もあり、中でも「玉城」という部屋には、現存する最古の物と言われる、中華料理でお馴染みの回転テーブルがあります。
旬香ランチコース
ランチでお邪魔したので、数種類あるコースから「旬香コース」でお願いしました。
前菜三種
左から、クラゲの冷菜、白菜の甘酢漬け、お麩の煮込みです。
クラゲの歯ごたえ、細めに切られた白菜と食感、味付けともに良い感じです。
ハマグリ入り茶碗蒸し
茶碗蒸しにハマグリがのせられ、三つ葉が添えられています。
ハマグリにはとびこ(とびっこ)が添えてあり、食感にアクセントと塩気を与えてくれます。
茶碗蒸しは非常になめらかな食感に、銀杏や貝柱が入っています。
味はほど良い塩気が美味しいです。
飲茶二種
本日の飲茶二種ということで、ピンク色が蟹と帆立の飲茶、黄色の方が香港焼売です。
蟹と帆立の飲茶は餃子のような包まれたもので、モッチリとした食感と海鮮の風味が美味しいです。
香港焼売は、肉々しい感じがありつつも、食感は非常に柔らかいです。
スモークダック 北京ダックスタイル
スモークダックとは鴨肉のことで、中華料理ではポピュラーな食材だそうです。(北京ダックはアヒルになります)
葱や胡瓜、海鮮ベースの味噌とともに食べるのですが、野菜のシャキシャキとした食感と、モッチリとした包みのバランスが非常に良いです。
揚げ豆腐の辛子炒め
ピーマンや筍などの野菜とともに炒められ、お豆腐は軽く衣が付けられています。
けっこう辛めに味付けてあり、ご飯が欲しくなる一品でした。
牛肉と冬大根の煮物
牛肉は衣で包まれ、表面はモッチリとして上品な食感です。
噛みしめると、閉じ込められた牛肉の味が広がります。
大根もしっかりと味が付けられつつも、フルーツのような食感と凝縮された旨味を感じます。
甘辛で深みのある中華料理らしい味わいです。
上海蟹味噌入り小籠包
見た目が黄色の小籠包が非常にキレイです。
上海蟹味噌の風味がものすごくするわけではないのですが、スープには美味しさがあります。
小籠包の皮は厚めで、少し食べるのに苦労しました。
オリーブオイル炒飯
メインの食事は、焼きそば、ワンタンそば、炒飯の3種から選ぶことができます。
ボリュームはお茶碗一杯分の半分くらいのサイズです。
お米はけっこうしっかりめで、固めの食感です。
オリーブオイルのアクセントと、レタスの味がバランス良く、しっかりとコーティングされた感が実感できます。
タピオカ入りココナッツ杏仁豆腐
タピオカの粒々食感と杏仁豆腐の上品でミルキーな味が美味しいです。
洋梨はコンポートとされたようで、落ち着きある味がして、違和感なく食べられました。
あとがき
雅叙園東京さんは今回はじめてお邪魔したのですが、ラグジュエリー感と非日常感はさすがの一言です。
本格的な中華料理はそれほど経験がないのですが、それぞれの料理に使われている食材、調理など知らないことも多く、中華料理の奥深さと面白さを実感させてくれました。
店舗情報
- 店名
- 旬遊紀
- 住所
- 東京都目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園
- 営業時間
- 月~金 11:30~15:00(L.O.14:30) 月~金 17:30~20:00(L.O.19:00) 土日祝 11:30~20:00(L.O.19:00)
- 定休日
- 無休
- 種別
- 中華