新橋駅前ビル1号館
JR山手線新橋駅の汐留口から徒歩1分ほどの新橋駅前ビル1号館にあります。
地上からビルに向かうと、ゆりかもめ線の乗り場方面から行けますが、かなり遠回りなので、地下から行くと楽に行けます。
外観
お店はビルに1階から入ってちょうど真ん中くらいの場所にあります。
かなり歴史がありそうな外観で、新橋駅前ビル1号館が1966年にできた、翌年にはポンヌフさんも営業をはじめています。
平日のランチタイムには、周辺のサラリーマンなどがお馴染みの味を求めて、行列を作っています。
カフェですが、ほとんどのお客さんが食事をメインに来ているので、回転は思ったよりも早いです。
満席時の入店方法
1)満席時には、店舗向かって右側に列をつくります。
2)順番が来るまでに、ガラスに貼られているメニューを見て、注文する料理を決めておくと良いでしょう。
3)順番が来たら、人数を伝えて入店します。
店内
お世辞にもキレイとは言えない店内ですが、汚いとは違い歴史を感じさせてくれるように、雑然としています。
席はカウンター6席、テーブル19席の全25席となっています。
店員のおば様方が所狭しと動き回っているのも、見ていて非常に元気をもらえます。
メニュー
メニューのメインはハンバーグとスパゲティ、カレーです。
来店客の多くはハンバーグかスパゲティのどちらかを注文している感じです。
サイドメニューはほとんどなく、セットもしくは単品でドリンクなどが付いてくるようです。
ランチセット
ランチセットにはドリンクとプリンが付いてきます。
アイスコーヒーですが、普通の喫茶店コーヒーかと思いきや、かなり濃いめの味で美味しいです。
ランチセットの料理は、ポンヌフバーグ、ハンバーグサンド、ハンバーグスパゲッティの3種類の料理から選ぶことができます。
ハンバーグスパゲッティは、「ハンバーグ」と「スパゲティ」が合体したスペシャルコラボ料理です。
懐かしい感じのアルマイトのお皿に入っている見た目も、洋食好きにはたまらないのでは。
ハンバーグはしっかり感のあって100gくらいはありそうです。
お肉は、牛豚の合い挽き肉とプロ用の特別なパン粉を使っているそうで、玉葱のシャキシャキ感と見た目以上にふんわり食感です。
ソースも合挽き肉などを使ったオリジナルで、パンチのある酸味が特徴的です。
ナポリタンのソースもハンバーグと同じものかと思いきや、全く別のオリジナルソースです。
マッシュルームやハムなどが入っていて、ハンバーグのソースに比べると甘めで、酸味はかなり控えめです。
スパゲッティは極太の2.2mmをつかっているそうです。
見た目は、伸びたようなブヨブヨ感がありますが、食べてみるとモチモチ感がありつつ、しっかりとしたパスタの固さも残してありました。
セットのデザートのプリンです。
カラメルは甘めなので、全体的に甘い味付けの印象です。
カスタード部分は、玉子の風味がしっかりとあって食感もかなり柔らかめなので、プリンというよりも玉子焼きっぽいふわとろ食感です。
あとがき
つい先日まで、池袋ウエストゲートパークのせいで、ずっと「焼きそば」ばかり食べていた気がしたが、何気なく購入したお弁当に付いてきたナポリタンが美味しかったら、無性に美味しいナポリタンを探したくなりました。トマトがあまり得意でないので、思いっきりトマト味の「ナポリタン」は小っちゃな頃から嫌いでしたが、大人になって突然食べたくなるとは、私ことながら本当に不思議です。
「東京、ナポリタン、美味しい」などと検索すると、かならず出てくるのがポンヌフさんです。創業時はごく普通の喫茶店だったのですが、2代目の店長が現在のメニューの原型を作ったそうです。ナポリタンというとトマト味で大味という印象なのですが、味付け自体に旨味があって、ハンバーグだって特別感はないけど、それがまた良いです。
美味しい料理にはある種の「中毒性」を感じることがありますが、ハンバーグスパゲッティはまさにそれで、何度食べても飽きないだろうし、こうして執筆している瞬間でさえも食べたくなっています。
単品でなくセットにしたおかげで、コーヒーとプリンの美味しさに気づけたのも良かったです。