築地場外市場
お店は「築地四丁目」交差点から築地市場までの間に卸とお店が集まっている「築地場外市場」にあります。
「築地四丁目」交差点をそのまま築地市場方面にまっすぐ200mくらい進むとありますので、分かりやすいです。
外観
お店はカウンター5席のみとかなりこじんまりとしています。
朝からお店に来るお客さんの行列と食べる人、周囲に漂う煮込みの匂いですぐにわかります。
注文方法と並び方
人気店なので行列必須だと覚悟はしておいてください。
一見するとどこにも列がないように見えますが、道路側の立ち食いスペースの裏側にぐるっと並んでいます。
列には常に10〜15人ほどが並んでいますが、回転はかなり早いのでそれほど待ちません。
列の先頭に来ると、おばちゃんに手招きされ注文になります。
食べる場所ができてから注文を促すようで、食事スペースの心配はいりません。
列に関して文章での説明はなかなか難しいので、略図を作ってみましたので参考にしてみてください。
食べる場所
お店にはカウンター5席はありますが、ここに座れるのは運次第です。
ほとんどのお客さんは道路側にある立ち食いスペースで食べることができます。
注文時にちゃんとお盆に料理をのせてくれるので料理を持つ心配はいりませんが、多くの人で溢れる通路を渡る際には注意が必要です。
メニュー
10分ほど列に並んでやっと注文できるようになりました。
メニューは基本ホルモン煮で、ご飯を別皿にするか、丼としてご飯にのせるかなどで価格が変わってきます。
他にもおしんこや生玉子も人気のようですし、アルコール類もビールとお酒がちゃんとあります。
※注文のルールとして食べ物のシェアは禁止事項のようで、お客2人に対してホルモン煮1個などの注文は禁止のようです。
もうひとつのルールとして、ホルモン煮単品での注文も禁止で、ご飯やビールなどと一緒に注文するのは問題ないそうです。
お店側からのお願いでもあるので、注文の際は気を付けましょう。
大鍋
運良くお店のカウンター席に着くことができ、目の前でグツグツと音を立てながら大鍋で煮込まれるホルモンは圧巻です。
立ち食いも悪くないですけど、まさかカウンターに座れるなんて、目の前に広がる様子は絶景です。
注文を受け、ご年配のお婆ちゃんがホルモン煮を器によそる姿は何とも言えない哀愁です。
ホルモン煮
初来店なので人気の「ホルモン煮 650円」と「ビール 600円」を注文しました。
器はかなり大きめで、1人で食べるにはけっこうお腹いっぱいになる量です。
ビールとともに10分ほど至福の瞬間を味わうことができました。ありがとう!!
八丁味噌で煮込まれたホルモン煮は絶品そのもの!!
一見すると濃くて、飲み物がないと食べられないくらいに見えますが、口に運ぶと以外にさっぱりしていて酒の肴としては最高です。
煮込まれたホルモンは非常に柔らかく、口の中で独特の触感を残しては消えてしまいます。
上にのせられた葱も新鮮で濃厚で甘辛いホルモン煮に良い感じのアクセントを与えてくれます。
量、質ともに人気があるのも非常に納得の一品でした!美味い!!
あとがき
築地場外市場に食事を目当てに来るのはほぼ初めてで、こういった良いお店に出会えたのは本当に良かったです。
お店にはホルモン煮をよそるお婆ちゃん、注文を受ける女性店員、食器を洗う店員と3名しかいませんが、連携は実に見事で間近で見れば見るほど完成された連携プレーのようです。
中でも、注文を受ける女性は外人からの英語による注文をさらりと受け、指示を与える姿は勇ましく、ルールを破るお客さんに対しては容赦なく毅然とした態度で望みます。
「女性は強し」そう感じるとともに、チャキチャキとした江戸っ子気質は今もあるのだと、ワタシの知らない東京の一面を見ることができました。
朝早くに場外市場に来て、美味しい朝食、お酒を飲めるなんていやぁ幸せな瞬間でした。
「絶対!また来ます!!」