外観
JR七尾駅から徒歩5分ほどの商店街にあります。
派手印象の感じではなく、「町のお寿司屋さん」という親近感がありました。
駐車場
車での来店だったのですが店舗横の月極駐車場の一部が専用駐車場になっております。
全部で10台以上は置けそうな感じでした。
店内
店内は町のお寿司屋さんより、少し高級感がある感じです
席は1階がカウンター9席、小上がり座敷10席、2階が座敷で25席で全45席とけっこう広めです。
かなり人気のお店なので来店時は必ず予約をオススメします。
メニュー
お寿司のメニューは10貫と12貫の2種類のみです。
ランチもディナーも同一価格なのが嬉しいです。
メニューはドリンクのみで一品などは板前さんに聞いてみてという感じのようです。
アルコール類は日本酒を中心にワインなど20種類ほどありました。
ノンアルコールビール
お通しはフクラギの煮付けです。
フクラギは富山湾で採れるブリの稚魚だそうで美味しいです。
おまかせ寿し12貫(夏)
1貫目は赤烏賊です。
包丁の切れ目が絶妙で食感が非常に優しくなって甘さが引き立ちます。
2貫目は白海老です。
甘みが非常に良くわさび、醤油、シャリとのバランス感が非常に美味しいです。
3貫目はアラです。
シコシコとした食感と塩で締まったような爽やかさが非常に美味しいです。
4貫目は平目の昆布締めです。
食感の強い平目がさらに締められ一段階味が凝縮されています。
梅肉のアクセントも非常に美味しいです。
5貫目は鮪の漬けです。
熟成した赤身が果肉のようで食感、味ともに絶品です。
6貫目は甘海老です。
大きめの甘海老の甘さが口の中で溶け込んできます。
7貫目は真鯛の昆布締めです。
上品な真鯛を昆布の風味が包み込み美味しさ倍増です。
8貫目はフクラギです。
煮付けで出てきたフクラギですが全くの別物というくらい濃厚な味があります。
9貫目は鯵です。
サッパリとした味の中に旨みの凝縮具合が断然違いを感じられます。
10貫目は鮪の大トロです。
お寿司の王様的存在感をこれでもかというくらい圧倒的に見せつけられた感じです。
11貫目は蟹です。
シャリと混ぜ込み蟹の甘みが良い感じに伝わってきます。
最後は雲丹です。
軍艦ではなくシャリにのせられたバランス感、口溶けは芸術的な美味しさです。
締めの味噌汁はアラ汁でしょうか。
塩気、味噌のバランスが非常に美味しく身に染みる感じです。
おまかせ寿し12貫(冬)
アオリイカです。
甘みが非常に強いアオリイカに、粗目の塩が振られ、シャリ、イカ、塩のバランスが非常に良いです。
真鯛の昆布締めです。
締めてあるのでコリッと音が聞こえるような歯ごたえがあり、脂の乗りが非常に美味しいです。
本鮪漬けです。
とろけるような熟成具合がと、赤身の旨味が凝縮され、和辛子の辛さがギュッと引き締めてくれます。
甘海老です。
少し大きめなサイズで、甘み、プリッとした食感が見事です。
ばい貝です。
この時期が旬で、コリコリとした食感と旨味が絶品です。
平目です。
柚子塩が振られ、平目独特の食感と美味しさに、彩りが増しています。
石鯛です。
コリコリとした鯛の食感と、上品な味にシャリが非常に良く合っていて美味しいです。
鯵(あじ)です。
厚めに切られているのもあり、歯を入れた瞬間のキレの良さと味は、光物好きにはたまりません。
鰤(ぶり)です。
氷見が近いこともあり、寒ブリとして有名なのもあり、この時期の脂のノリは最高で、口の中でとろける美味しさです。
牡蠣です。
身は小振りですが、ふっくらとした身には十分な満足度があり、甘ダレとの相性は抜群です。
香箱蟹と加能蟹です。
この時期の旬の定番「香箱蟹」は、内子と外子を使い、身とのバランスは最高です。
加能蟹は11月〜3月を旬とする石川県内で獲れたズワイガニで、福井では越前蟹と呼ばれる高級な蟹です。
レビュー
お寿司の構成、ネタ、コスパ、御主人の真剣な仕事を目の当たりにして真剣勝負のような楽しい食事ができました。
地物を中心にこの土地でしか食べられないようなネタの数々に惚れ惚れしてしまいました。