かき氷

夏だけでなく、蒸し暑くなったりすると食べたくなる、夏の風物詩がかき氷です。
今回ご紹介するのは、東京のお店だけでなく、ドライブがてら日帰りでも行くことができる関東近郊のお店を含め、地域ごとにご紹介します。
実際にお店に訪問して食べたレビューとともに、お店選びの参考にしてもらえればと思います。
東京エリア
浅草浪花家

浅草浪花家さんは、2010年に浅草の国際通り沿いにオープンしたたい焼き専門店です。
1909年創業の老舗「麻布十番 浪花家総本家」から暖簾分けした店舗で、元プログラマーで和菓子職人の経歴を持つ安田亮介さんが店主を務めています。

パリッとした薄皮に十勝産小豆を使用した粒あんを詰めたたい焼きや、かき氷が人気メニューとなっており、「あさやけ」は富士山の朝焼けをイメージした写真映えする一品です。
メニューは季節に応じて変わり、自家製シロップやフルーツを使用した創意工夫あふれるかき氷が楽しめます。
たい焼きとかき氷を組み合わせた、浅草らしい和スイーツを提供する人気店となっています。
廚 くろぎ

廚 くろぎさんは、2017年11月4日に東京・上野の「PARCO_ya」1階にオープンした和カフェ&バーです。
予約が取りづらい日本料理店「くろぎ」のオーナーシェフ黒木純氏がプロデュースし、「大人に向けた甘味処」をコンセプトにしています。
店内は黒を基調としたシックな雰囲気で、ジャズが流れる落ち着いた空間で、カウンター席とテーブル席があり、朝7時から深夜2時まで営業しています。

人気メニューは、注文を受けてから職人が練り上げる「蕨もち」と、年中楽しめる「かき氷」で、かき氷は驚くほどふわっとした食感が特徴で、定番の「みたらしみるく」や「黒蜜きなこ」のほか、季節限定のフレーバーも提供しています。
「時に甘く、時に苦く、ちょっと疲れたらほろ酔いになってもよい大人の時間を提供したい」という思いが込められており、和スイーツだけでなく、国産のお酒も楽しめる大人の憩いの場となっています。
yelo

yeloさんは、2014年4月に六本木にオープンした”かき氷カフェバー”で、年中無休で朝5時まで営業しており、いつでもかき氷を楽しむことができます。
店内は間接照明とウッド調のテーブルを使用した落ち着いた大人な雰囲気で、カウンター席とテーブル席が半々の構成となっています。

yeloのかき氷の特徴は、48時間以上かけてろ過した純氷を使用し、3層構造に仕上げることで均一な味わいを実現している点で、独自のミルクソースを使用することで、甘すぎず濃厚な味わいを生み出しています。
人気メニューには、昼夜問わず楽しめる「いちごミルクDX」や、18時以降限定の「ラムティラミス」などがあり、夜のメニューにはアルコールを使用したものもあり、大人の味わいを楽しめます。
かき氷好きのオーナーが「いつでも食べられるかき氷店をつくりたい」という想いから誕生し、女性グループから大人の男女、お一人様、海外ゲストまで幅広い層に支持されています。
- yelo
- かき氷
- 東京都港区六本木5-2-11 パティオ六本木 1F
- 月・火・水・木・日11:00 – 02:00金・土11:00 – 05:00
- 無休
- 1000円〜1999円
甘味ゆい

甘味ゆいさんは、2016年5月11日に東京都国立市にオープンした甘味処で、国立駅南口から徒歩約20分の場所にあり、完全予約制で運営されています。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、女性客が多く訪れる人気店となっています。
人気店のため、開店前に当日分が完売することもあるほどの人気ぶりです。

特徴としては、丁寧に作られるかき氷で、一台の機械で時間をかけて作られ、フワッとしたサラサラな食感が魅力的です。
メニューには季節のフルーツを使ったかき氷や、抹茶ミルク、あずきミルクなどの定番メニューがあります。
人気の秘密は、高品質な材料と丁寧な仕事にあります。例えば、抹茶は注文ごとに点てられ、旬のフルーツを使用したかき氷は日替わりで提供されます。
神奈川エリア
日の出園

日の出園さんは、神奈川県三浦郡葉山町に位置する創業約60年の老舗日本茶専門店です。
葉山の閑静な住宅街、葉桜団地の中心に位置し、店先で焙煎するほうじ茶の香りが漂う雰囲気が特徴です。
葉山ステーション内にカフェ店舗も展開しており、ソフトクリームや抹茶ラテなどのドリンクメニューも充実しています。

日の出園の魅力は、高品質な日本茶の提供と、季節限定のかき氷メニューで、看板商品の「手炒りほうじ茶」をはじめ、厳選された日本茶を楽しめます。
夏季(6月から9月末)には、宇治金時ミルクやほうじ茶金時ミルクなどの特製かき氷も提供しています。
2018年には地元企業とのコラボレーションにより、和紅茶とほうじ茶の商品開発も行っており、葉山の魅力向上に貢献しています。
ひととせの雪

ひととせの雪さんは、神奈川県小田原市早川にある果実100%のかき氷専門店です。
JR早川駅から徒歩5分の小田原漁港近くにあり、石で作られたかき氷型のオブジェが目印となっています。

かき氷の特徴は、水を一切使わず果物そのものを凍らせて削る独自の製法です。これにより、果物本来の風味を損なわずに楽しめる新感覚のかき氷を提供しています。
使用する果物は全て国産にこだわり、旬の時期に収穫された完熟果実を急速凍結させることで、一年中旬の味わいを楽しめ、練乳やシロップも自家製で、添加物は一切使用していません。
果物本来の味わいを大切にした新しいスタイルのかき氷店として、小田原の新たな魅力となっています。
埼玉エリア
阿左美冷蔵 金崎本店

阿左美冷蔵金崎本店さんは、埼玉県秩父郡皆野町にある天然氷のかき氷専門店です。
明治23年(1890年)に創業した老舗製氷店が、1992年にかき氷専門店として金崎本店をオープンしました。
ここ数年の「かき氷ブーム」の先駆け店として、抜群の人気を誇り、真夏などには2時間を超える待ち時間になることもあります。

店舗は秩父鉄道「上長瀞駅」から徒歩3分、国道140号線沿いにあります。古民家を改修した広々とした店内には、100席以上の座席があり、テラス席も用意されています。
かき氷の特徴は、天然氷を使用した絶品かき氷で、ふわふわで大きなかき氷に季節に応じた手作りシロップやあんをかけて提供します。
定番メニューの「あさみの氷みつ」や季節限定のフレーバーなど、豊富な種類が楽しめます。
これがかき氷

これがかき氷さんは、2017年に埼玉県川越市の観光中心街にオープンした天然氷のかき氷専門店です。
店主の吉田さんが、ケータリング業での経験を活かして開業しました。
人気店のため入店待ちは必至ですが、川越観光の際に立ち寄る人気スポットとなっています。

かき氷の特徴は、南アルプスの天然水で作られた特製かき氷を提供していることで、天然氷は溶けにくく硬度が高いため、非常に薄く削ることができ、フワフワな食感を実現しています。
メニューは季節に応じて変わり、生いちごみるくや富の川越いも、河越抹茶みるくなど、地元の食材を活かした独創的な味が楽しめます。
また、入手困難な食材を使用した限定メニューも特徴です。
かき氷 山田屋

かき氷山田屋さんは、埼玉県比企郡ときがわ町にある天然氷のかき氷専門店で、2011年にキャンピングカーでスタートし、現在は大自然に囲まれた店舗で営業しています。
山田屋の歴史は120年以上前にさかのぼり、初代内田清蔵が7歳から天然氷造りを学び、明治22年(1889年)に埼玉県志木市で山田屋肥料店を開業しました。現在は5代目が初代の意思を継いでかき氷専門店を運営しています。

かき氷の特徴は、純氷と蔵元八義の天然氷を使用したかき氷です。
シロップは厳選した食材を時間をかけて仕込む自家製で、旬のフルーツを使用した季節限定メニューも人気です。
山梨エリア
信水堂

信水堂さんは、2013年に山梨県南都留郡富士河口湖町に開業したかき氷専門店で、店主の三浦信彦さんが、富士山の天然水(伏流水)を使ったかき氷で勝負しようと考え誕生しました。
店舗は和を意識した落ち着いた雰囲気で、侘び寂びを感じさせる静寂な空間となっています。
テーブル席12席と座敷8席があり、森に囲まれた環境で食事を楽しめます。
人気店のため、特に夏季は開店前から行列ができ、その日の販売数が完売することもあります。

特徴は、富士山の天然水で作られたふわふわの食感のかき氷で、自家製シロップと組み合わせた独創的な味わいが人気を集めています。
定番メニューの「信玄氷」をはじめ、季節限定のフレーバーも提供しています。
栃木エリア
日光天然氷 松月氷室

松月氷室さんは、栃木県日光市に位置する天然氷の老舗蔵元で、1894年(明治27年)に創業し、店舗は日光街道の今市宿にあり、通年で天然氷のかき氷を提供しています。
天然氷の希少性を重視し店頭販売のみを行い、かき氷だけでなく、ブロックアイスやロックアイスの販売も行っており、自宅でも天然氷を楽しむことができます。

かき氷の特徴は、山の湧水を使用して2週間かけてゆっくりと凍らせた高純度の天然氷を製造していることです。
人気メニューには「生いちごプレミアム」や「メロメロ アールスメロン」があり、地元の食材を活かした独創的な味わいが楽しめます。
群馬エリア
氷問屋 野澤屋

氷問屋野澤屋さんは、群馬県館林市にあるかき氷専門店で、氷の卸売業から発展した店舗です。
かき氷の提供期間は6月から10月上旬までで冬季は休業し、夏季は連日満席となり、店先に行列ができるほどの人気店です。
館林駅から徒歩約10分の場所にあり、駐車場も完備され、子連れでも利用可能で、地元の人々や観光客に愛される涼を求めるスポットとなっています。

お店の魅力は、奥秩父源泉の天然氷を使用したかき氷で、この天然氷を使用することで、ふわふわで雪のような食感を実現しています。
メニューは豊富で、白桃やコーヒーなど様々な味が楽しめます。また、400円程度という手頃な価格も魅力の一つです。
- 氷問屋 野澤屋
- かき氷
- 群馬県館林市本町4-5-2
- 月・火・水・木・金13:00 – 18:00土・日・祝日08:00 – 19:00
- 10月上旬~5月・その他不定休・夏季定休日無し
- 〜999円