外観
周辺には、観光名所の桂浜や高知競馬場などがありますが、高知市街からは離れた郊外の場所にあります。
お店がある場所は空き地のような所に、からあげ屋さんなど複数のお店があるうちの1軒になります。
最寄り駅は公式HPにも無いとのことなので、JR土讃線の朝倉駅からタクシーになります。
駐車場
駅から離れていることもあり、来店客の多くのほとんどは、車での来店でした。
駐車場は全部で20台ほどが置けますが、営業が開始されると、ほぼ満車状態でした。
入店方法
人気なので入店方法を書いておきます。
1)電話などによる予約は一切おこなっていません。
2)9:30から出される受付票に、名前、車番、人数を記入して、開店時間に再度訪れる再来店方式です。
3)開店後、満席の場合は、受付票に必要事項を書き外で待ち、順番が来たら名前が呼ばれます。
鰻は注文を受けてから焼かれるので、1巡が1時間ほどなので、早めに来店することをオススメします。
店内
定食屋さんのようなアットホームな印象の店内で、テーブル席と靴を脱いでの小上がりの座敷席があります。
席はテーブル、座敷合わせて全36席となっています。
有名人の方も数多く訪れているようで、芸能人の方のサインが店内に飾られていました。
星野源さんやバナナマン日村さん、設楽さん、伊藤沙莉さんなど、他のお店ではなかなか見ることができない貴重なサインもあります。
メニュー
鰻は5種類用意されており、入っている鰻の量、付いてくる料理などに違いがあります。
鰻の量が書かれていてわかりやすく、鰻以外に料理が付いてくるので、コース料理のように楽しめるのが特徴的です。
単品料理は、蒲焼、白焼き、茶碗蒸しのみで、ほとんどのお客さんは定食を注文しています。
それ以外は、お持ち帰りのお弁当とドリンクのみとなっています。
うな重
一匹分を食べたかったので、うな重を注文させて頂きました。
うな重以外に料理もセットになっているので、非常にボリューム感がある印象です。
料理を注文するとお新香が運ばれてきます。
お新香は1人1つではなく、グループで1つになります。
大根のお新香は薄味ですが、上品な味付けが非常に美味しいです。
うな重には、一口茶そば、うざく、肝焼きがセットになっています。
うざくは、鰻と胡瓜の酢漬けですが、さっぱりとした味がご飯の合間に非常に良いです。
肝焼きはかなり煮詰められたような感じで、水分が抜けたような佃煮のようになっていました。
茶碗蒸しも付いてきますが、器がかなり大きく、食べごたえがかなりありました。
具材が豊富で蒲鉾や銀杏、椎茸などの他に、鰻の切り身も入っていました。
茶碗蒸しは、「かね春特製お吸い物風」というだけあり、ゆるめのトロトロ食感で、汁変わりのように食べられ、出汁のような塩気が美味しいです。
お邪魔した当日は、宮崎産の鰻と高知県産のお米を使われていました。
表面は香ばしいタレが丁寧に塗られ、パリパリとした食感とともに、ほどよい甘さが美味しいです。
中は関西風なので、蒸しがなく薄めの肉質ですが、炭焼の香ばしさと閉じ込められたような鰻の美味しさが実感できます。
料理とともに、クキワサビが提供されるので、わさびの代わりに鰻に付けます。
これがまたタレの甘さと絶妙に絡み合い、さらに美味しく鰻を食べられましたので、ぜひオススメします。
あとがき
高知県のみならず、全国的にも有名な鰻屋さんで、来店したときも、川越、広島、大阪など各地から訪れる名店です。高知市内にはもう一軒鰻が有名なお店がありますが、付いてくる料理を見て、かね春さんにお邪魔することにしました。
鰻はお店独自の焼き加減、タレの絶妙の甘さ、それを焼き上げる技術の高さと、かね春さんに来なければ食べられないその味は、まさに絶品。付いてくるどの料理も美味しく、手間はもちろん、味も良く、まさに鰻のコース料理を頂いてるような満足度がありました。
人気度の高さゆえ、時間はかかりますが、高知に来たら、ぜひ一度はその絶品鰻料理を味わってみることをオススメします。